写真を本格的な水彩画にしてしまうスゴ技アプリ
前回につづき、今回も絵画のお話です。
地元アーティストの絵画を衝動買いしてしまったことを書きましたが、オリジナルの絵画は値が張りますから、そうしょっちゅうは買えません。その後も何度かふと立ち寄った画廊で、すてきな絵をいくつか見つけましたが、無名画家の作品とはいえ、「じゃ、これください」とその場で決断できる値段ではないですからね。先日も、ホノルルのチャイナタウンの風景を描いたすてきな水彩画に出会いましたが、値段を確認して、すぐに諦めました。
活気溢れるチャイナタウン、ローカル色満点ののんびりとした街並み、大きな木にたわわに実ったマンゴー、シェーブアイス店の前にできた行列…そんな見慣れた風景の絵があったらなあ、しかも安価で…。
そんな私の願いを叶えてくれるスグレものを見つけてしまいました。情報提供者は、私が尊敬してやまないコピーライターの糸井重里氏。私の中では、親戚のおじさん、もしくは上司にしたいナンバーワンのお方です。ま、そんなことはさておき、数日前、糸井さんがツイッターで「ウォーターローグ／Waterlogue」というスグレモノのアプリについてつぶやいていました。
これはiPhoneで撮った写真を一瞬で水彩画に加工してくれるアプリでして、糸井さんも「スゴい」と絶賛しながら、加工した犬の絵をなんども投稿していました。
私もさっそくアプリ（$2.99)をダウンロードして、以前撮った写真をウォーターローグで加工してみまし… 「え〜?! なに〜?! もう出来たの〜?!」「スゴい！」「速い！」「キレイじゃん！」
ウォーターローグのすご技、ちょっと見てください。
ホノルル市内モイリイリの住宅街にある人気店「ワイオラ・シェーブアイス」の見慣れた行列も、ウォーターローグにかかれば、ほれ、この通り。
写真だと、あまり情緒を感じませんね。
アーティスティックなカカアコの街も、水彩画だとさらにステキ。
チチダンゴで有名なカパラマの和菓子屋「ニッショウ堂」も、水彩画と写真では大違い。
いくつか見比べてみてくださいね。
ダウンタウンのハワイシアター。
ハレイワビーチも、水彩画のほうが断然ステキ。
ボディサーフィンのメッカ、ポイントパニック。
レナーズのマラサダも、絵になると芸術的です。
一番上の植物の絵の加工前の写真がこちら。
うちのおてんば娘が撮った、ドンキホーテ隣のコリアンBBQの店内の写真。部屋に飾ってもおかしくないほどの素晴らしい出来映えです。
これまでも写真を水彩画のように加工するアプリやソフトウェアはありましたが、このウォーターローグの技術は感動ものです。筆のタッチやにじみ具合も変更できて、ほぼリアルに近い水彩画が楽しめます。
と、書いたところで…、
膨大な時間と労力を費やして作品の制作に取り組んでいるプロの画家さんたちのことが急に心配になりました。このアプリの普及で「商売あがったり」になったりしないかと。あ、そういえば私の知り合いにも画家がいた（汗）。
でもですね、よくよく考えたらそんなことは心配無用でした（きっぱり）。やっぱりなんてったってアーティストの描いた本物の水彩画にはとてもかないませんもの、ね？ね？
ウォーターローグ加工の水彩画を楽しみながら、これからも引き続き優秀なアーティストのみなさんが手掛けた作品をじっくり鑑賞したり、購入したりして、みんなで応援していきましょうね〜。ぜったいよ〜（大汗）。
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