ディナーショーやフラダンス、ディナークルーズ… その他にも、ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい。このコーナーでは、ハワイ旅行をもっと楽しくしてくれるアクティビティ情報を順次、ご紹介します。
全米一美しいカイルア・ビーチでガイド付きカヤック・ツアー!
「全米・ベスト・ビーチ・ランキング」の1位に何度も選ばれたことのあるビーチとして、オアフ島内の数あるビーチの中でも特に有名なカイルア・ビーチ。ワイキキから車で片道約40分と距離があるにも関わらず、この美しいエメラルド・グリーンのビーチを訪れるためにカイルアまで足を運ぶ観光客は年々増え続けています。せっかく美しいカイルア・ビーチまで行くからには、ビーチの浅瀬での海水浴だけでは何か物足りないと思いませんか? 今回のアクティビティでは、そんな好奇心の強いアナタにとっておきのカイルア・ビーチの楽しみ方をご紹介します。マリンスポーツ初心者のハワイの歩き方編集部員、カオリがカヤックに初挑戦します。 |
■初心者でも安心して参加できるカヤック・ツアー! |
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■カヌーに乗る前のひと運動。パドルの漕ぎ方も事前に練習していよいよ出発! 実際のカヤックを見ると、意外と大きく安定感のある形。2人乗り用のそのカヤックは、足元のスペースも十分にあります。カヤックの先に付いてある取っ手を持って引っ張ってみると、カヤックの下に付けられた台車が負担を軽減してくれて簡単に動かすことができます。しかし、ビーチに到着していざ台車を外してみると、カヤックは想像以上に重たくて少し動かすのも一苦労。「動かないよ〜」と必死にもがく小さな日本人の私を、他のアメリカ人の参加者はまるで私を子供を見るような目で見て笑っています。体格の立派な彼らにはきっと朝飯前なのでしょう。そこにすかさず「海の男」、ホクさんが登場。もがく私からカヤックを取ると、軽々と運んでくれます。ちなみにカヤックは男性なら問題なく運べる重さなのでご心配なく。女性のみでの参加でも、私の時のようにガイドが助けてくれるので心配いりません。カヤックを砂浜に寄せてから、今度は参加者全員が輪に広がってパドル(カヤックを漕ぐ櫂)の使い方を練習します。漕ぎ方の基本はいたって簡単。初心者の私も、「あ、これなら大丈夫かも」と思えるほど。ここで漕ぎ方の基本をしっかりと覚えておくと海に出ても安心です。 パドルの練習を終えたら、ライフジャケットを着用します。これを身に付けていれば、万が一転覆しても溺れる心配がありません。「もし転覆しても大丈夫。すぐに助けに行くので安心してくださいね」というホクさんの言葉が心強いです。皆の準備が整ったら、1組ずつ順番に海に入りカヤックに乗って最初の目的地である小さな島、フラット・アイランドへ向けて出発します。他の参加者が出発するのを見送った後、いよいよ私の番。腰の所まで海に浸かり、カヤックに乗り込みます。足から乗ると、乗る際にバランスが崩れて転覆してしまうのでお尻から飛び乗ります。カヤックの両端を手で掴み、腕力を使って「ぴょん」とジャンプする感覚。これがなかなか難しいのですが、ここでもホクさんがカヤックを支えていてくれるので、バランスを崩すことなく安心して乗り込みます。これからいよいよフラット・アイランドへ向けて出発です。 |
台車が付いたカヌーは余裕で運べます!
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出発前にパドルの使い方を皆で練習
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自分の腰の位置まで海に入ってからカヤックに乗り込む
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■意外と簡単! 余裕でフラット・アイランドに到着
カヤックに乗って海へ出てみると、今日は波があまりないらしくほとんど揺れを感じません。パドルを動かすのに集中しすぎて、ツアー参加前の心配事なんてどこへやら。何よりも自分の動かすパドルでカヤックが進むことが嬉しくて、パドルを持つ手にも力が入ります。とは言うものの、やはり初心者なのでどんなに頑張って漕いでも思うようにカヤックは進んでくれません。「どうやったら効率的にカヤックが進むのか」なんて考えながら漕いでいたら、あっという間に最初の目的地、フラット・アイランドに約20分で到着です。 真っ平らでとても小さな島、フラット・アイランドは古代ハワイアンのヘイアウ(神殿)があったとても神聖な場所。かつてこの小さな島にあったヘイアウには、漁の神様が祭られていました。島の周りはゴツゴツした岩がむき出しになっていて、中心部は草が覆い茂っています。この草が生えている部分は基本的に立ち入り禁止区域。なぜかというとここは希少な海鳥、主にミズナギドリとウミツバメの一種が多く生息する野鳥保護区、いわば彼らの「家」だからです。3,500羽以上が生息している鳥の家にお邪魔しているのですから、この島では鳥に迷惑をかけないように、島の端を歩いて一周するのみ。ガイドのホクさんが、カイルアという地名の由来やフラット・アイランドのことなどを島を散策しながら話してくれます。 フラット・アイランドで小休憩をしたら、ここからラニカイ・ビーチへ向かいます。フラット・アイランドからラニカイ・ビーチまでのコースは、追い風が手伝ってカヌーを漕ぐのも比較的楽に感じます。パドルの動かし方もこの頃には慣れてなかなか様になってきました。普段あまり使わない上半身の筋肉を使ってパドルを漕ぐので、心地よい疲労感を体に感じ始めます。と、もうそこにはラニカイ・ビーチが目前に。 |
■天国の海、ラニカイ・ビーチへ。体を動かした後に食べるランチは最高! ラニカイ・ビーチはハワイ語で天国の海という意味のとっても素敵なビーチ。カイルア・ビーチとは異なり、観光客もほとんどいない静かなビーチです。エメラルド・グリーンの穏やかな海と、真っ白な砂浜のコントラストはまさに「天国」と形容するのも頷ける美しさ。ここではお昼ご飯とシュノーケリングを楽しみます。私たちがシュノーケリングや休憩している間に、ガイドがカヤックに乗せて運んできたランチをカヤックの上に広げます。スナック、果物、サンドイッチ、冷えたジュース等を選んで私は早速カヤックに座ってお昼にします。朝からずっと体を動かしていたので、お腹はペコペコ。冷たいグァバジュースが体に染み渡ります。「やっぱり体を動かした後に食べるご飯は最高よね」と、普段なら大きすぎと感じるサンドウイッチにかぶりつきます。結局、特大サンドイッチもスナックもフルーツも全てペロリと完食。その後、お腹を少し休ませてからシュノーケリングを楽しみます。参加者の中には沖の方まで出て色とりどりの魚を見た人もいましたが、私は帰りのカヤックを漕ぐ余力を残しておくため、浅瀬に留まることに。浅瀬でも魚を見ることができて大満足。その後、出発地点であるカイルア・ビーチまでカヤックを漕いで帰ります。
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ラニカイビーチから無人島、モクルア島を望む
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カヤックが即席ランチ・テーブルに変身
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大きなサンドイッチにかぶりつく
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■カヤックが波に揺れる感覚がたまらない! 大満足でカイルア・ビーチに到着
帰路は往路とは逆に波に向かってカヤックを漕いでいく感覚。波は一方方向からのみでなく、横からも斜めからも押し寄せます。それでも波はそれ程高くないので、カヤックが波で適度に揺れる感覚が程良いスリルとなって、これがとっても楽しいのです。ツアー参加前はあれだけ波でカヤックが転覆するのを心配してたのに、今は逆に波を楽しんでいる自分にびっくり。多少の波も楽しみながら転覆するようなトラブルもなく、無事にカイルア・ビーチに到着。最後の力を振り絞ってカヤックを引っ張りお店に戻ります。これでツアーは終了です。 カヤック初挑戦でも、自分の力でカヤックを漕いでフラット・アイランド経由でラニカイ・ビーチまで行って戻ってきたと思うと、達成感と充実感でいっぱい。怪我をすることもなければ、カヤックが転覆して溺れたり、1人沖に流されてしまうことも、もちろんありませんでした。ツアー前の心配事が今となっては笑い話という感じで、今回のツアー参加で私のカヤックに対するイメージは180度変わりました。カヤック経験者が私に言った言葉の意味が、実際に体験してみてよく分かりました。「絶対に楽しいよ、一度やると病みつきになるから!」と、私も同じ言葉をこれからカヤックに挑戦する人に言いたいですね。
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●カイルア・ガイド付カヤック・ツアー |
(2007年1月取材)
匿名 said on 2013年09月20日
先日そちらのツアーでお世話になりました。マークの指導で、初心者の娘もわたしもカヌーを楽しむことができました。
ありがとうございました。HIROKO