ここ数年、元日は夫の叔父宅を訪ねます。
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みんなで料理を持ち寄るポットラックパーティーは、毎回テーブルいっぱいに美味しそうな料理が並びます。さすが日系人、煮しめや黒豆、昆布巻き、数の子もちゃんとあります。
そして食後のデザートは大福にチチダンゴ。
叔父の家はアロハスタジアム近くのパールシティという場所にあり、この辺りは日系人をはじめアジア系の人たちが多く住んでいます。
叔父宅もそうですが、ハワイの日系人の暮らしぶりは昭和の香りが漂い、懐かしいやら嬉しいやら。古い家具や人形、絵画など、レトロなものが溢れ、子どもの頃によく遊びにいったおばあちゃんの家に来たようです。
叔父の家とはいいましても、ここは叔父の奥さまの実家で、93歳のお義母さんの世話をするために住み慣れたホノルルのコンドミニアムを引き払い、数年前からここで暮らしているのです。叔父はいわば“マスオさん”なのでございます。
それにしてもこの家にあるダイニングテーブルやサイドボードなど、今ではアンティークショップでしか見つからないのでは、と思われる年季の入ったものばかりです。 日系1世、2世の方たちはモノを大切に使っていたのでしょうね。
そんなレトロな家具も、3世の叔母にはダサいと映るようで、近くキッチンとダイニングをリフォームするそうです。照明が暗すぎるとか使い勝手が悪いなど、新しくしたい気持ちはよ〜く分かりますが、この居心地の良いダイニングがなくなってしまうのはじつに寂しいですね。
キョーコ said on 2015年01月09日
古き良き日本の習慣や伝統行事を大切にしている日系人がハワイには多いですよね。夫の祖母も亡くなるまで、大晦日はそばを、元日はお雑煮を必ず作っていました。それとハワイの日系人の人たちって、いまだに再放送されている20年以上前の「そこが知りたい」が大好きなんですよね。私もタイトルを見ただけで、内容が分かってしまうほど繰り返し見ていますけど。コメントありがとうございました。
匿名 said on 2015年01月08日
日系二世の方達と懇意にさせて戴いておりますが、彼らのお宅にお邪魔して食事をしていると、まさに日本の家庭を想起させます。もちろん、すべてが完全な日本の再生ではないのですが、ナットウやニシメを戴いた後に、チチモチを必ずと言って良いほどご用意されている。
それらを、(本物ではない日本だと彼らは知っているから)少し恥ずかしそうに供するご高齢の二世の方々の姿に、胸が熱くなります。