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ハワイ歩き方事務局

ビショップ博物館科学館

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年12月06日

ハワイが世界に誇るポリネシア文化の殿堂、ビショップ博物館に、11月19日、[サイエンス・アドベンチャー・センター]という自然科学の殿堂が新たにオープン ハワイアンホールと並ぶ博物館の目玉として、人気を集めています。今回は、大人も子供も一緒になって遊べる同センターの見所をご紹介しましょう。

ビショップ博物館科学館

サイエンス・アドベンチャー・センター
■自然科学の研究でもトップクラスのビショップ博物館


ボタン操作で火山を爆発?させることも可能です

ビショップ博物館と言えば、文化的な博物館と一般に理解されていますが、実は自然科学の分野でも大変な実績を誇る博物館。「太平洋のスミソニアン博物館」とのニックネームを持つほどで、世界中から、火山学、地質学、海洋学などの著名な学者が、多数集まって研究を続けています。太平洋の真ん中に浮かぶ火山諸島であるハワイは、自然科学的に大変ユニークな土地であり、その結果、これらの自然科学が大変発達した地域でもあるからです。

サイエンス・アドベンチャー・センターは、そんなビショップ博物館の研究成果の集大成とも言うべきセンター。ハワイの火山学、地質学、海洋学の研究実績、最先端技術をハワイ内外の子供たちに示すことを目標に、未来の子供たちへのアカデミックな遺産として、1700万ドル(約20億円)もの巨額をかけて造られました。今後はハワイアンホールと並び、博物館の人気館となることは間違いナシ しかも展示物を見るだけでなく、見学者が実際に機械を操作したり、実体験しながらいろいろ学べるのが、同センターの特徴。子供たちが夢中になることウケアイです。以下、主な見所を紹介していきましょう。


火山の中には簡単な滑り台も作られています

■3階建ての高さの火山がたびたび噴火
センターを入るとすぐに、目の前には岩を模した壁と(ラバロック・スラブス)、小さな丸い鏡を数千も組み合わせて壁一面を覆ったオブジェ(マカニ・ウォール)が目に入ります。ラバロック・スラブスは、ハワイで見られる5タイプの溶岩の模型とも言えるもの。マカニ・ウォールはわずかな風にも反応し、風の流れを視覚的に示してくれる美しいオブジェで、世界的な美術家、ネッド・カーンの作品です。双方とも、見過ごしてしまいそうな静かなアート作品ですが、どうぞこれもしっかりチェックしてくださいね。


ハワイ語のチャントも流れる幻想的なオリジンズ・トンネル

■オリジンズ・トンネル
同センターの目玉の一つ、48メートルにも及ぶトンネルです。入口付近は珊瑚礁をイメージし、次いで熱帯雨林、最後に火山地帯と、ハワイの自然を海から山にかけて辿るというのがその趣向。中は暗いですが、壁にはハワイの子供たちが作った動植物が蛍光カラーで輝き、幻想的な美しさです。珊瑚礁の部分では海の生物、熱帯雨林では動植物やイノシシの姿をした半神カマプアア、火山の部分では火山の女神ペレも登場。鳥のさえずりなどともに、ハワイの創世記、クムリポのチャント(詠唱)などが流れ、ムードも満点です。

■ホットスポット実演エリア
劇場型のスペースで毎日1時〜4時、1時間おきに溶岩を実際に溶かす実験を間近に見ることができます。溶岩が溶ける間は、溶岩を顕微鏡で見たり、噴火のメカニズムや各地の溶岩の性質の違いなどに関する説明や実演、ビデオ見学などもお楽しみ。


ハンドルを操作すると、溶岩を模した熱いワックスが湧き出て固まる機械もあります

■プウオオ、キラウエア火山
センター最大の人気展示物とも言える、火山の模型。キラウエア火山で現在活発に噴火を続けるプウオオ火口にちなんで名づけられた、3階建てに匹敵する高さのこの火山は、アルミニウム製。山頂の真横を通るレインボー・ブリッジから、煮えたぎるオレンジの溶岩(実は乳白色の蛍光塗料入りの水をオレンジ・ライトで照らしたもの)を間近に眺めることが可能です。ブリッジに備え付けのボタンから操作をして、ガスを噴出させたり、噴火を起こさせることもできますよ。模型とわかっていながらも迫力満点で、一見の価値あり。火山内部も探検でき、チューブ状の溶岩トンネルの中にスライドがあったり、ユニークな形態の溶岩の標本を見たりすることもできます。


海中カメラをリモート操作できるディープ・タンク

■ディープ・タンク
現在ハワイ諸島南東、約1000メートルの海の底で噴火を続けるロイヒ火山。ロイヒ火山を模した山が配置された、天井まである大型海水タンクの中に二つのビデオカメラがあり、リモート操作でタンクの中を自由に移動させることができます。カメラがキャッチした映像は、タンク外の小さなスクリーンで見ることも可能。

…以上、多数の見所のほんの一部をザッとご紹介しましたが、いかがでしたか? ハワイという美しい島々を、科学的に分析することによって、ハワイの面白さ、魅力がまた違った側面から感じられるサイエンス・アドベンチャー・センター。[アドベンチャー・センター]と銘打っている通り、体験型で楽しめるスポットが無数に用意され、じっくり遊ぼうと思ったら1日中かかってしまうかもしれない、充実の施設です。来年以降は日本語によるツアーもスタートする予定なので、乞うご期待 ぜひ、家族揃って楽しんでみてくださいね。

ビショップ博物館、サイエンス・アドベンチャー・センター
Bishop Museum, Science Adventure Center
場所: 1525 Bernice St.
電話:(808)847-8291(日本語ライン)
開館時間:9時〜17時
定休日:無休
入場料:$14.95(4〜12歳は$11.95、3歳以下無料)
ホームページ(日本語):www.bishopmuseum.jp


(2005年12月取材)

子連れ旅行のアドバイスとおすすめグッズ

ケロッグ・カップ入りシリアル
朝食メニューとして何かと便利なシリアル。手軽で栄養価も高いオススメ・メニューながら、ホテルに滞在中はちょっとした手間がかかるのがたまにキズです。手間… なんて言ったら大げさですが、ミルクを注ぎ入れるボウルを調達しなければならないため、旅先ではミルクなしシリアルで済ませたりした経験、もしかしたら皆さんもあるのではないでしょうか? そんなわけで今回ご紹介するのが、ケロッグのカップ入り1人前シリアル。カップに入っているので、ミルクを注いで食べるだけ 小さな子供でも扱いやすい、大きめカップに入っているのがまた便利ですね。しかも後はただポイと捨てるだけ。そのためハワイのファミリーにも、キャンプにバケーションにと、何かと需要の高いアイテムです。シリアルの種類は写真のフルーツ・ループ以外に、お馴染みのコーンフレークなど多種多様。ハワイに着いたら、ぜひ調達してくださいね。ロングスやABCストアその他で$1.80前後で販売中です

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