第48回 マカハキルターズ
●素敵なマカハのキルター達
さて4月に突入ですね。公園に行ってチクチクと気持ち良い風の中、キルトは進んでいますか? 公園の日陰でお花に囲まれキルトをするのは、きっと気持ち良いでしょうね。さて、今回は「マカハキルターズ」なる、とても素敵なキルターの方たちをご紹介しましょう。
マカハはホノルルから車で北西に約1時間。車で1時間とは、オアフ島の中では結構遠いんですよ(笑)。いつもは、せいぜい30分ドライブすれば遠い! って感じですが、マカハは本当に遠かった… それでも、「マカハキルターズに紹介してあげる」という素敵な人との出会いがあり、今回実現しました。アンティーレイも前から、「一度行ってごらんなさい」と私に言ってくれていたのですが、ひとりで乗り込む勇気が… でも、お陰で素敵な方々と巡り会えました。
●幸せ一杯に包まれた1日
マカハキルターズとは早く言えば、キルトの大好きな人たちの集まり。発足して36年。ミセス木村さんが立ち上げられたそうですが、もうお亡くなりになっていて、今はフェイさんがこのマカハキルターズのリーダー的存在になっています。
初めはミセス木村のお家で集い、彼女がお亡くなりになってからはコミュニティーセンター、そして5、6年前からは現在のマカハヴァレ?・カントリークラブ(マカハイーストというゴルフ場のクラブハウス)で集まるようになったそうです。フェイさんはマカハ在住のキルターで、ここにはすでに22年来られています。その他、1月から4月くらいまでのいわゆる「冬」にはカナダやアメリカ本土からの長期滞在の方々が多く集まられるそうで、多い時は40人くらいが集まってキルトをし、お互いに情報交換を行っています。フェイさんはどの国のどんな方でも「WELCOME!」という方針なので、「マカハまでドライブの自信がある方は、是非いつでも参加して下さい」とのことでした。まさにアロハスピリッツ! やっぱりハワイの人の心は海と空のように広い…
大好きなキルトと、キルトの上手な先生たちが集っているこのマカハキルターズに私は一目惚れでした。本当のおばあちゃんや、お母さんのような方々に囲まれ、幸せ一杯に包まれた1日でした。
●千羽鶴キルトを日米合同制作
そこで、日本の皆様に手伝って頂き、つなげている千羽鶴のフレンドシップキルトを手伝ってもらえることになりました。これで日米合同製作! 本当に日本の人達とハワイの人たちの作品になりそうです。マカハキルターズの方々はとても興味を示してくれたので、私は感無量。追ってご報告しますね。
私がお邪魔した日は、皮肉にもビショップ・ミュージアムで長年、キルトを教えていらっしゃったアンティーデビーが亡くなられた日でした。彼女のお弟子さんもいらっしゃっていて、今ではとても貴重な作品になってしまったアンティーデビーのククイナッツのキルトを手に取り、見せていただき、素敵でした。
マカハキルターズの集まりは朝9時から正午までで、そのあとはクラブハウスでランチをとり、私はホノルルへと帰りました。非常に貴重な体験をさせていただいた1日。紹介してくれた美恵子さんに大感謝! マカハキルターズの皆様、本当にありがとうございました。
(BY アン)
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