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人気連載「Akikoのレイ日記」

第12回 各島を代表するレイの花

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年04月21日

第12回 各島を代表するレイの花

「ハワイ」というと、頭に浮かぶのはたいていワイキキ・ビーチ、ダイヤモンド・ヘッド、もしくはノース・ショアのビッグ・ウェーブ・・・。やっぱりオアフ島のイメージが強いですよね。けれども実際はハワイ諸島は8つの主な島から成り立っており、それぞれの島にはかなり違った個性が宿っています。ハワイに来て初めて知ったのですが、レイにも島の歴史等にちなんだそれぞれの島のレイの花というものが存在します。今回はその各島のレイをご紹介します。

オアフ島 「イリマ」 - 黄色
黄色というより山吹色に近い小さな花「イリマ」のレイがオアフ島のレイです。このレイは「ロイヤル・レイ」と呼ばれることがあり、昔は大変貴重な花で、王族をはじめ、高い身分の者だけが身につけることを許されていました。現在はそれほどの希少価値はなくなったものの、紙のように薄いデリケートな花びらを何百枚も丹念に重ねて作るのは大変な作業です。

ハワイ島 「レフア」 - 赤
オヒア・レフアの木は、ハワイ島の火山周辺の溶岩台地に、深紅の花を咲かせます。このふさふさした赤い花は、火の女神ペレにまつわる神聖な花とされています。伝説では、女神ペレがオヒアという美青年にひとめぼれし、彼の恋人だったレフアという娘に嫉妬して木にしてしまったとか。嘆き悲しむレフアに、神様が同情して、オヒアの木に咲かせるようにしたといわれています。火を思わせるこの赤いレイは火山の島ビッグ・アイランドにぴったりのレイです。

マウイ島 「ロケラニ」 - ピンク
マウイ島の花は、「ロケラニ」という幻のピンクの八重咲きのバラ。今日では少し赤みの強い桃赤色の八重咲きのバラをロケラニと呼んでいます。「天国のバラ」という意味(ロケはバラ、ラニは天国を意味する)の名を持つこの花のレイは、シダや他の花と合わせたものが多いようです。

カウアイ島「モキハナ」 - 紫
「モキハナ」はカウアイ島にしか生息していない木で、その小さい実は薬草系の香りがします。この実は最初グリーンですが、後に紫色に変わります。レイは、この実をビーズのように糸に通して作ります。たいてい、このレイを何重かにするか、グリーン・レイのマイレと合わせることが多いようです

モロカイ島「ククイ」 - シルバーグリーン(灰緑)
ククイのレイは、葉と小さな白い花を一緒に編み込んで作ります。新葉は、きれいなシルバーグリーンをしています。ククイの実の仁は油分が多く、昔はランプやトーチ(松明)に使われたことから、別名「キャンドルナッツ」とも呼ばれています。また、この木はハワイ州の木にも指定されています。

ラナイ島「カウナオア」 - オレンジ
オレンジ色の茎を持つ寄生つる植物で、背の低い植物の上に覆いかぶさるようにつるを広げます。レイには、このつるの部分を取り、ルーズにねじりながら作ります。

カホオラベ島「ヒナヒナ」 - シルバーグレー
カホオラベ島はハワイアンにとって神聖な島である一方、米軍の訓練地として使われ、現在も一般の立ち入りが禁断の島(くわしくはフラのページ参照)。ヒナヒナはこの島の海岸の砂地に育つ宿根草で、花は白色、細かい毛がついている葉は銀色に輝くように見えます。レイには、茎と枝の花の部分を一緒に編み込みます?。

ニイハウ島「ププ」 - 白
ププは花ではなく白い貝の名前です。ニイハウ島は今もロビンソン一族の私有地となっている秘密の島。天候の関係で花々はあまり育たない地ですが、ニイハウの海岸でとれる白い小さな貝は、昔から高く評価されてきました。レイには白だけでなく、様々な色の貝を合わせ、穴を開けて糸でつなげます。現在は希少価値が高く、かなりの値段がつきます。

以上、8島のレイの花(&貝)でした。実際は立ち入り禁止の島があって全島には行けなかったり、レイの希少価値が高くなって手に入らないものがあったりしますが、いつかそれぞれの島に行って、それぞれのレイを手にしてみたいなあ、と夢はふくらむのです。(by Akiko)

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