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第47回 ハワイアン・ネーム

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2003年02月15日

ハワイアン・ネーム


●5種類に分けられる名前
前回ご案内しましたように、今回は「ハワイアン・ネーム」についてご紹介します。(このコラムの原文は、こちらをご参照ください)。ルビーいわく、「ハワイ語の名前は約5種類に分けられる」ようです。1番目はイベントにまつわる名前です。 誕生日、歴史、または 記念すべき時に応じて付けられる名前で、 例えば 子供が誕生した夜に月の光が美しかったから マヘアラニと名付けるように。2番目はシンボルまたはメッセージを示す名前です。夢の中で、またはどこか別の場所から聞こえてくる声により名付けられます。このサインはハワイ語で ho’ailonaと言います。私がクムから授かった名前はこの種類に入ります。3番目はニックネームです。ヨーロッパの影響を受ける前にはハワイに存在しなかった名前です。デビッドをカビカ、ジョージをケオキというように、英語の綴(つづ)りをハワイ語に当てはめて発音します。日本語にある外来語と似ています。

4番目は思い出の名前です。 大切な人のことをいつまでも覚えているように、尊敬する人や親族の名前をもらってつけます。ですから、曾祖父母、祖父母、両親の名前を一部ずつ入った、とても長いハワイアンネームを持っている人たちが いるのです。最後は、ネガティブな印象を覆すために付けられる名前です。例えば、誰かがあなたを非難してよくない印象を持ったとします。あなたは子供に相手の名前をつけます。そうすることにより、名前をつけられた人たちがあなたの子供を守ってくれるのです。ネガティブなエネルギーを逆手に取って、ポジティブにしてしまうという訳です。敵を敵でなく味方に引き込む考え方は、戦の多かった時代背景があるのでしょうが、ハワイアンの合理性も伺えます。

昨年のメリーモナークから(写真提供/Photo coutesy: Hawaii Tribune-Herald)

●カプ(Kapu)
今年のメリーモナークは、第40回を迎えます。4月26日(土)から3日間、例年通りハワイ島のヒロで開催されます。今年の開催は例年よりかなり遅い時期となりますが、3月下旬にはそろそろ私たちのハラウでは恒例のキャンプがある時期で、ダンサー達は大会前にはカプ(禁欲)に入ります。カプのしきたりは古来ハワイで始まり、フラハラウにより受け継がれてきました。前回の連載の中でご紹介した「カプ」とは異なり、現在のフラハラウでは「頭と心と体を浄めるための儀式」に重点を置いています。そして、カプの期間、内容は各ハラウとクムフラにより様々です。先日、あるハラウのカプに関する紹介記事(“A Merrie Monarch No-sex Kapu,” MidWeek Katie Young, March 12, 2003)を発見しました。

このハラウは伝統を重んじる保守的なハラウとして有名で、記事を書いているケイティは今年3度目の大会に臨むダンサーの1人でもあります。私の本の中で紹介しているのは私が所属するハラウのカプについてだけですが、別のハラウでこの伝統がどのように継承されているのか、また同じダンサーとしてカプに対する意見を知ることができて、大変興味深く読みました。以下、短くまとめてご紹介します。ケイティの所属するハラウではダンサー達は大会前の7週間、すなわち50日間、カプに入ります。 悪口、アルコール、喫煙、ネガティブな考え方、 セックス、さらに、バナナや赤い魚を食べることを禁じられます。何かを禁じられること自体に圧迫を感じる人もいれば、ケイティのように「ジャンバ・ジュースのバナナ味が飲めなくなったことと、運転中に毒づけなくなったこと」以外はそれほど困難を感じない人もいます。カプは個人だけでなく、グループとして大変重要なしきたりといえます。

このハラウのクムフラは、「1人がクリーンであれば、全体の練習もまたクリーンになる。フラはとても精神的なものだから、たった1人でもカプを守れなければ、ミスをして、そのミスはカプを破った人だけでなくグループ全体に影響する」からだそうです。この考え方は私の所属するハラウでも同じで、大会前の練習ではよく聞かされる言葉です。昔、ウニキ(卒業)の儀式の前に、黒豚が1人ひとりの前に来て臭いを嗅いで、クムフラに誰がカプを守らなかったか教えたそうです。もちろん、現在は豚はハラウに現われません。でも、クムフラを長年していると、誰がハラウに誠実でないか分かってしまうそうです。

ケイティのハウマナの1人は、「自分とグループのために犠牲を強いるのは、ハラウに従事しているものとして当然のこと」と言ってのけます。犠牲はともかく、確かに本番でミスをして、そのミスがカプを破ったからかもしれないと思えば、恐ろしくて何が何でも守ろうと思うものです。悪口やネガティブな考え方を禁止すると言うことは、ダンサー同士の非難も中傷もなくなって、協調性と団結力が強まります。また、私の所属するハラウでは大会の後、面白いことにベビーブームになるのもうなずけます。この2年間大会に参加しなかったこともあり、昨年私のクラスではなんと7人も子供が生まれました。記事の最後に、ケイティは「カプを体験することにより、私たちは舞台の上での動きだけでなく、もっと深くフラを学んでいるということに自信を持てるだろう。ダンサー達は汗と涙と一緒に、身をもって理解しているハワイの伝統の大切さをステージに携えていくのだから。」と 結んでいます。ステージ上でのダンサーの笑顔には、それまでの練習に対する満足だけではなく、フラをハワイ文化として学んでいる誇りが見られるはずです。ケイティと仲間達に、そして同じように練習とフラに従事している私のハウマナ達を応援したいと思います。

2003年メリー・モナークに関する情報(英語)
www.thehawaiichannel.com
www.the.honoluluadvertiser.com
www.starbulletin.com

(Kawailani)

 

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