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ハワイ歩き方事務局
人気連載「アロハ学級通信(ハワイ幼児教育)」

第04回 ハワイの子供達のバケーションって?

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年02月24日

アロ〜ハ! 「アロハ学級通信〜ハワイ幼児教育〜」は、ハワイの学校に通う子供たちの様子をリアルタイムでレポートしていく企画です。受験戦争とは縁のないハワイの子供達の暮らしぶりを通して、癒しの島ハワイでのファミリー・ライフも見え隠れ。暮らすハワイをご一緒に体験してみませんか? あの出産日記から早5年。大きく成長したハワイ生まれの元気な幼稚園生、「ちいちゃん」が楽園の幼稚園ライフをナビゲートします。

第4回 ハワイの子供達のバケーションって?

世界中から観光客が訪れる楽園ハワイ。日本でハワイ在住と明かすと「毎日ビーチ行ってるのォ?」とか「海に沈む夕日を眺めながらカクテルを傾ける優雅な生活」とか、とにかく毎日がバケーションというイメージを持たれがち。でも現実は、人口100万人に迫る大都市ホノルルで、大人は仕事に明け暮れる日々。子供達はのびのび育っているけれど、四季の変化のない土地で、ともすれば単調な生活になりがち… 楽園生活もけっこうショッパかったりして!? 「じゃあ、憧れのリゾート地ハワイに住むファミリーは一体どこでバケーションを過ごすのか?」 アナタの素朴な疑問にお答えします!

●人気旅行先はやっぱりここ!

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格好だけは準備OK? こわごわ雪すべりに初挑戦

夏は6月と7月、冬はクリスマス休暇が3週間、その他にも10月と3月にも1週間ちょっとの長い休みがあるハワイの学校。共働き家庭の多いハワイのこと、そうそういつも親が仕事を休めるわけでなし、休みの間にはYMCAやカマアイナ・キッズなどの団体が主催するキャンプやデイケアに送られることが多いハワイっ子たち。でもそこは生活をエンジョイするのが上手なハワイアン・ファミリーのこと。経済と休暇のつじつまを無理やりあわせてでも(!)、みんな結構バケーションには出かけてますよォ〜。そこで、ハワイのファミリーに人気の観光地ベスト3をドンと初公開!

第1位 ディズニーランド
第2位 ラスベガス
第3位 雪と遊べる西海岸の都市
番外1位 祖父母の住む州に帰省

あれっ、大したことないか…(笑)? ちょっと解説すると、ディズニーランドはとにかく断トツでトップ。これにロサンゼルス周辺のユニバーサル・スタジオやマジック・マウンテン、サンディエゴ観光(レゴランドやサンディエゴ動物園、シーワールドなど)を組み合わせた4泊〜6泊くらいが定番人気。休みのたびに「○○ちゃんが行ってきたって〜」という、おねだりモードの声が我が家でも連呼してまする。まあ、遊園地のないハワイっ子には夢のバケーションということで… 予算としては、パッケージツアーなら1人$450くらいから。次のラスベガスは、ハワイの大人に不動の人気を誇る旅行先。最近はファミリーでも存分に楽しめるアトラクション系ホテルが次々と誕生し、おじいちゃん、おばあちゃんを巻き込んだ家族全員が満足できる目的地として依然大人気。食事も安く、巨大アウトレットなど(言っちゃなんだがワイケレとはケタ違いのスケール)でショッピングも楽しめる! パッケージでなら1人$300くらいからと格安だし、ギャンブルで旅行代のもとが取れるかも…といった期待感も貢献してそう(笑)。そして3位は、何といっても雪があるとこ! こればっかりは楽園ハワイにはないから当然かな? 人気ロケーションには、アクセス便利な西海岸を中心としたスキーリゾートの名前(カリフォルニアのタホ湖周辺、ワシントン、ユタ、コロラドなど)をよく耳にしますね。ちなみに雪をみたいのは老若男女を問わずハワイの人の夢。そこでちょっと余談ですが質問をひとつ。日系人シニアに人気ナンバーワンの雪のデスティネーションはど〜こだ? 答えはズバリ「北海道雪祭り」! 

最後に忘れちゃいけないのが番外1位の「祖父母の住む州に帰省」。より良い条件を求め転職を繰り返す形の労働が定着しているアメリカでは、生まれ育った州からあちこちに家族が散っていくのが当たり前。そこでクリスマスや感謝祭には、ばらばらになった家族が一同に集って一家団欒を楽しむ習慣があります。まぁ日本のお盆やお正月と同じノリですね。ただ広いアメリカのこと。ハワイからフロリダへ幼子を連れて帰省…とか、飛距離は比べものにならないほど、とにかく長い! そして飛ぶからにはゆっくりと滞在して、家族と故郷を楽しみます。

●ちいちゃんもついに雪デビュー

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やっぱ滑るより登るほうが性に合ってるよ… 足が埋もれても登っちゃうんだもん
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こうやって出足をバタバタさせると出来上がるのがスノー・エンジェル。誰がつけたんだか絶妙なネーミング
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雪すべりよりやっぱ格闘技… こんな雪山でもチョップとパンチと体当たりは炸裂

我が家も上記のパターンにもれず、このクリスマス休暇は第3位と番外1位を組み合わせた「帰省と雪遊びを両方楽しむ旅」を決行! 2つの目的を1回ですまそうというのが、なんか我が家らしくセコイ気もするが…(苦笑)、夫の出身地であるカリフォルニア州サンフランシスコ郊外に行ってきました。兄弟親戚に会うのが目的ではあるが、それだけじゃいくらクリスマスプレゼントをもらえると釣っても、子供達にとってはタイクツ。そこで友人が家族で所有する山荘に、2泊3日のプチ旅行をすることに。夫の幼なじみ3家族と、サンフランシスコ郊外からネバダ州の方向へドライブすること4時間あまり、タホ湖に程近いクインシーという山間の小さな町を訪れました。

ちなみに、ハワイで育ったちいちゃんとお姉ちゃんはもちろん雪は見たこともなく、ましてやセーターやタイツすらはいたことがない! 以前にも冬に帰省したことはあったけど、二人ともまだ小さくてどうやら記憶はないらしい。ハワイではせいぜい寒い日にスウェットとジーパンをはく程度。ここはぜひ「寒いとは何ぞや?」ということを、毛穴の開ききったハワイっ子に体験してもらいたいもの!

山荘には霜が降りる程度だったけど、車で5分も山をのぼればそこは銀世界。「ゆき〜、ゆき〜」と首を左右に振りながら、ちいちゃんの目は点。雪合戦をしたり、雪の上に大の字になって手をふってスノー・エンジェルを描いたり、雪だるまを作ったり。ソーサーでの雪すべりは見た目よりスリル満点でおしりも痛く、声がデカいのに気が小さいちいちゃんは、3日目にいたってようやく楽しんでました。雪に足を取られながらも雪山を登ったり、とにかくやることすべてが初体験。山荘の中では暖炉の前でココアを飲んだり、みんなでゲームをしたりと、冬の正しい過ごし方を実践した旅だったかな。でも最後には「やっぱタンクトップとショーツが楽チンだ〜。プールで泳ぎた〜い」と、ハワイ恋し病にかかってましたとさ… やっぱり楽園ハワイに勝るものなし??

ここが違うぞ、日本とハワイ 毎回更新
 

バケーションは滞在型が人気
いつも思うのは、ハワイの人を含め、アメリカ人はいわゆる観光地めぐりではなく、一ヶ所に長く滞在するバケーションがどうやら好きらしいということ。あと旅行中の食事って、旅の満足度を左右する重大なポイントだと思うんですが、ここにあまりお金を使わないこと。まあ、休暇に限りのある日本人と比べて長期休暇を取りやすいという条件の差はあるとしても、バケーションレンタルやコンドに長期滞在し、朝と昼は簡単な自炊、夜はちょこちょこ外食…がよくあるパターン。お金をあまり使わずに、日常生活をちょっと忘れてリフレッシュするGet Awayが旅の目的のようです。確かにこれなら何度でも家族でいろんなところへ出かけられそう。 考えてみれば、子供が5才〜15才くらいの10年くらいが家族旅行が楽しいピークだろうし、時間に追われる日常をちょっと離れて家族が向かいあって過ごせれば、それこそが本当の意味でのバケーションなのかもしれませんね。みなさんも、次回のハワイはこれを参考に、のんびりビーチ三昧の家族旅行で心の贅沢を味わってみてはいかが?

■アロハ学級通信■


第1回 ハワイほのぼの学校便り
第2回 給食とお弁当、どっちがお好き?
第3回 参加型子育てのハワイ、親業は楽じゃない?!
第4回 ハワイの子供達のバケーションって?
第5回 現地校の英語集中講座ってどんなところ?
第6回 春の遠足がやって来た
第7回 待ちに待ったサマーバケーション

■ハワイ出産物語■
あの感動をもう一度 ハワイでの出産事情を赤裸々に綴った「ハワイ出産物語」。この「アロハ学級通信」をナビゲートする「ちいちゃん」が生まれるまでの10ヶ月に及ぶ、長い、長い、ちいママの奮闘ぶりをレポート。多くの感動と共感を呼んだあの「ハワイ出産物語」はこちら

アロ〜ハ! 「アロハ学級通信〜ハワイ幼児教育〜」は、ハワイの学校に通う子供たちの様子をリアルタイムでレポートしていく企画です。受験戦争とは縁のないハワイの子供達の暮らしぶりを通して、癒しの島ハワイでのファミリー・ライフも見え隠れ。暮らすハワイをご一緒に体験してみませんか? あの出産日記から早5年。大きく成長したハワイ生まれの元気な幼稚園生、「ちいちゃん」が楽園の幼稚園ライフをナビゲートします。

第7回 待ちに待ったサマーバケーション

いよいよ夏本番。ハワイの学校の長い夏休みが始まりました。公立校は6月から7月にかけて約2ヶ月、私立校なら8月も含めて約3ヶ月もの間がお休みになるとあって、どの家庭も夏休みの計画に大わらわ。さて、ハワイの子供達はいったいどんな夏休みを過ごしているのかな?

●ハワイの子供たちの夏休みとは?

楽しい内容も盛りだくさんのサマースクール。子供たちものびのび参加しています


新学年が秋に始まるハワイでは、夏休みは宿題もなく、まさに子供達は野放し状態… あ、正式にはバケーションといいますね(笑)。学校の水泳教室やラジオ体操に毎日通う「日本の小学生」だった母にとっては、ハワイの小学生の夏休みの過ごし方などわかるはずもなく、いまだに周囲のママ友に聞きまくり、毎年新発見をしています。

●サマースクール
まず日本と違うところは、ハワイではかなりの数の子供達がサマースクールに通うこと。サマースクールは6月中旬から約1ヶ月のプログラムで、英語、算数といった勉強に加え、音楽、図工など選択制の楽しい内容も盛りだくさん。宿題もなく成績にも関係しないため、学校とはいえ子供達はのびのび楽しく通えるようです。共働き家庭が多いハワイでは、サマールクールの後に家族旅行をするのが定番コース。 ちなみに公立校のサマースクールは無料で、前年度の勉強の補てんが中心のプログラム。ただ半日で終わりお迎えが早いので、ママ達のウケはいまいち。その点、私立校のプログラムは午後2時すぎまでと時間も長く、内容もバラエティ豊か。料金はかなりのものですが、公立校に通う子供達にも人気で、毎年同じ学校のプログラムに通い中学からはその私立校に編入する子供達もいるようです。

●サマーキャンプ
お勉強とは関係なく、スポーツや音楽、ダンスなど子供達の特技や興味を伸ばす内容のプログラムが数多く主催されています。YMCAやカマアイナ・キッズなどが主催するデイ・キャンプは、クラフトや水泳、キャンプなどを盛り込んだ総合的な内容。その他にもバレエ、演劇、モデリング(モデルスクールのことで、マナー講座などを中心に学び、女の子にはけっこう人気があります。)、セイリング、乗馬、空手などのスクールの夏季集中講座もサマーキャンプとして人気。またホノルル動物園やシーライフ・パーク、ビショップ博物館、ホノルル美術館などハワイの主なの施設でもサマープログラムを実施していて、毎年あっという間に定員が埋まるようです。 いずれにしても、子供のニーズに合わせプログラムを選び、間に合うように申し込みをするのは親にとってはひと仕事。4月頃からロコママ達の間では「この夏どうする?」といった会話が飛び交います。普段できないことを夏休みに体験させ、家族でゆっくりと過ごす時間をとるという基本姿勢は、日本と変わらないようですよ!

いろいろな所で行われているサマープログラムは、あっという間に定員が埋まってしまうほど大人気 大自然に触れ合うことで、いろいろと学ぶことができます

●日本から参加したい場合には

ハワイ・ネイチャー・センターでは、パパとママも一緒にトレッキングをする機会も。家族の夏の思い出作りにいかが?

最近はキッズ留学も大人気で、夏休みのサマーファン(※)にぜひ参加したいという子供達も増えているよう。大抵のプログラムにはネットで申し込みができるので、4月ごろに探して申し込めば日本から参加することだって可能。ただ気をつけておきたいのは、長期プログラムは6月スタートのため日本の学校と日程が重なってしまうこと。短期プログラムなら十分参加できますが、インストラクターの指示が聞き取れる程度の英語力は、安全上必要とされます。また水に触れる内容のプログラムの場合は、おぼれない程度に泳げることも基本。主催者側に迷惑をかけず子供自身が楽しめるプログラムを選ぶことがポイントといえそうです。

条件的に現地プログラムへの参加がむずかしい場合は、日本から参加する子供達を対象にしているプログラムがオススメ。ハワイの歩き方でも取り上げたことのあるホノルル・アメリカン・キッズ・クラブやクラブ・サンタなどがあげられます。また旅行の最中に、宿泊ホテルのキッズ・プログラムに参加するのもひとつの方法。英語が身につく…というよりも、海外でいろんな子供達と触れ合うことが、小さな子供にとっては貴重な体験だといえそうです。

(※)サマーファンとは、サマースクールとちがってお勉強はなく、遊びやスポーツ、クラフトなどが中心の夏のプログラムのことです。

シーライフパークのイルカと泳ぐプログラムは大人気 子供達のサインどおりに動くイルカたちにチビっ子もビックリ

屋外アクティビティでは子供たちの自主性を大事にしてくれます

●ハワイで暮らす親子にインタビュー 「自然の中でマイペース子育て実践中」

にいむらかのこちゃん(6歳)としょうたろうくん(10歳) ハワイ在住歴:約10年 家族構成:パパ(会社員)、ママ(兼業主婦)

 


「お兄ちゃ〜ん、ちょっと待って」「早くおいでよ」やっと入れるほどの大きさの秘密の洞窟をただ今探検中!

ちいちゃんのクラスメートのかのちゃんは、パパのお仕事の関係でハワイで生まれ育った元気いっぱいな女の子。ハワイ滞在が長期にわたるため、日本人家庭に育ちながらもロコ度は年々上昇中! そんなかのちゃんのハワイの夏休みの過ごし方を中心に、ちいちゃんママ、略して「ちいママ」記者がインタビュー。

ちいママ:「さて、いよいよ長〜い2ヶ月の夏休みに突入だけど、今年はかのちゃんはどうするの?」
かのママ:「6月から7月上旬までは日本へ里帰り。ハワイに帰ってきた後は、ホノルル動物園とハワイ・ネイチャー・センターのサマープログラムに1週間ずつ参加する予定よ。」
ちいママ:「そういえば、1週間単位のサマープログラムって数少ないと思うんだけど、内容はどんな感じなの?」
かのママ:「ホノルル動物園では、飼育係が動物の生態を教えてくれたり、普段は見ることのない獣舎裏も見えて子供達にとっては楽しい内容だと思うよ。去年も参加したんだけど、まだ小さかったかのが、ゾウに餌をあげたことをすごくよく覚えてるもん。ネイチャー・センターのほうは日本人にはあまり知られてないけど、自然のまま保存されているマキキの森の中のトレイルを歩いたり、洞窟探検をしたり、大自然に触れる体験ができてオススメ! 」
ちいママ:「実はそれを聞いてちいちゃんも参加させようかと思ったんだけど、6歳以上という年齢制限に引っかかって今年はダメだったのよ〜(涙)。」
かのママ:「じゃあ来年はぜひ。去年はプログラムの最後に親子で秘密の洞窟に連れていってもらったりして、うちはすごくエンジョイしたよ。」
ちいママ:「今年の我が家は、日本の小学校と幼稚園への体験入学がメインになりそう。あとは、ビーチやプールでハワイ定番の夏休みかな〜。」
かのママ:「お互い長い夏休み、何とか乗り切ろうねっ(笑)!! 」

ここが違うぞ、日本とハワイ 毎回更新
スター気分が盛り上がるこぉーんなステージ衣装も親の手作り。気合とノリが違います

ノリノリ ハワイのタレント・ショー
毎年5月に行われるちいちゃんの小学校のタレント・ショー。音楽祭や文化祭といった日本の学校の定番行事にあたる催しがない代わりに、子供達が得意技を披露するタレント・ショーをPTAが主催しています。今年も積極的に手を挙げた子供達40名が堂々とその才能を発揮。といっても、アメリカのティーンの流行歌に振り付けをして踊るグループ、テコンドーの型を音楽に合わせて披露する男の子、口パクでアイドルになり切ってる子、コントなど、まあ思うがままにやりたい放題! 「恥ずかしい」という感情は一切感じられない演技者のノリと、観客の子供達の能天気な応援ぶりがなんとも熱〜いアメリカンなイベント。もちろん小学生とは思えないチェロやバイオリン、ピアノの演奏などもあり、個性の豊かさとそれをサポートするアメリカの親の姿勢に、もうやられちゃいました〜(笑)! 個性を尊重するアメリカ人気質は、こうやって形成されるのかも知れませんね?!

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