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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイでサーフィン」

第08回 ハワイで10フィートの波とは…

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2004年12月01日

12月に入って、雨季のハワイではほぼ毎日のように雨が降っています。といっても、日本の梅雨のような感じではなく、朝方や夕方に数時間振る程度なのです。やっぱり夏に比べると、海に入りたい モードは薄れてきますね。今、ハワイには本物のビッグ・ウェーブの到来です。

ハワイでサーフィン 第8回 ハワイで10フィートの波とは…



10フィートを超える波に乗るプロサーファー

トリプル・クラウンの結果
ノースショアで開催されました「ヴァンズ・トリプル・クラウン」が終了しました。この期間中は、ホノルル・マラソンもあり、多くの日本人やメインランドからの観光客がオアフ島に集まりました。旅行でオアフに来られた方の中には、ノースショアまで足を延ばされた方も多かったのではないでしょうか? 数ヶ月前に「ノースショアで冬の想い出を…」とロマンチックな想像に胸を膨らませていた私ですが、実際新聞を読むと、まるで渋谷の交差点のような渋滞と人、人、人。ドライブしてくれる友達に、この状況を無視して、「ノースまで車で連れて行って」と頼むのは、さすがにしのびない。また、波の小さい日は大会は開かれないので、3時間かけてバスでノースに行き、「今日は大会ないよ」なんてことになるのは嫌だわ… ということで、インターネットとTV、新聞のニュースで大会の模様をチェックすることにしました。


ノースショアの玄関、ハレイワでも試合が行われました

大会(トリプル・クラウン)の結果は次の通りです。
[男性]
1位 サニー・ガルシア(ハワイ)
2位 フィリップ・マクドナルド(オーストラリア)
3位 ブルース・アイロンズ(ハワイ)

[女性]
1位 チェルシー・ジョージソン(オーストラリア)
2位 ソフィア・ムラノビッチ(ペルー)
3位 サマンサ・コーニッシュ(オーストラリア)

インターネットの中継では、実際のライブ映像と、各選手が波に乗った後の点数が時差もほとんどなく見ることができました。大きな波、パイプラインから抜け出てきた選手、ターンをして何度も波に挑戦し続ける姿。1人でもエキサイトしてしまいました。このサイト、事前に分かっていれば皆さんに前もってご紹介できたのにと、とても残念に思っています。今後、サーフィンをインターネットでライブで見ることができるサイトがありましたら是非、ご紹介したいと思います。


ワイメア・ベイの波は高いことで有名です

ビッグ・ウェーブにちなんだ大会「Eddie Aikau」
この時期に開催されている他の大会で「クイック・シルバー・エディー・アイカウ・ビッグ・ウェーブ・イベント」があります。エディ・アイカウは、ワイメア・ベイで生まれ育ったハワイアン。40フィートの波が来たときにも、普段のようにサーフィンを楽しんだという逸話が残っています。ライフガードとして、ワイメアの海で危険に晒された多くの人達の命を助けました。彼が乗ったカヌーが転覆、一緒にカヌーに乗った人々を助けるために、ラナイ島まで救助を求めて、荒れ狂う海にひとりサーフボードと共に飛び込み、そして帰らぬ人となりました。その彼を讃え、ビッグ・ウェーブが来た時に開催されるのがこの大会です。この大会は20フィート以上の波が続いたときだけに開催されるもので、時によっては開催が見送られる場合もあるということです。

今年、その大きな波は12月15日、ワイメア・ベイに押し寄せました。誰もが驚くほどの波、それは20フィート(約6メートル)。6メートル、水平に6メートルだとなんとなく分かりますが、それが垂直に伸びるとどれくらいでしょう。私は160cmですから、なんと3.75人分.. ほぼ4倍の高さです 実際の映像や写真を見ていると、サーファーは常に膝を曲げて安定する姿勢をとっているので、それよりもずっと高い波のような気がします。その巨大な波を制覇したのは、あのアンディ・アイロンズ選手の弟、ブルース・アイロンズ選手。これほど大きな波が押し寄せたのもここ最近では珍しかった模様。道路にまで波が打ち寄せた写真が、新聞にも掲載されていました。今年のこの大会、後々にも語り継がれるでしょうね。


(1)が標準、(2)がハワイ式

20フィートの波 −波の測り方−
ところで、波が20フィートだった、という言い方をしましたが、これは一般的な測り方に基づいた数値。実はハワイ、特にノースショアのサーファー達の間では、波の高さの測り方が違います。言葉の説明だけでは分かりづらいので、右に図を載せました。一般的な計測は、(1)の方です。波の前面から見てボトムラインと、波のピークとの差を波の高さとします。ハワイでは(2)のように、波の背中側(沖の方)から見て、ボトムラインと波のピークとの差を測ります。通常20フィートでも、ハワイの人たちに言わせると、それは10フィートぐらい。彼らが「5フィートの波」と言った時に、「1.5メートルくらいなんだ」とは思わないように 実際の数値はハワイの2倍ほどになります。「それくらいの波だったら、私も経験したわよ」なんて言ったら、初心者には恐いところに連れて行かれるかもしれませんよ… しっかり、確かめましょうね、それがハワイ式の測り方かどうか…

どうしてこのように計測方法が違うのか、を調べてみたのですが、実際のところは分かりません。海に浮いたことがある人なら誰でも想像できると思うのですが、実際に波の背側(沖側で盛り上がっている方)からでは本当の波の大きさは分からないと思いませんか? 迫ってくる波がないので、実際にはピークの部分に浮かんでいるだけ。波に押し上げられる感覚を手放しで楽しめます。でも、波の手前側(ビーチ側)に居る時には、迫立つ波の大きさに「キャー」と悲鳴を上げた経験があるのではないでしょうか? それを考慮すると、やはり、波の高さの測り方はハワイ式だけが例外と言えそうです。


ライフガードのサーフボードは黄色です

ひとつ面白いエピソードがあります。ライフガード達がサーフ・レポートを作る際、波の高さを低く報告しておくと、彼らが監視すべき対象となる海水浴客たちが少なくなり、彼らがサーフィンする時間が増えるからではないか? ということでした。「本当でしょうか?」。本当だったら、ちょっと恐いですね。実際には波が高いのに、ライフガードは注意して監視してくれないの!? それとも、少々波が高くても必ず助けられるという、自信の表れなのでしょうか。

ちなみに、日本ではハワイ式ではなく、一般的に用いられている計測方法が用いられています。その他にも、Chest to Head などの言い回しがあるそうです。マトリックス(換算表)を掲載してみました。この言い回しを聞いて、「フン、フン」とうなづければ、あなたもサーファーの仲間入り!? 少なくとも、サーフィンを知っている、と思われること間違いなしです

フィート
メートル
Body
ハワイでは…
(フィート)
3XOH (3 Times Over Head)
20
6.10
19
5.79
10
18
5.49
Almost 3XOH (3 Times Over Head)
17
5.18
16
4.88
2XOH (2 Times Over Head) Plus
8
15
4.57
14
4.27
Double Overhead
13
3.96
6
12
3.66
Almost 2XOH(2 Times Over Head)
11
3.35
Overhead and 1/2
10
3.04
5
9
2.74
8
2.44
Head to Overhead
4
7
2.13
6
1.83
Chest to Head
3
5
1.52
4
1.22
Waist to Chest
3
0.91
Knee to Waist
1-2
2
0.61
1
0.30
Flat to Knee
Flat

トリプル・クラウンの試合の様子は是非、次の公式サイトをご覧ください。サーファー達の華麗な姿が目白押しです。
ヴァンズ・トリプル・クラウン 公式ホームページ

クイック・シルバー・エディー・アイカウ・ビッグ・ウェーブ・イベントについてはこちらから。大会の様子をライブ・ビデオで見ることができます。英語サイトですが、迫力ある大会の様子をご覧ください。
クイック・シルバー 公式ホームページ ライブ・ビデオ

ハワイの新聞にも、20メートルを越す高波の様子が大きく取り上げられました。「のんびり」ハワイではない、「猛々しい」ハワイの一面もどうぞ。
ホノルル・アドバタイザー フォト・ギャラリー

ノースショアでサーフィン合宿のサンセット・ビーチ・ハウス


(2004年12月取材)

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