• ディナーショーやフラダンス、ディナークルーズ... その他にも、ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい。このコーナーでは、ハワイ旅行をもっと楽しくしてくれるアクティビティ情報を順次、ご紹介します。

    野生のイルカ&海ガメと泳ぐツアー



    スピードボートで野生のイルカのいる所へ
    スピードボートで、イルカの世界へ
    ワイアナエ山脈の雄大な自然に囲まれたオアフ島北西部の海岸沖は、海の透明度が高く、ハワイにしかいない野生のハワイ・ハシナガイルカが生息する場所。今回は、「パシフィック・パッション号」で行く野生のイルカと海ガメに出逢うツアーに参加しました。 ヒトの脳に比肩するとも言われるほど大きく高度に発達した脳を持つイルカは、古代ギリシャ時代から人間との友情物語が語り継がれ、ハワイアンの間でも「ナイア」という名前で昔から親しまれてきました。近年では「癒し」のシンボルともなったイルカと、ハワイの海でどんな出会いが待っているのでしょうか。


    マスクをつけて、心の準備をすれば、イルカに出逢う準備OK! 
    大自然に囲まれた竜宮城
    ボートが出発するのは、ワイキキから車で約40分の場所にあるコオリナ・リゾート内のマリーナ。スピード・ボートに乗り込むと、スノーケリング機材の使い方や海での安全、ハワイのハシナガイルカの生態などについてガイドさんが日本語できめ細かく説明してくれます。ここで、「イルカはいつ現れるんですか!?」なんて、思いつめてはいけません。自然のモノは、現れるときには現れるのです。大自然に生きるイルカは水族館のイルカと違って人間の思い通りにはならないもの。大自然のリズムに合わせて生きる野生のイルカと出逢う準備をしていると、こちらにも自然と心に余裕が生まれてきます。まれに、イルカに出逢えない場合もありますが、この地域でのボートによるイルカ発見率は通常、8割から9割以上で、「パシフィック・パッション号」はスピード・ボートなので、さらに高確率。 


    うわ、こんなにイルカがこんなに近くにきた
    うわ、イルカがこんなに近くにきた
    オアフ島西海岸沖に住むハシナガイルカは、回転ジャンプをすることから「スピナー・ドルフィン」とも呼ばれています。体長も150センチから2メートルとちょうど人間サイズの小さめのこのイルカは、30頭から300頭あまりの群れで行動し、夜になると沖合いへ出て魚を採りに出掛け、朝方になると海岸線近くの浅瀬に休息に戻ります。夜間に動きまわるため、昼間は休息しているときが多く、場合によっては活動的に遊んだり、子育てをしているときもあります。午前中から午後にかけては、オアフ島最北西端にあるカエナ岬からコオリナ・リゾート周辺までの海岸線付近を北から南へと移動していきます。


    ターコイズ・ブルーの海で、イルカの生活を邪魔しない静かな水中遭遇
    先回りしてイルカを待ち伏せ 
    このツアーの特長は、そんな野生のイルカの生活を邪魔しないために、細心の注意を払いながらの水中遭遇を目指しているところ。もちろん、野生のイルカは条例で保護されているので、ボートのエンジンは一定距離に近づくとニュートラルにします。イルカを驚かさないように、足ヒレはあえてつけずにボートからスルスルと水中に入るのがポイント。イルカが私たちと一緒に遊びたければ寄ってくるし、忙しければ水中で前をスーッと通るだけ。イルカたちも、休息中だったり、デート中(?)だったり、次の待ち合わせ場所へ行く途中だったりすることもあるのです。このボートはスピード・ボートなので、一回素通りされたくらいではひるみません。イルカの行き先へ先回りして、水中で待ち伏せします。2回の水中遭遇で、参加者全員が水中でイルカの姿を見ることができました。優雅なイルカの動きにうっとりと癒された後は、次のスポットで海ガメが待っています。


    ハワイでは、海ガメもエステに通う!?
    海ガメも「エステ」に行く!?
    野生の海ガメが「エステに通う」って知っていましたか? 寿命の長い海ガメは、海中で生活しているとだんだん甲羅に藻が生えてきてしまいます。そこで、自然の知恵でしょうか、海ガメは定期的に甲羅をきれいにするために、「ある場所」へ向います。海ガメのお気に入りの「タートル・ロック」という小魚が集まる珊瑚礁のあるスポットがあり、そこでジッとしていると、小魚がどんどん集まってきて甲羅についた藻を食べにきます。海ガメがジッと「小魚にエステ」してもらっている姿を見ると、「海の生き物って、お互いに助け合って生きてるのかな」なんて海中世界のロマンを感じます。


    カラフルな熱帯魚の大群に囲まれて遊泳
    カラフルな熱帯魚の大群に囲まれて遊泳
    次に目指すポイントは、「熱帯魚スポット」。発電所の前にあることから「エレクトリック・ビーチ」と呼ばれるカへ岬。ここでは、発電所から暖かいクリーンな真水が海中へ流れるようになっているスポットがあり、エンジェル・フィッシュやトリガー・フィッシュ、フムフムヌクヌクアプアアなど色とりどりの熱帯魚を見ることができます。ここでは、海草から作られた魚の餌が入ったボトルを渡され、餌を海中で撒いてみると、熱帯魚の大群が押し寄せてきました。小さな熱帯魚でも、300匹とかの集団ってかなり迫力! しかも、ここでは運が良ければマンタやハワイアン・モンクシールという希少種のアザラシを見ることもできるかもしれません。締めくくりは、パラダイス・コーブ・ルアウ沖にある「コーラル・ガーデン」。幻想的な珊瑚の林に囲まれての遊泳は、海底が白い砂になっている場所で泳ぐのとはまた違った楽しみがあります。ヒトデや珍しい貝などを探しながらの海中散歩は、文字通り「珊瑚の庭園」を見ているよう。


    楽しかった1日の話で盛り上がるランチタイム
    ハーバーで海を見ながらランチ 
    コオリナ・リゾート内の港に戻ると、ランチが用意されています。冷たい飲み物と各種サンドイッチや手作りピザなどのメニューの中から自分で好きなものを選びます。マリーナのピクニック・テーブルに座って、ローカルのスタッフやアメリカ本土からの参加者たちと歓談しながらのランチタイムは、さながらミニ国際交流パーティのよう。潮風に吹かれながら、楽しかった海中での経験をみんなで語り合っていると、時間が信じられないほど早く過ぎていきます。「あのとき、目の前を通った背ビレが曲がったイルカと目が合っちゃった」とか「小魚エステをしていた海ガメ、2メートルくらいあったね」なんて、知らない人とも話が弾んで友達の輪が広がります。

    ターコイズ・ブルーの海でイルカの大群と海ガメ、ニモのような熱帯魚たちと過ごした経験は、まるで竜宮城に行って宝物をもらったよう。「やっぱり、自分もイルカや海ガメと同じで、大自然の一部だったんだなあ...」。あらためて、そう感じた1日でした。

    ●アイランド・バケーション・クラブ
    住所:225 Kaiulani Ave., #PH2, Hawaii 96815 
    電話:(808) 387-9356

    出発時間:午前5:30-6:00(ワイキキから)

    *乗船前には、長時間、海で泳いでも体が冷えないように、希望者には$10でウエットスーツの上着の貸し出しもあります。ボートは簡易トイレつき。海中に数回にわけて入るのでタオルを数枚持参すると便利です。


    ハシナガイルカのお話
    ●野生のハシナガイルカの生態
    イルカは、眠らない!?

    イルカは人間のように睡眠を取ることはありません。では、どうやって休息を取るのかというと、なんと脳を半分づつ休ませるのです。休息中は、右脳が起きた状態で片目をつむり、脳波にα波が出ている状態で静かに泳ぎます。群れの行動としては、「ミリング」といって、ゆっくり集団で泳ぎながら一緒に海底に潜り、一緒に浮上して息をします。休息中は、必ず群れの中に起きている「見張り番イルカ」がいて、休息中の群れに危険がないかチェックします。

    イルカの音波でチェックされる!
    ハシナガイルカの群れに水中で遭遇すると、イルカが起きている場合はイルカの出す音(ソナー)を聞くことができます。イルカは、超音波診断のように発した音の反射によって周囲にどんな形で、どんな質のものがあるかをチェックすることができるので、海にいるほかの生き物の動きやボートのサイズや材質などだけでなく、人間も近づくと体の中身まで、音波を使ってチェックされてしまいます。だから、例えば妊婦さんが水中にいたとすると、イルカにはお腹の中の赤ちゃんが「見えて」しまうのです。不思議

    (2006年5月取材)

    「記載されている情報は記事掲載当時のものになります。最新情報は、直接お問い合わせください。」
     

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