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    ハワイの交通事故事情の巻


    さて、ウィークエンドゴルファーは相変わらず全くゴルフをやる気もなく、先週も家でグ〜タグ〜タ、ゴロゴロゴロゴロ、テレビを見てはまたまたゴロゴロと過ごしておりました。すると、友達から電話がかかってきて、車をぶつけられた... ホニョホニョ、グチュグチュ... 半分聞いていませんでしが相手の誠意が見えないとか何とか。「そんなもんあるわけねーじゃん!」と言いかけましたが「ほーそうか。それはそれは大変だったね」ガチャン。

    さて日本の観光客の方もたくさんハワイにお見えになり、交通事故関係の問題も増えております。ウィークエンドゴルファーはゴルファーであって弁護士ではなく、ましてや保険屋でもなく、ただ興味があって聞きまくったことを書きつづります。

    まず、日本からきたウィークエンドゴルファーが道路沿いのティーグランドですばらしいティーショットを放とうとするまさにその瞬間、車がフェンスを突き破り私を引いてしまったとしましょう。あぁ、哀れウィークエンドゴルファーは救急車で病院に運ばれ入院ゴルファーとなったのです。ゴルフ場のフェンスが弱かったとか細かいことはさておき、何が起こるのか? ウィークエンドゴルファーが救急車で運ばれている最中に警察が来て、現場検証をして、もちろんウィークエンドゴルファーには落ち度もなく、ティーショットの際は車に注意しろと言われているわけでもありません。日本的にも世界的にも過失は10対0ってわけです。日本の場合、車を運転していたヤッテシマッタさんは病院にお詫びに訪れ、ヤッテシマッタさんの保険屋もくるかもしれません。ハワイではもちろん誰も来ませんし、行く必要もないって考えられています。大きな事故の場合では直接被害者に会うって事はヤッテシマッタさんの弁護士にも止められるでしょう。

    じゃぁウィークエンドゴルファーはどうするねん?
    ハワイでは治療費が5,000ドル以下の場合は訴訟も起こせません。5,000ドル以下の場合は「まぁお互い様だから... こんな小さい事故で弁護士ってのもねぇ...」ってことで治療費を日本でいう自賠責 (上限10,000ドル) から支払ってもらいオ・シ・マ・イ。じゃぁ5,000ドル以上はどうなるねん? はい、5,000ドル以上は訴訟を起こすことができ、さらに治療費が10,000ドルを超えた場合ヤッテシマッタさんの任意保険から支払うことになります。だがしかし、日本のように無制限って保険はあり得ませんので、もしかしたら10,000ドルだけかもしれません。自賠責とあわせて20,000ドル。ハワイの集中治療室に入院したら一日で軽く7,000ドル、救急車も有料、プラス治療費... もしウィークエンドゴルファーの治療が30,000ドルかかったら... あぁ恐ろしい!

    さて日本人に理解できないのは、治療費の請求です。病院の治療費は間違いなくウィークエンドゴルファーに来ます。なんだこの請求書は? 俺じゃなくてヤッテシマッタさんだろ! っていっても、治してもらったのはウィークエンドゴルファーです。ヤッテシマッタさんは残りのお金が払えないって言ってます。あれ〜何かおかしいけど、請求書はウィークエンドゴルファーへ!

    病院には誰が悪いかは関係なく治してもらった人が払うのが筋ですので、保険でまかわれない費用は、治療された人に請求書を送ります。あとはウィークエンドゴルファーとヤッテシマッタさんの問題です。ウィークエンドゴルファーは示談なり訴訟なりでかかった治療費と、慰謝料を請求できますが、請求できることと実際もらえることは違います。また弁護士費用もかかります。もっとも弁護士費用は大抵成功報酬ですが...

    今回で言いたかったことは、海外旅行保険の重要さです。最近、海外旅行傷害保険に入ってくる人が少なく、カードの保険等だけの人が多いのですが、何か起こった場合日本とは全く違うことがあります。残念ながら日本の常識はアメリカでは通用しません。「俺は悪くないのになんで俺が払うんや〜!」「そうですね、本当に災難でしたね。うんうん。ところでこちらが請求書です」ハワイに旅行に行って車に引かれ、日本に戻る頃には借金100万円ってことが本当にあり得ます。カードの保険も死亡保険金が多いのですが、死亡した場合は治療費もかかりませんし、おら〜死んじまっただぁ〜で本人には関係ありませんが問題は治療費なのです。

    暗い話になってしまいましたが、実際上記のような状況に置かれる方はごくごくご〜く少々数です。しかし備えあればうれいなし! 転ばぬ先の杖! 旅行の際には一考あれ!