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    ■ハワイアンカルチャー■







    第2回 「キルツン・コア」のハワイアンキルト・クラス



    クラスは定員6人(予約制)。少人数制なので納得いくまで学べます
    ●多くのプロも輩出した本格的キルトクラス
    ハワイアン・カルチャーを本場で学び、プロのインストラクターから直接教われる各種クラスをご紹介する「気軽にお稽古」シリーズ。第1回はカイムキにある「キルツン・コア」主催のハワイアンキルト・クラスをご案内いたします。同店はハワイアンキルト作りに必要な素材全て、そしてハワイアンキルトの完成品やキルトをテーマにした小物、コア・ウッド製のギフトがあれこれ揃ったハワイアナ・ショップ。週に5回開かれているキルト・クラス(予約制)からは、過去、数々のプロ・キルターやインストラクターも誕生しています。つまり初心者から、プロ志望者までが学べる本格的なクラスがココという訳なのです。まずは、インストラクターの横顔から紹介していきましょう。


    オーナーでインストラクターのキャシーさん
    インストラクターを務めるのは、同店オーナー兼キルターのキャシー・サークさん。キャシーさんのキルト歴はかれこれ30年。ハワイアン系の御主人の妹さんから、ある日作りかけのハワイアンキルトを譲り受けたのが、キルトとの出会いでした。その妹さんは自分が投げ出したキルトを、以前、洋裁学校にも通い、刺繍と洋裁が大好きだったキャシーさんの腕と才能を見込み、託したそうです。そのキルトを完成後、キャシーさんはもっと本格的にキルトを勉強しようと思い立ったのですが、誰も教えてくれる人がいなかったそうです。当時は、ハワイの伝統文化をハワイアン社会の内部に隠しておく風潮があり、非ハワイアンであるキャシーさんに技術を伝授しようという人はいなかったそうなのです。


    時間のない短期滞在者はキルト・セットを使って挑戦してもOK
    そこで、キャシーさんは著名キルター、ナプア・スティーブンスが記したハワイアンキルトの教則本を見つけて独学。後には、自分でキルトの図案も考案するようになり、図案やキルトのカタログ販売を続けた後、1992年になって同店開業にこぎつけたというわけです。その際、キルトを学ぶのに自分が大変苦労した経験から、「キルト作りのノウハウを、ハワイ内外の人々に広く教えたい」と思い、クラスをスタートしたとのことでした。

    これまでの教え子は、それこそ数えきれないほどですが、数々のプロも巣立っており、今ではハワイや日本、アメリカ本土などでキルトクラスを開催しているそう。実は、ハワイの歩き方でおなじみのアン先生も、キャシーさんの教え子の一人。現在もこうして世界中に、キャシーさんの孫弟子たちが続々誕生しています。


    クラス後は家やホテルで課題を終え、次回クラスに出席します
    ●少人数制クラスで自分のペースで作成
    クラスの概要は、1回2時間。計4回で1セッションです。初級クラスの場合、50センチ大のクッションカバーの作成に挑戦。費用は材料費込みで$95。1クラス最大で6人と少人数制なので、キャシーさんがそれこそ手取り足取り教えてくれるのが魅力です。「キルト・セットを買って家で仕上げてもいいのですが、クラスではキルト柄のアップリケを下地の布に、上手に平らに縫い付けていくコツなど、手引書では書ききれない具体的なテクニックを一人ひとりに示すことができますからね。正しい方法をマスターすれば、キルトがより早く、きれいに完成します」とキャシーさん。


    初級・中級クラスではベッドカバーのような大物にも挑戦
    他のキルト教室のように、すでにキルト柄がアップリケ状に切り抜かれているセットを利用して習うのではなく、自分の手でキルト柄を切り抜くところ、つまりそもそもの初めからスタートするのが、同クラスの特徴(キルト柄は初心者用に簡単なものがすでに決まっていますが、色は選ぶことができます)。それをピンで下地の布に留め、しつけをして、実際に縫い付けるスティッチを習うところまでが1回目のクラスです。言い忘れましたが、クラスでは毎回課題が出されます。初回クラスの後は、家でキルト柄を下地布に縫い付けるまでを完成し、次のクラスに臨むことになります。

    2回目は、フープ(刺繍にも使う木の張り輪)を使いながら、キルト柄の輪郭に沿ってスティッチを入れていくキルティング・スティッチを習うところまで。家でキルト柄の周辺のスティッチを完成し、3回目は、キルティング・スティッチをさらに広範に進める作業を学びます。家でキルティング作業を全て終えたら、いよいよ4回目のクラスで、ミシンも使ってクッションカバーを完成します。


    最高クオリティのキルト素材が揃うのも同店の自慢
    ●観光客には1回のクラスで必要テクを伝授
    要するに、クラスで作業の要所を習い、家で続けるというのが同クラスの進行方法。それも定期的にクラスに参加するのではなく、自分のスケジュールに合わせて課題を終え、その時点で次のクラスに参加するというシステムなのです。完成までの目安ですが、1日1時間ずつキルト作りに励んだとして、初心者の場合4週間〜6週間くらいでクッションカバーが完成。一方、短期滞在の観光客の場合は、クラスに1回だけ参加してもOK(1回ごとのクラスの費用は$20。これに材料費が別途必要です)。その場合は、同店で買えるキルト柄がすでに下地にしつけされたキャシーさん作成のキルト・セットを使うのがオススメ。そうすれば1回のクラスの中で要めとなるキルティング・スティッチまでを習い、後は家で完成できるようその後のポイントも教えてくれるので、安心です。


    指ぬきをはじめ、キルト作り必需品もあれこれ揃っています
    ●中上級クラスでは「大物」にも挑戦
    クッションカバー以外のものが作りたいキルト経験者のためには、中級・上級クラスも用意されています。こちらも2時間クラスが計4回で、費用は$60。ただし、材料費は含まれません。中級・上級クラスの場合は自分で好きな材料を持ち込み、ベビーサイズのブランケットや敷物、ベストなどに挑戦する人が多いそうです。もっとも、引き続き2つ目、3つ目のクッションカバーを作る人も多いとのことです。同店にはキルト作りに適した布、糸から、キャシーさん考案の図柄、キルト・セットなどが幅広く手に入るので、クッションカバー以外の「大物」にチャレンジしたい方も、いろいろ相談してみてください。カスタムメイドのキルト・セットをオーダーすることも可能です。

    最後に、キャシーさんからのアドバイスをご紹介。「ハワイアンキルトは数週間、数ヵ月、時には何年もかけて完成し、子供や孫などに代々伝えていくものです。だから、キルト作りには、安物の素材は使わないようにしましょう。やっと完成したキルトがすでにボロボロになっていたり、すぐに擦り切れてしまったりしたら悲しいですからね」。同店にはキルト作りのためのベストな素材ばかりが揃っています。クラスだけでなく、ショップの製品の方も、是非ご利用ください

    クラス・スケジュール
    月曜:15時30分〜17時30分
    水曜:10時30分〜12時30分
    木曜:18時30分〜20時30分
    金曜:10時30分〜12時30分
    土曜:10時30分〜12時30分
    ※初級・中級・上級合同。予約制

    Kwilts 'n Koa
    キルツン・コア
    住所:1126 12th Avenue, #101, Honolulu, HI 96816
    電話:(808)735-2300
    FAX:(808)737-2300
    営業時間:10:00〜18:00(土曜は10:00〜16:00) 日曜定休
    Eメール・アドレス:kwiltsnkoa@hawaii.rr.com
    ホームページ(英語):www.kwiltsnkoa.com

    (森出じゅん)