金曜の夜、夫と娘と3人で、ダウンタウンのクム・カフア・シアターに行ってきました。
ベッセル街とマーチャント街の角に立つステキな建物。
昼間、マーチャント街の向かい側から見るとこんな感じです。
1871年に建てられた当時は郵便局でした。その後、郵便局が他の場所に移転したため、地方裁判所として使用され、現在は地元ハワイの劇作家や俳優、監督など、劇団関係者に活躍の機会を与えることを目的とした劇場として使われています。
最後にこの劇場を訪れたのは娘が生まれる前でしたから、10年ぶりでしょうか。
今回はピジン英語の研究で知られるリー・トノウチ氏が手がけたお芝居「ウチナー・アロハ」を観に来ました。
8月下旬から千秋楽の10月2日まで、チケットは連日ほぼ完売でした。
主人公はハワイで暮らす沖縄系の青年。三線を教える祖父に反発し、ロック音楽に傾倒するも、沖縄から交換留学で訪れた女の子の生き方に触れ、青年の心に変化が訪れます。
舞台では三線とウクレレを合わせた「サンレレ」が登場。最後にウクレレ名手のジェイク島袋が作曲した「メンソーレハワイ」を主人公の青年が演奏し、盛り上がりました。
去年から三線を習いはじめた娘は、最初から最後まで興味津々で観ておりました。青年の「三線じゃ女の子にもてない」という言葉に、ちと不満そうでしたが…
俳優さんの額の汗までしっかり見える、収容人数100人ほどの小さな劇場ですが、作り手と観客が一体になって楽しめるステキな空間です。
クム・カフア・シアター
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