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ハワイ歩き方事務局
人気連載「フラ講義」

第37回 ラウアエ・レイポオの作り方

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2002年01月08日

ラウアエ・レイポオの作り方


●レイ・メイキングの奥深さ
「ハク・レイ」というのは頭にかぶるレイのことだと思われていますが、ハクというのは編み方の一種で、頭にかぶるレイは「レイポオ」といいます。ポオは「頭」という意味で、クラスのまとめ役をポオと呼ぶのもその例です。私が所属するハラウでは、ラウアエをもっとも多く使います。フラの神であるラカの象徴がラウアエだからだそうです。ちょうど昨年の今ごろ、全クラスでいくつかのワークショップが開催されました。ラウアエのワークショップは数回目ですが、「作り方を知っている」のと「いつも同じように上手にレイを作れる」のとは大違いです。ワークショップ開催には次のようないきさつがありました。

2000年のカーネギーホール公演には、パラパラエを使いました。長いレイになっているものをホノルルから運び、ダンサー一人ひとりの頭と手足のサイズに合わせてはさみで切るので、準備は必要ありません。DCの公演ではラウアエのレイを1セット(頭、両手足)使いました。ホノルル出発直前にラウアエとティーリーフを取りに行き、すべての葉の形が揃うように下準備してジップロックに入れておきます。ここまで準備しておくと短時間で作らなくてはいけない状況に役立ちます。でも、私の場合、失敗する分も見積もって多めに持って行かなくてはいけません。本土では、製作中に足りなくなったからといっても、ホノルルのようにすぐには手に入らないからです。

旅行中は、ショーで使うプルメリアやクラウンフラワーなどの花と一緒にアイスボックスに入れて運搬しました。公演前夜、ホテルの部屋でルームメート達と協力して作りました。ここだけの話ですが、10年以上も習っていて毎週のようにショーに出ている人達の中でも、実際は親、兄弟、または上手に作れる人にお願いして作ってもらっている場合もあるのです。ですから、強力な助っ人を同伴していない人達は自分で作らなくてはならず、出来上がりはかなり多種多様なレイになってしまいました。出来上がりに落胆したクムは、ワークショップを強化してダンサー全員が同じものを作れるようにしようと決意したわけです。

●悪戦苦闘のすえ合格!
ワークショップで作り方と手本を復習して、翌週のクラスにはそれぞれ出来上がったレイポオをクムに見せます。合格しなければ次週までに作り直し。今回、葉のサイズは1.5インチと言われ、従来作っていたものより短く感じました。作り直すこと、まさに4回、製作時間は下準備を入れずに合計8時間。ついに完成したレイポオを見せて合格をもらいました。間に合わなかったフラシスターの1人は、私の「失敗作」を持って審査に臨んだところ、なんと堂々合格し、お褒めの言葉まで授かりました。な?んだ、作り直さなくてよかったのかも。でも、数をこなすと徐々にコツをつかめるようになるのも事実です。

では、簡単に作り方をご紹介します。

<ティーリーフの下準備>
茎をそぎます。(詳しくはラウラウまたはライスカートの作り方を参照してください)三つ網にするのでかなり薄くそぎますが、破いたり穴を開けると弱くなるので注意します。1枚の葉を縦に2枚に割きます。葉を電子レンジで軟らかくします。

<ラウアエの下準備>
葉を選ぶときは形と色に気を配ります。胞子がついた葉は使いません。痒くなるからとか、醜いからとも言われています。葉の先が丸いものや色が薄いものは除きます。色が薄いということはまだ葉が若く、使う前にしなしなになってしまうからです。濃い緑色をした、葉先のとがったものを選びます。万一気に入った形の葉が揃わなかった場合は一枚一枚はさみで葉先をそろえます。洗って一日おきます。時間を置かずにすぐ編むと葉がポキポキ折れてしまうからです。

<レイの編み方>
最初にティーリーフだけを三つ編みにして、結ぶ部分を作ります。 足の指の間に三つ編みにした葉を挟んで固定しながら、ラウアエの葉を1回に3枚または5枚の葉を編み込んで行きます。右利きの場合、右手の指で編み込んだ葉を押さえながら左手で葉を摘み均等に置いて行きます。力の加減が難しく、抑える力が強すぎると葉をつぶしてしまうし、逆に弱すぎると葉が落ちてしまいます。また、長時間同じ姿勢で座っていると腰が痛くなったり、足がしびれます。1番早い方法は2人一組になり、1人が葉をつまみ固定してもう1人に渡し、その人が編んで行く手法です。あまり丁寧にし過ぎると体温で葉がしなってくるので、素早い作業が必要です。といっても1人で作るのは寂しすぎるので、ショーの前などは仲間同士集まっておしゃべりしながら協力して作ります。出来上がったレイポオはブンブン振り回して葉が落ちないことを確認します。霧吹きで湿らせてペーパータオルに包み、容器に入れて冷蔵庫で保管すれば数週間は繰り返し使えます。

私はショーで使い終わったものを、よく部屋に飾っておきます。すがすがしい香りがするリースになります。クペエはドアノブにかけるのにちょうどよいサイズで、私の犬はよく臭いを嗅いでは気持ちよさそうにしています。

(Kawailani)

■お知らせ
「サニー・チンのハラウ・ナ・マモ・オ・プウアナフル・ファミリーフェア」が5月5日(日)午前10時から午後4時まで、ケエヒ・ラグーン・ベテランズパーク(空港近くのニミッツ・ハイウェイ)で行われます。ハワイアンクラフト、子供用カーニバル、ゲーム、抽選、食べ物、飲み物などのほか、素晴らしいハワイアン音楽やフラも盛りだくさん。なお、ケエヒ・ラグーン・パークの駐車場を利用できます。入場料5ドル

 


(写真提供、Nick Kato)
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この記事が属するカテゴリー: カルチャー, フラ
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