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ハワイ歩き方事務局

ヘリコプター・ツアー

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2006年06月01日

ディナーショーやフラダンスにサンセット・クルーズ… ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい揃っています。このコーナーでは、家族連れやグループでハワイ旅行を満喫できるアクティビティ情報を随時、ご紹介しています。

ヘリコプター・ツアー

Helicopter Tour


抜群の安定感で快適な空の旅が楽しめるヘリUSAのAスター機

オアフ島の名所を上空から攻略
ハワイ初めてのビギナーさん、病み付きになってるリピーターさん。「ハナウマ湾って、どこにあるかご存知ですか?」。ちょっと簡単すぎるかな? 「では、カネオヘは? ワイマナロは? カアアヴァ・ヴァレーはどうですか?」。「え? 聞いたことがない?」。映画「ジュラシックパーク」などの撮影現場にもなった有名なジャングル地帯なんですよ。「じゃあ、セイクレッドフォールは?」。「?」と思ってしまったあなた、地図なんてまどろっこしいものを広げてないで、この際、オアフ島の名所を上空から一気にその目でチェックしてみませんか? ダウンタウンからダイヤモンドヘッド、カイルア、ノースショア、パールハーバーまで、オアフ島のランドマークが一目瞭然の「ヘリコプター・ツアー」なら、あなたも立派なハワイ通になれること間違いありませんね



ビデオを見ながらライフジャケットなどの使い方を確認(上)、ブリーフィング風景(下)

信頼厚い最新鋭機で快適なフライト
澄み切った青空を背に、気持ち良さそうに両翼を広げて下降してくるジェット機。太陽に照らされて、白く浮かぶ管制塔のシルエット。やって来ました、ホノルル国際空港。空港の片隅に構えられた「ヘリUSA」のオフィスは、ちょっとした記念館のような瀟洒な造り。エグゼクティブな空気が漂うオフィスに踏み入れるなり、これから体験するフライトへの期待も一気にUPしてきます。ワイキキからの無料シャトルバスで空港内のオフィスまで送り届けてもらい、チェックインを済ませたら、まずは参加者全員で15分間のブリーフィング。コロシアム状に設計されたブリーフィング場で、ゆったりとくつろぎながら、これから繰り広げられる空の旅のハイライトと安全確認をビデオでチェック。洋上を飛行するため、ライフジャケット(もちろん貸し出してくれます)は必携です。スタッフが装着方法を丁寧に教えてくれますので、どうぞご安心を。



コックピット(上)ワイキキの高層ホテル群と美しいビーチ(下)

ヘリUSAでは、世界中のレスキュー隊から絶大な信頼を受けているジェット・ヘリを使用。通称「Aスター」と呼ばれる最新鋭のこのジェット・ヘリは、抜群の安定感を誇っています。機内は思ったより広々としていて、大人7人(パイロット含む)まで乗り込める仕組みです。見晴らしが良いのはもちろん前席ですが、後席なら左側がお薦め。この日は、ブリーフィング時に「これまでに、ヘリコプターに乗ったことのある方は?」という質問があり、「ある」と答えた旅行者が初心者に特等席を譲っていました。ヘリに乗り込んだら、まずは手荷物を座席の下に置き、シートベルトを締め、ヘッドセットを装着。炎天下の機内は「ムッ」としていますが、すぐにエアコンが効き始め、快適な室温になってきます。ただし、天気が良いと上空はかなり眩しいので、サングラスがあると便利ですね。



ダイヤモンドヘッドの火口からワイキキを眺望(上)ハナウマ湾上空でホバリング(下)

眼下に広がる高層ビルとコバルトブルーの海
「さあ、出発」というパイロットの掛け声で、機体はフワリ。「ヘリコプターなんだから当たり前」と言われても、滑走せずにいきなり宙に浮くのは何とも不思議な気分。「浮いた浮いた」と興奮する旅行者6名を載せたヘリは、スムーズにランウェイへ移動し、管制官からのクリアランスを待ちます。ちょうど、地元警察の訓練と重なり、待つこと暫し。ようやくクリアランスをもらい、いざ大空へ 離陸後約5分間は貿易風に煽られ機体が上下すると聞いていましたが、大きな揺れもなく、あっと言う間にダウンタウンの高層ビル群が眼下に。「アラモアナ・センターが、あんなに小さく」「あのピンク色の建物は、ザ・ロイヤル・ハワイアン・ホテルだよね」。機内の歓声に、パイロットが「ダイヤモンドヘッドの火口側からワイキキを眺めるなんて、普通じゃできない体験だから、良く見ておくといいよ」とアドバイス。パイロットの声は、BGMの流れるヘッドセットを通してとてもクリアに聞こえます。



岩礁に穿たれた穴に海水が入り込むと潮を噴き上げる潮吹き穴(上)コオリナ山脈とH-3フリーウェイ(下)

ダイヤモンドヘッド上空を通過すると、足下にはカハラの高級住宅街が。「うわっ、あの家でっかい」「なんだ、あのプールは こんなに上から見てもあんなにデカイよ」なんて、ちょっと軽口をたたきながら、豪邸を羨ましげに眺めている内に、右手からハナウマ湾が見えてきます。絶景をゆっくりと堪能できるよう、ホバリングしてもらえるのもヘリコプターならでは。左手の、紺碧の海に白波が立っているのは、潮吹き穴です。しばらく美しい白砂の海岸線上を飛んでいくと、カイルア地区へ。快晴のビーチでくつろぐ人々が、砂粒のように見えます。左手に見える急な稜線は、コオラウ山脈。H-3フリーウェイが稜線の窪みへと吸い込まれるように続いているのも、はっきりと見ることができます。眼下に広がるエメラルドグリーンの海が、やや茶色く濁ってくるとハワイアンの昔ながらの養殖場が見え、海流によって海底の泥が浮流している様子は、自然のダイナミズムを感じさせます。



「神々の滝」と名付けられたセイクレッド・フォールの絶景(上)緑色の絨毯のようなサトウキビ畑跡(下)

上空からしか望めない秘境のセイクレッド・フォール
「この山を越えると、左手に立派な滝が見えてくるから、よく注意して。見えたら旋回して、右側のお客さんにもゆっくりと見せてあげるからね」とのパイロットのガイドで山を越えれば、なるほどそこには断崖を勢いよく流れ落ちていく奔流が。「スゴイ 見たことない」。それもそのはず、以前開通していたこの滝へのトレッキング・コースは、落石事故が多発し、死亡事故まで起こったために今では閉鎖され、今やオアフ島の秘境となっているポイント。「セイクレッド・フォール(神々の滝)」と呼ばれるのもうなづける光景です。この辺り一帯はカアアヴァ・ヴァレーと呼ばれ、うっそうとした原生林になっており、神秘的な熱帯植物の生い茂るこのエリアでは、映画「ジュラシック・パーク」の撮影が行われたことでも知られています。



ドール・プランテーションの巨大迷路(上)帰路は真珠湾攻撃時と同じルートをたどります

第二次世界大戦の口火を切ったルートを飛行
少しすると、足下は一転、黄緑色の絨毯に。見渡す限りの黄緑色の土地は、かつてのサトウキビ畑の名残。地価高騰で、もはや成り立たなくなったサトウキビ産業も、ほんの半世紀ほど前まではハワイの主要産業だったことが伺えます。絨毯は、やがて黄緑色から茶色へと色を変え、足下は一面のパイナップル畑に。左手に「ドール・プランテーション」の巨大迷路も見えてきます。ここから空港までの航路は、第二次世界大戦の引き金となった、真珠湾攻撃で日本軍が通ったのと同じルート。真正面に、軍艦の停泊するパールハーバーが見えてきます。左手には、攻撃の際に撃沈され、今も海底に沈むアリゾナ号を跨ぐように建てられたアリゾナ記念館の白亜の輝きが紺碧の海に眩しく浮かび上がっています。ホノルル国際空港は、米空軍と滑走路を共有しており、空港近くのハーバーには、米軍の原子力潜水艦が停泊しているのも上空から見ることができます。現在、ホノルルに停泊している原子力潜水艦は計8隻。赤いブイで囲まれているのがそうです。



紺碧の海に映える白亜のアリゾナ記念館(上)停泊中の原子力潜水艦(下)

あっと言う間の45分間のオアフ島一周ツアーを終え、再びホノルル国際空港まで戻ってきました。ペガサス(またはペレ)の描かれた真っ青な機体の傍で、パイロットと記念撮影を終えると、旅の思い出にもなる「飛行証書」を発行してくれます。ヘリUSAでは、今回体験した「オアフ島デラックス・フライト」の他に、ワイキキのシティライトを楽しむ「ホノルル・シティライト・フライト」、オアフ島を半周する「オアフ島ハイライト・フライト」、「ホノルル発カウアイ島日帰りツアー」、「プリンスビル発カウアイ島ツアー」を用意しています。今度は、しっとりとホノルルのシティライトを堪能するというのもいいですね。

朝からこんなに充実したフライトを楽しんだのに、時計を見るとまだお昼前。ゆっくりとランチを食べた後は、またアクティブに過ごしたいですね。もちろん、地図なんてもう必要ありませんよ


ヘリUSA

場所:155 Kapalulu Place, Suite 100, Honolulu, HI 96819
電話:(808) 833-5500

セイクレッド・フォールのお話

◎オアフ島の秘境、セイクレッド・フォールでの悲しい事故
今では上空からしか望めない、州立公園内のセイクレッド・フォール(神々の滝)。その名の通り、神秘的なこの大自然の中で、1999年の母の日に悲しい出来事が起こりました。女性4名、男性3名、そして7歳の女の子を含む計8名の尊い命が、落石事故により一瞬のうちに失われたのです。その他にも50名以上の負傷者を出したこの惨事は、ハワイの歴史上でも最も悲惨な自然災害のうちの一つとして数えられています。1982年にも、落石事故により4歳の少女が亡くなったこともあり、事前に警告し、予防できたはずの事故を再度引き起こしてしまったハワイ州に責任が問われ、人気の高かったセイクレッド・フォールへのトレッキング・コースは、この事故後閉鎖となりました。翌2000年、セイクレッド・フォールの近くに8つの十字架が建てられ、今は静かに見守っています。


(2004年5月取材、2006年3月データ更新)

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