ハナウマ湾の眺望を楽しむ人気のトレッキングコース。眺めはもちろん、自然がつくりだしたロックブリッジ(岩の橋)が「素晴らしかった」という同僚の話に感激した夫の強い希望で、この日曜日に親子3人でハイキングに挑戦しました。
この日はめちゃくちゃ風が強かったのですが、行く気満々の夫は飲み水を用意したり、娘に日焼け止めクリームを塗ったりと、珍しく機敏な動きで出掛ける準備をしています。
夫が普段と違うことをやるときは、大抵とんでもないことが起きるのですが、「行くぞ!」という夫の掛け声にせかされ、不安を抱きつつも出発しました。
トレッキングコースの入口はバス停の横にあります。
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ゲートが閉まっていたので、心配性の私は「進入禁止じゃないの」と中に入るのを躊躇していたのですが、 ハイカーらしき男女4、5人が下ってきたので、安心してゲートをくぐり、いざ出発!ちなみにこのゲート、いつも閉まっているようですね。
コースはかなり急勾配な坂道です。
舗装されていて歩きやすいのですが、上に進むにつれて道幅が狭くなっています。
上に行くほど風は強くなり、娘が強風にあおられてバランスをくずすと、待ってましたとばかりに夫が立ち止まりました。
夫「どうしようかな〜」
私「どうしようって、なに?」
夫「小さい子には危ないかな…今日は」
娘が怖がっているので気の毒だ、と夫は言います。
でも「キレイ〜」と興奮しながら写真を撮っている娘、どう見ても怖がっているようには見えません。
そこで私、気付きました。夫は極度の高所恐怖症だったってことを。
そういえば夫はハイキングスタート直後から、「みんな、真ん中歩いて」と口うるさく、杖になるような大きめの枝をひとりしつこく探していましたっけ。
私「もしかして、怖いのね」
夫「…」
私「とりあえず、一番高いところまで行ってみるわ」
夫「行ってきて。どんな具合か知らせて。写真も撮ってきて」
夫は娘に「ここで待ってようね」と言い、その場に座り込んでしまいました。
私に背を向け、トレイルの真ん中で座り込む2人。なぜこちらを見ない!私のことが心配じゃないのか?!
そして私、強風にあおられながら、さらに上を目指しました。
ようやく一番高いところに到着しました。入口ゲートから20分ほど歩いたでしょうか。
キレイ〜。でも柵がなくて、怖い、怖い。
iPhoneを吹き飛ばされそうになりながら、写真を何枚か撮ると、すぐに下山しました。
そんなわけで、目的のロックブリッジは次回のお楽しみということになりました。すみません。
4年ほど前に3人でココヘッドトレイルに挑戦したときも、途中で断念しました。私の顔がゆでだこのようになり、日射病が心配されたため、というのが理由です。
夫と娘には「あともうちょっとだったのに」といまだに恨まれていますが、あの日「戻ったほうがいいよ」としつこく下山を勧めた夫が、一番帰りたかったのかもしれないと、今になって思います。このときの辛いハイキングの様子は、最近すっかり更新が滞っているこちらの個人ブログでどうぞ。
ココヘッドトレイルのリベンジ登山は「来世までやるつもりはない」と断言している私ですが、ロックブリッジを渡るハナウマ湾リベンジハイキングは、年内には決行いたしますので、どうぞお楽しみに。
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