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幸せのオーラを発するハワイ在住の人をインタビューするコーナー、「幸せのオーラ」の第10回目のゲストは、カイルアにある爆発的人気のクッキー店、「チップ&クッキー」のオーナー、ウォリー・エイモスさんです。アメリカの音楽業界やハリウッドで仕事をしていたら、彼の手作りクッキーが人気になってしまったという異色の実業家。現在は、子どもに本を読み聞かせることで識字率を上げる社会運動家としても活躍中。
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心がホンワカする
ウォリーさんの
クッキー |
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ウォリーさんのクッキーは、バターやチョコレートを贅沢に使い、保存料などを一切使用せずに焼いているので、なんとも懐かしい手作りの味。甘く香ばしい匂いが漂うお店に入ると、店内で焼かれた一口サイズのクッキーがショーケースの中に並び、好きな種類を好きなだけ袋に詰めてもらえます。さっくりとした歯ごたえと、たっぷりのナッツや甘いチョコチップの絶妙なバランスは、ついつい手が止まらなくなる美味しさです。クッキーは5種類あり、1ポンド(約454グラム)で$9.89。お店にはキャラクターの人形「チップ・ドール」($9.95)やオリジナルTシャツなどのグッズに囲まれた椅子とテーブルのスペースがあります。ほのぼのとした雰囲気の中、オーナーのウォリーおじさんが子供たちに本の読み聞かせをしてくれることも。
チップ&クッキー
場所:609 Kailua Road, Kailua, Hawaii 96734
電話:(808)261-1811
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ハワイで直撃インタビュー 第10回 クッキーで生きる喜びを伝える、ウォリー・エイモス
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ウォリー:
ハ〜イ! 元気ぃ〜?(昔からの知り合いのように)今日は、なんでも聞いていいよ。
彩子:
ありがとうございま〜す。ウォリーさんは「クッキーのおじさん」としてアメリカで知らない人はいないくらい有名ですが、その前は音楽業界で活躍されていたそうですね。ミーハーな質問しちゃいますけど、大物ミュージシャンとかとお友だちだったんですかね。
ウォリー:ニューヨークとカリフォルニアで70年代にミュージシャンのマネージャーやエージェントをしていたんだよ。一緒に仕事をした人は本当にエキサイティングな人たちばかりだったよ。マイケル・ジャクソンなんか小さい頃に「ジャクソン・ファイブ」というグループにいたんだけど、よく会ったことがあるよ。
彩子:へえ。マイコーの小さい頃を知っていたってすごいですね。ところで、ウォリーさんの焼いたクッキーは、ハリウッドや音楽業界のセレブに瞬く間に人気が出たそうですが、クッキー作りを始めたきっかけってあったんですか?
ウォリー:僕は12才のときに両親が離婚して親戚のデラおばさんに引き取られたんだけど、おばさんが焼いてくれたチョコレート・チップ入りクッキーが激ウマだったんだよね。だから、お店でクッキーを買って食べたことなんてなかったんだ。大人になってエンターテイメント業界で仕事をしているときに、ある顧客の女性がミーティングにデラおばさんのクッキーと同じ味のチョコレート・チップ・クッキーを持ってきてくれたんだよ。そのとき、あまりの美味しさと懐かしさに感動してレシピをもらったの。なんとレシピはネスレ(ココア)の缶の裏に書いてあったんだよ。
彩子:ネスレの缶に!? へえ、意外なところに秘伝レシピが載っていたんですね。
ウォリー:それから、ちょっと落ち込んだときとかにクッキーを焼くようになったんだ。だって、本当に美味しいクッキーを食べるとハッピーになれるじゃない? 仕事の会議にもクッキーを焼いて持っていったら、会議がうまくいって、仕事がものすごくはかどったの。それで、気づいたら僕のクッキーが音楽業界やハリウッド関係者の間で話題になってしまったんだよ。ジョニー・カーソン(アメリカの有名なトークショー司会者)にも「ウォリーのクッキーが食べたい」って言われたりね。
彩子:え〜? ジョニー・カーソンも食べたんだ... それにしても、ビジネス会議に持っていったら、仕事がうまくいったって凄いパワーですね。ウォリーさんのクッキーは! でも、ハリウッドからなぜまたハワイに引っ越していらしたんですか? 都会に飽きちゃったとか?
ウォリー:いや、そうではないんだ。ハワイにはもう30年以上住んでいるんだけど、昔、軍隊にいた頃に3年くらいハワイに住んだことがあるんだよ。その時から、いつも将来はハワイに戻りたいって思っていたんだ。
彩子:そうなんですか。今は、ウォリーさんのクッキーはカイルアのお店で限定販売ということですけど、近々ワイキキに新しいお店ができるそうですね。
ウォリー:そうなんだよ。嬉しいことだね。まだ具体的な場所は決まっていないけど、今からすごく楽しみだよ。
彩子:やっぱり、焼きたてのクッキーが食べたいから、ワイキキにできれば私も嬉しい。そういえば、この間コスコ(コストコ)に買い物に行ったら、ウォリーさんのクッキー生地が売っていてビックリしました。
ウォリー:そう。僕のクッキー生地は、1年くらい前からコスコに置いているんだ。みんなが家でいつでもクッキーを焼けるようにね。今は、「チョコレートチップ&マカデミアナッツ」の一種類しか卸していないけど。クッキーの生地は要冷蔵だから日持ちがしないので、お土産にはできないけどね。
彩子:ウォリーさんのクッキー生地も、地元ではかなり人気がありますよね。私も今度、焼いてみようっと。そういえば、ウォリーさんと言えば地元では「読み聞かせおじさん」としても有名ですよね。ウォリーさんっていつもテレビやラジオで子どもたちの教育のことを話していて、本の読み聞かせを推奨していらっしゃるようですけど、何か理由があるんですか?
ウォリー:(身を乗り出して)日本では識字率の問題ってほとんどないと思うけど、アメリカでは2300万人あまりの大人が字が読めないという深刻な問題があるんだ。
彩子:え〜!? アメリカの文盲率ってそんなに凄い数だったんですね。
ウォリー:そうなんだよ。でも、大人になってからでは遅いんだよ。文盲を防ぐには子どもに本を読み聞かせないとね。僕は「リード・アラウド(本を読み聞かせよう)基金」という非営利団体を持っているんだけど、親になる人には生まれた瞬間から子どもに本を読むことを勧めているよ。小学校1年生にあがる頃には字が読めるようになっていないとね。
彩子:ウォリーさんって、ただのクッキーを売るおじさんじゃなかったんですね(笑)。社会活動家なんですねえ... このコーナー、「幸せのオーラ」という名前なんですけど、ウォリーさんの幸せの秘訣を教えてください。
ウォリー:僕は人生において「幸せ」より、心の中から湧き上がる「喜び」が大切だと思っているんだ。表面的なものがもたらす幸せではなくて、ハートで感じる生きる喜び。朝起きる喜び。ただ、生きていることが喜びそのものなんだという感覚。
彩子:心から湧き上がる「生きる喜び」かあ... やさしそうで、難しいなあ... どうすれば、喜びを感じられるんでしょうかね。
ウォリー:僕は長い間、そういう風に生きてきたから、特別なことは何もしないんだけどね。「朝だ〜! おはよう〜。素晴らしい日だねえ。ハワイに住んでるんだよね、僕!」って感じで起きた瞬間から喜びを感じているよ。生きていて、周りの状況は変わるけど、僕の心の中の喜びのフィーリングは変わらないんだ。自分の心の中の核(センター)にアクセスするんだ。人によって、それを神とか善我とかいろいろな表現をすると思うけど。今、生きている実感を感じること。「自分はなんて恵まれているんだろう!」と湧き上がる感謝の気持ちを感じること。それを、今、この瞬間に感じること。昨日のことや明日のことではないよ。「いま」なんだ。
彩子:「いま」... ですか。
ウォリー:そう。僕にとって、「いま」が人生で一番大事なんだ。だから、今は君に話しているじゃない? 今のこの瞬間の僕にとって今、話している君が人生で一番大切な人なんだよ。そして、今、君に全身全霊を込めて話して、できる限りの愛とポジティブなエネルギーを伝えるこることが一番大切なことなんだ。そうすれば、君が書く記事を読んでくださる読者の方々にも愛が伝わるじゃない?
彩子:なるほど〜。人生の一瞬一瞬を、いまを、精一杯生きて、いま一緒にいる人にありったけの愛を発信しながら生きるということですね... う〜ん。やっぱりウォリーさんってただのクッキーのおじさんじゃなかったんですね。
ウォリー:クッキーは、僕にとって愛や大切なメッセージを伝える「手段」なんだ。クッキーで有名になることだけでは僕にとっては物足りないんだ。今まで、世の中を良くするためにクッキーを使ってきたんだよ。ただ有名人になっても意味ないんだよ。悪いことだってできるしね。僕は、みんなの人生にいい変化をもたらす人でありたいと思っているんだ。毎日、ちょっとずつだけど、成功していると思うよ。
彩子:ウォリーさん。なんだか、私もポジティブなパワーが全身にみなぎってきましたよ〜。この一瞬を、今を生きるゾ〜! おお〜〜〜(ガッツポーズ)! なんだか、ウォリーさんの喜びのパワーって感染していきますね。今日は本当にありがとうございました。また、クッキー買いに来ますね。
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(2007年2月更新)
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| 幸せオーラのおすそ分け! |
ハワイで手作りの味のクッキー店を経営しながら、子供の識字率を高めるNGOを作って活動されているウォリーさんですが、なんと彼は70才を超えているそう。でも、お話していると40代後半から50代くらいにしか思えないんですよ。ものすごく若々しくて、一緒にいるとなんだかパワーが湧いてくるのです。そのパワーの秘密は、人生の一瞬一瞬を喜びのうちに生きるということなんですね。取材中にトルストイ原作の子供向けの絵本を読み聞かせてもらったのですが、今という時間を全身全霊をつくして生きるという、なんとも深遠なお話で大人も考えさせられる内容でした。物質的なものや自分の外側にあるものがもたらす「幸せ」ではなくて、心の中の喜びが大切と断言するウォリーさんは、神々しいばかりに輝いていました。
幸せ研究家 彩子より |
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