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ハワイ歩き方事務局

マカプウ・ライトハウス・トレイル

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2003年04月01日

幼児連れのファミリーも安心して楽しめるショート・トレイル「マカプウ・ライトハウス・トレイル」を今回はご紹介しましょう。ベビーカーも通れる、この舗装されたトレイルで、ファミリー全員、快適な汗を流してみませんか? 4月末までは、ホエール・ウォッチングも楽しめます!

マカプウ・ライトハウス・トレイル

ベビーカーもOKのファミリー・トレイル


展望台下に見える無人の灯台、マカプウ・ライトハウス

雨が少ない地域として知られるオアフ島東部のマカプウ地区。岬の先に小さな無人の灯台があり、その近くまで続く約4キロの道路が、「マカプウ・ライトハウス・トレイル」です。本来は灯台を管理する沿岸警備隊の車用に造られた道路で、コンクリートで舗装されているので、ベビーカーでの通行もOK。所要時間(片道)は大人の足で約40分。子供連れでゆっくり歩いても1時間前後。近くの住人が犬の散歩を楽しむなど、カジュアルなハイキングコースです。


車両通行止めの黒いゲートが、トレイル入口の目印

ワイキキからは、H-1フリーウェイ(East)経由で約40分。フリーウェイ終点から、そのまま続くカラニアナオレ・ハイウェイをさらに進み、ハナウマ湾を過ぎた後、約8分のドライブでトレイル入口に到着します(詳しいアクセスは下記参照)。入口には専用の駐車場などなく、何のサインも出ていませんが、人気トレイルなので付近の路上には必ずズラリと車が止まっています。路上に車が目立ち始めたら、速度を落として注意を。進行方向右側、道路を数メートル入ったところに高さ1メートルほどの黒い柵があり、それがトレイルのスタート地点です。この柵は沿岸警備隊以外の車両の通行を禁止するために設けられているので、ハイカーは柵を乗り越え(くぐって?)さらに進みましょう。3、4分歩くと同じような柵があるので、それも同じようにくぐって前進です。


頂上付近の分れ道。右は灯台(立ち入り禁止)へと続く下り坂。左が頂上へと続く道です

目ざす頂上は標高約200メートル。緩やかな坂が続き、登り道といっても息が切れるほどではありません。幅3メートルほどの道路の左手は丘陵、右手は海に向かって開けたなだらかな崖になっています。周囲にはケアヴェの木やハワイでは珍しいサボテンなどに混じって、紫や白、ブルー、オレンジの可憐な花も目立ち、雨が少ない地域とはいっても、自然美を満喫できること間違いなし! 自然を散策する楽しさが、次第に盛り上がってきます。


トレイルの中腹にあるザトウクジラの生態を示すパネル

ホエール・ウォッチングのメッカ!
この辺りは、ホエール・ウォッチングのメッカでもあります。トレイルを30分ほど登った丘の中腹には、ザトウクジラの生態を示すパネルや望遠鏡も設置されています。オアフ島のクジラ・シーズンは、12月から4月(ザトウクジラは毎年12月頃アラスカからハワイに南下し、4月以降再びアラスカへと帰っていきます)。シーズン中なら、ぜひクジラを探してみましょう。今回の取材時にも、トレイルのあちこちからクジラを発見! クジラの吹く潮や尾、ヒレが意外に間近に見え、しかも尾が海に叩きつけられる時の「トプン、トプン」という音までがあたりに響き、神秘的なひとときを過ごすことができました。


クジラのシーズンは12月〜4月。パネルの横には望遠鏡も

こうして景色を楽しみ、なだらかな坂を歩くこと40分。いよいよ頂上に到着です。頂上付近には柵や階段、展望台が設けられてあり、そこからグルリと約300度にわたって海が見渡せます。眼下にはラビットアイランドやワイマナロ、カイルア、カネオヘと続く白い砂浜、そして海の彼方にはモロカイ島やマウイ島の島影も。一方、灯台は展望台から10メートルほどの崖下にありますが、柵があり、立ち入り禁止なので、上から眺めてくださいね。


頂上からのパノラマ・ビュー右手がラビット・アイランド

帰りはまた同じ道を通りますが、下り道なので、結構アッという間に到着する印象です。帰路は道々、左手に雄大な海が眺められ、爽快な気分でハイキングが終了します。以上のように、子供の足でも往復2時間(休憩時間を除く)前後で踏破できるトレイルなので、3歳以上の子供なら無理なくチャレンジできるはず。実際、ベビーカー連れやベビーを抱っこしたファミリーもやってくる、地元で大人気のトレイルなのです。ファミリー揃って体験してみてはいかがでしょうか?

覚えておきたい注意点
最後に、子供連れで行くときの注意点について記しますので、どうぞご参考に。


頂上に設けられた柵、展望台の周辺

1. 日中のハイキングは避け、涼しい朝の時間帯に出かけるようにしましょう。遅くとも午前9時、10時までには、トレイルに到着したいですね。また、トレイル周辺にはトイレがないので、子供はトイレを済ませてから出発しましょう。
2. 車を路上に停める際、車内に貴重品を残さないよう注意。トランクに荷物を移す人が多いですが、トランクも安全ではありません。
3. 服装はTシャツに短パンの軽装でOK(水着で歩くハイカーも多いです)。ただし、足元はスニーカーなどヒモ付きの靴を。
4. 紫外線が強いので、子供は必ず帽子をかぶりましょう。大人はサングラスもオススメ。日焼け止めを塗るのも忘れないように。空気が澄んでいることもあり、曇り空でも確実に日焼けしますので。


頂上に到着! 達成感を味わえるのが、ハイキングの醍醐味

5. 水は必携。特に子供は水分を補給しながら歩きましょう。頂上に到達したごほうび&エネルギー補給に、オヤツも多めに!
6. カメラや、できれば望遠鏡も持っていきたいもの。
7. トレイルで人とすれ違う際は、必ず「ハロー」「ハーイ」と挨拶を交わすのを忘れずに(これは日本のハイキングと同じマナーですね)。
8. トレイルをはずれたり、石を崖から投げたりしないよう、注意を。それが元で落石事故が起こることがあります(崖下の海に降りるトレイルもあるので、大変危険です)。


マカプウ・ライトハウス・トレイル
Makapuu Lighthouse Trail

アクセス:ワイキキからH-1フリーウェイ、カラニアナオレ・ハイウェイ経由で、ハナウマ湾方面へ。そこを過ぎ、Kealahou St.も過ぎてカラニアナオレ・ハイウェイをさらに直進。左手にハワイカイ・ゴルフコースの入口が見えてくるので、そこからさらに1分ほど行くと、右手にトレイル入口を示す黒いゲートが見えてきます。ハナウマ湾からは約8分のドライブ。シーライフ・パークまで行ってしまったら、行きすぎなのでUターンしてくださいね。

(2003年4月取材)

子連れ旅行のアドバイスとおすすめグッズ

ゴーグルト
今回ご紹介するのは、スプーン不要、外出先で手軽に食べられる、チューブ入りヨーグルト「ゴーグルト」(Yoplait社)。ブルーベリーやストロベリー、メロン、バナナなど6種類のフレーバーがあり、ハワイでも人気のスナックです。しかもフローズン・ヨーグルトにして食べると、また違った美味しさが。甘いだけの菓子類とは違い、栄養補給にもなるので、ハイキングやビーチのお供にオススメです。上記のマカプウ・ライトハウス・トレイルのお供にも、ギンギンに凍らせたゴーグルトはいかがでしょうか? 各スーパーマーケットで、8本入り$4.27前後。

この記事が属するカテゴリー: オプショナルツアー, ファミリー, 子ども向けアクティビティ
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