• ハワイ出産物語

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    第18回 産後エクササイズ


    ●どうやって出産前の体型に戻すか?
    産後しばらくして育児にも多少の余裕が出てきた頃、気になってくるのが「どうやって出産前の体型に戻すか?」ということ。このテーマは、育児雑誌や女性誌にもよく取り上げられていることから、出産経験者の多くが体験するかなり切実な問題のようです。もちろん「育児疲れで痩せた」「妊娠中の摂生がよくて太らなかった」「自然に元に戻った」という、うらやましいママ達もいるのですが、大抵は体重が元に戻りきらなかったり、体重は戻っていても体型が変わってしまったり... という悩みを抱えることになるかと思います。

    わたしもしっかり後者に属していて、体重だけは産後すぐに元に戻ったものの、お腹まわりの弛みは目を覆うものが... 結婚前は痩せていたのに、ハワイの食生活に馴染むにつれ、ドンドン横幅が増えてしまった者としては、「出産前の体重」からしてヤバイものがある訳で... どうもこの話題になると、ますます歯切れが悪くなってしまいます。自力でエクササイズに励み、ダイエットするのが理想でしょうが、片時も離れない乳飲み子を抱えてそう簡単に物事は運ばず、たまる育児ストレスをついつい食べ物で発散してしまうわたしとしては、ジムやエアロビなど、自宅外でする運動に解決策を見出すことにしました。

    まず、今回の出産で大収穫だったのが、カピオラニ病院のヘルスセンターが主催する「マミー&ベビーロビックス」の教室。これは産後6週間から子連れで参加できるハワイで唯一のエアロビクス教室です。ちょうど2002年1月からの冬期セッションが、母子ともに余裕の出てきた産後4ヶ月目にあたり、タイミングも絶妙です。1回1時間のクラスで週1回または2回というスケジュールだったので、とりあえず週1回のコースで試してみることにしました。

    張りきって参加した教室
    さあ、張りきって参加した初回のクラス。そこに待ち受けていたのは、若き独身男性のインストラクターのゲイブと、年齢の似通った3人のロコママ達。参加前は「10組くらいの親子に女性インストラクター1人ってとこかな?」と勝手なイメージを膨らませていたので、ちょっと以外な展開でした。でも、これが幸いし、ゲイブは4人のママ達の遠慮ないリクエストに答え(なんせ自分より若い男性には言いやすいでしょ?!)、産後に適した濃い内容のメニューを考案してくれ、全員が大満足するセッションとなりました。また、ママ同士もすっかり仲良くなったセッションの終わりの頃には、土曜の朝に公園でウォーキング・エクササイズをするまでに発展したのです。ゲイブも都合がつく限り愛犬とガールフレンドを連れて参加してくれ、腹筋などのエクササイズの指導をしてくれました。春期セッション以降は、参加親子もかなり増え、わたしも本腰を入れて週2回通い始めました。引き続き自発的に続けていた土曜ウォーキングは、7〜8台ものバギーが列をなしてカピオラニ公園やアラモアナ公園をゾロゾロ歩く姿が目を引いたのか、なんとホノルルの大手地元紙スター・ブリテンに取材を受け、ついには新聞記事になってしまったのです(でも残念なことに、わたしの日本への里帰り中の出来事だったんですけどね...)!

    この新聞記事の影響からか、秋からは参加親子が激増した中、わたしも引き続き週2回通っていましたが、人数が増えた分だけ以前のアットホームな雰囲気とはちょっと違ってきたこと、また開始時間が遅くなり(幼児クラスは12:15-13:15)子供の昼寝の時間とぶつかることなど、個人的なマイナス要素が増えてきたところに長女ステフの骨折事故が重なり、秋期セッションの終わりをもって半ばリタイアしたまま現在に至っています。でも、ここで知り合った5人のママ友達とは今でもいいお付き合いが続いていて、お互いのベビールアウ(1歳の誕生日会)に招きあったり、メール交換したりしています。ハワイでは、カップルや家庭単位での交際は日本より盛んなのですが、それでも子育てに追われる主婦にとって、全く新しい人間関係を築くチャンスは少ないもの。だから、このクラスを通じて新しい友人に出会えたことは、体重計の針の方向の行方よりもずっと貴重なことだったような気がします。

    新年早々再チャレンジを計画
    次に、今から挑戦しようと思っているエクササイズがジム通い。実は、ステフが1歳になった時、近所にできた「24HR FITNESS」という終日営業のジムに通い、5キロの減量に成功した経験があり(へへん、やるときゃやるのよ、わたしでも...!)、「夢よもう1度」とばかり、再度挑戦しようと思っています。このジムには託児所が併設されていて、なんと1回2時間以内ならたった3ドル(クーポンなら2ドル)で子供を預けることができるのです。また、ジムならエアロビと違って、自分と子供のスケジュールに合わせて通うことができるメリットもあります。

    ならどうしてもっと早くから通わなかったかって? 実は、次女クリスが満6ヶ月になったと同時に(託児所は満6ヶ月から使用可能)、連れて行ったことはあるんです。でも、それまで他人に預けられたことのなかったクリスは泣き叫んでスタッフをてこずらせ、結局「預けるには時期尚早」ということで、ジム通いを断念せざるを得なくなってしまいました。ちなみに、この託児所は保育機関ではないため、「5分以上泣いてむずがる子供は預かれません」という非情な(?)ポリシーがあり、また混んでる時間帯なら、たとえ赤ちゃんでもつきっきりで面倒を見てくれる訳ではないので、預けられることに慣れているおとなしい赤ちゃんか、一人遊びが出来る月齢になった子供でないと、サバイバルは難しいのでは? と思います。「預ける人がいないから子連れで来てるのに、これじゃあ子連れママを支援するための託児所とは言えないんじゃないの? もっと親切な体制を整えてほしいなぁ」という文句をマネージャーに訴えようかとも思いましたが、子供のことを優先的に考えればなんだか可哀想な気もして、とうとうそのまま「時を待つ」ことにしてしまいました。現在、ようやくクリスも1歳をすぎ、そろそろ預けても大丈夫だと思うので、新年早々再チャレンジを計画しています。

    最後に紹介したいのが、アメリカではポピュラーな「ジョギング・ストローラー」。空気入りのタイヤが前後に3輪ついたこのバギー、ジョギングやランニング専用に作られているだけあって、片手で操作できるブレーキやリストバンド、ボトルホルダーや大型サイドポケットなどがついていて、なおかつ超軽量の優れモノ。去年、スポーツ・オーソリティのクリスマスセールで$79.99(たしかシーズン最安値だったはず)でゲットしました。それまでは、「なんかごっついバギーだなぁ。そんなの買ってまで走りたいのかねぇ〜」と冷めた目で見つめていたのに、「ジムにも行けず、かといって週2回の子連れエアロビだけでは本格的ダイエットにはならず... 」といった中途半端な状態で、なにか効果の上がりそうなエクセサイズはというと「ジョギング」しか思い浮かばず、いきなりジョギング・ストローラーをゲットすることに決定。このバギーの人気の理由を遅ればせながら納得したという訳です。走るのは得意ではないけれど、自宅からすぐのコオラウ山脈に向かって坂道を早足で登る「ウォーキング」ならわたしにも出来そうです。

    最初は、いつものバギーと乗り心地が違ったせいか、クリスはご機嫌斜めでしたが、こっちもそんなことで負けてはおれません。すれ違う人が振り返っても、走り去ってしまえば「ありゃ?」と一瞬思われる程度だし、「へっちゃら、へっちゃら!」。案の定、そのうちすぐ慣れて、1時間のウォーキングの途中はいつも寝るようになってくれました。坂の途中で素敵な家を見つけたり、なぜか道の真中で巨大なクジャクと遭遇したり(平等院から逃げてきたらしいけど、コワかったよ〜)と、道中を楽しみながらのウォーキングは半年ばかり続けていました。

    2002年の後半にはいろいろあって、本格的なエクササイズは出来ずじまいだったので、とりあえず新年の抱負は「ダイエットとエクセサイズかな?」。最近、ジムに通って10キロの減量に成功したパパから投げかけられている冷たい視線を、いっちょここらでビシッと跳ね返してみたいもんです。がんばるぞォ!!

    プロフィール(私と家族の紹介)

    :愛称「がっちゃん」こと前田和子。ハワイ在住14年目。オペレーション・スーパーバイザーとして大手旅行社に勤務後、長女出産。「ハワイの歩き方」のエディター(育児休職中)で、現在2人の女児(4歳、5ヶ月)の育児に奮闘中。只今の生き甲斐は、子供たちが寝た後にホッとしていただくコーヒーと速読(ヤレヤレ)。
    パパ:ぎりぎり49歳で2女の父になった超遅咲きパパ。ゴルフ三昧の定年人生は望むべくもなく、愛娘のために「死ぬまで働きつづける」のが今後の課題。職業はハワイ諸島の開発予定地の発掘調査を手がける考古学者。特技は子供を放りなげ続けるプール遊び。(当然ながら子供には超好かれます。ここまで体張って遊んでくれる大人はめったにいません)。
    ステフ:長女。現在4歳半。妹を「マイベイビー」と自慢のタネにするのが得意。将来の夢はバレリーナと公言しつつレッスンに通うが、いまだにスキップができない。起き抜けに1枚、食後に1枚、寝しなに1枚と、お絵かきがやめられない元気いっぱいのプリスクール児。園ではクイン君という熱狂的なファン約1名を従えている。
    クリス:次女。2001年9月11日に生まれた強運の持ち主。特技は、夜ひとりで勝手に眠れること。最近自分の足を発見したことがうれしくてたまらない5ヶ月児。腹ばいは苦手。愛称はちいちゃん(ミドルネームがちのちゃんです)だが、近頃はちーちー→ちーにまで簡略化されている。