ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

キョーコ

ハワイで素敵なボトル集めはいかが?

投稿者: キョーコ
投稿日: 2014年02月28日
コメント: No Comments »

キョーコのブログ、ハワイの暮らし、地元ニュース情報コレクターの間で人気の古い瓶、1本3000ドルの高額品も

2、3年前だったでしょうか、〃断捨離〃という整理整頓の極意を何かの雑誌で初めて読んだのは。ずっと使いつづけていきたいお気に入りの必要なモノだけに囲まれて、家にはびこるガラクタを捨て、スッキリと暮らす。

「乗り物にたとえると、不要品に囲まれている状態は、満員電車に知らないおじさんと乗り合わせている感じ。一方、必要なモノだけに囲まれている状態は、グリーン車に親友とゆったり座っている感じ」。この文章に「これだ!わたしに必要なのは!」と断捨離宣言…したつもりだったんですが。

不要だけど愛着のあるモノって、癒されますものね。そんなわけで断捨離はほどほどにがんばりながら、相変わらず疲れた私を癒してくれるステキなモノたちを探しに、先日ブレイズデルセンターで開かれたハワイでは最大級の骨董市「ハワイ・コレクターズ・エキスポ」に行ってまいりました。断捨離のプロに「喝!」とやられるのを承知で…。

お目当てはボトルです。古いモノほど味わいがあって、また素朴なデザインもステキなのですが、なんせ高い!コレクターズ・エキスポでもたくさん売っていましたが、ちょっといいなあ〜と思うと150ドル、300ドルなんですね。「たかが瓶ごときに」などと、夢のないことを思わないようにしながらも、「500ドル」などという値札をみると、「ただの瓶でしょ〜これ」って。スミマセン。

なかには3000ドルなんていう、一般人にはとうてい理解できない破格値がついた古い瓶もあるそうです。私が製作に携わっているハワイアン航空機内誌「ハナホウ」で数年前、ハワイ島の密林で古い瓶を探す兄弟の話を紹介しましたが、ハワイはあちこちに100年以上前の古い瓶が眠っており、ボトル掘りにとっては宝島のような魅力的な場所だそうです。働き手として世界中から移民が集まり、その人たちによって捨てられた瓶が、いまやコレクターの間では数千ドルで取引されているんですね。ボトル堀りに魅せられてしまった兄弟の言葉が印象的でした。「今のハワイの基礎を築いた無名の移民たちが生きた証を、そのボトルは百数十年の過去から語りかけているんだ」。

週末飲んだビールの空き瓶を、ひ孫か玄孫のためにとっておこうかしら…なんて思ったら、ちょっと不謹慎かな。

キョーコのブログ、ハワイの暮らし、地元ニュース情報

古い瓶も魅力的ですが、私の場合、デザインがステキなものや、「懐かしい」と思わせるちょっとだけ前、たとえば子どもの頃によく見かけた瓶とかも好きですね。そうそう、今回のコレクターズ・エキスポでは、日本で最近使われている牛乳やジュースの瓶だけを売っているおじさんがいました。

その中に、私が小学生の時に飲んでいた牛乳とほぼ同じデザインの瓶を発見しました。懐かしくて、これに野菊でも入れたら可愛いだろうなって、値段をたずねたら、「1本15ドル、2本なら20ドルでいいよ」って。そりゃちょっと高いよ、おじさん。でも500ドルの瓶をさんざん見てきたあとだったので、「2本買って、1本10ドルなら、悪くないか」などと迷っていたら、おじさんが「じゃあ、この1番上の棚の1列、全部持っていってくれたら60ドルにしてあげる」って。

キョーコのブログ、ハワイの暮らし、地元ニュース情報

数えたら全部で15本。1本15ドルって言ったのに、値段の付け方めちゃくちゃじゃないの。そしたら急に「きっとこれ早く始末したくてしょうがないんだ」と思えてきて、そしたら急に魅力が薄れてきて。「そのへんブラブラしてまた戻ってきます」と伝えたら、おじさん「あと20分で段ボールに入れちゃうよ。一旦入れちゃったら、どんなに頼まれても出さないよ!」って。「大丈夫、入れちゃったら諦めるから」と言ったら、「あと20、いや15分しかないよ」って。もうかなり遠くにいる私に向かって、大声で叫ぶんです。結局買いませんでしたけどね。

キョーコのブログ、ハワイの暮らし、地元ニュース情報

骨董市だと高くてなかなか手が出ないですが、私のように価値などより、「カワイイ」って思える瓶をお探しなら、中古の衣料雑貨を販売しているスリフトショップがおすすめですよ。私も先日、カイルアのグッドウィルでちょっとレトロな感じの瓶を見つけました。上の写真、左が1ドル50セント、右は1ドル。左側の瓶には「1 POUND PURE HONEY」と彫られています。ハチミツをこの瓶に入れて売っていたのでしょうか。ステキですね。おじさんの15ドルの牛乳瓶、やっぱり買わなくて良かったです。

この記事が属するカテゴリー: キョーコのブログ, 編集部ブログ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*