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暮らす感覚でのびのびと滞在できるのがバケーション･レンタル。一軒家だからこその体験ができます！

■今年のハワイ旅行は、一軒家で暮らすように滞在したい！
「最近よく耳にするバケーション･レンタルって一体ナニ？」、「一軒家はどうやって借りるの？」などなど編集部にくる質問に、今回はズバリお答えします。

バケーション･レンタルとは、一戸建ての家やタウンハウスなどの不動産物件をまるごとオーナーや管理会社から借りるシステムを指します。個人所有の家を借りるメリットは、大勢で泊まることができ、何よりも旅行先で文字通り「暮らす」感覚が味わえること。また、長期滞在にも人気があります。一般的な一戸建てのバケーション･レンタルには、食器や調理器具つきのキッチン、洗濯機、乾燥機のほか、テレビなどがリビングルームについています。個々の家によってどのような設備や備品があるかは違いますが、家によってはテニスコートやプールがついていたり、ボディ･ボードやサーフボードなどが備品として置いてあるところも。ベッド＆ブレックファスト（B＆B）との違いは、ベッド＆ブレックファストはその名のとおり朝食付きの民宿で、自炊をするスペースは通常ない場合が多いことです。「暮らす感覚でのハワイ滞在」の人気が高まっていると同時に、コンドミニアムやバケーション･レンタルの数やバリエーションも増えつつある傾向にあります。予約する上で、2泊以上や30日以上(長期滞在のみ)などという条件付きの宿もあるので、事前にチェックした方がいいでしょう。

こんなゴージャスな邸宅をまるごとレンタルできます！ (マウイ島カパルアにあるバケーション･レンタル)

A.バケーション･レンタルの予約は意外に簡単です。今やインターネットでホテルや航空券、レンタカーをすべて個人手配する人が多いご時世、バケーション･レンタルも同様。見晴らしの良い家やゴージャスな邸宅、サーフィン･スポットや野生のイルカが来るビーチの側など目的や好みに合ったタイプの家を選びます。インターネットや雑誌で泊まりたい宿が決まったら、そのアドレスにアクセスして、直接オーナーとメールでやりとりするだけ。もちろん、泊まりたいバケーション･レンタルの許容範囲が何名までかは自分で確認しましょう。例えば、5名までの宿に8名泊まるのは無理なので、条件に合うバケーション･レンタルを選んでください。ただし、英語の場合が大半なので、ここで怖気づいてしまう人が多いのでは？　でも、オーナーは英語の文法など細かくチェックしませんし、意味が通じればよいので心配ご無用です。下記の例文を見て、こんな具合でメールを送信して返事を待ちます。不安な方は、ウェブ上の翻訳ソフトなどを活用しましょう。

(例文)
To: Kona Mango Farm Vacation Rental　(名称)
I would like to stay there starting on 08/20/2007 to 08/23/2007 (3 nights).
We are a party of 5 with 2 adults and 3 children. Please let me know of the availability. Thank you.
Hanako Yamada　　mail: 123@email.com

ハワイ島コナ郊外にある一軒家、「コナ･マンゴー･ファーム･バケーション･レンタル」のオーナー、トムさんとポキさん。「アメリカ本土からの方も日本の方も滞在された方はみなさん帰りたくないと言います(笑)」

A.その後、オーナーからの返信メールで空き状況が分かり、予約を確認する段階になったら、宿によってシステムは異なりますが、通常はデポジットとして宿泊代の数パーセントか、現地での手続き簡素化のために全額を支払うことになります。宿によっては現地でキャッシュ払いという場合も少なくありませんので、支払い方法を確認しましょう。名前や住所、人数やクレジットカード番号など指定の個人情報を入力したら、あとは予約確認書（Confirmation Form）が届いた段階で手続き完了。インターネットですべて済むという、あまりに簡単な予約方法も多いので戸惑うかも知れませんが、その予約確認書（Confirmation Form）をプリントアウトして持参することを忘れずに。不安に思う場合は、出発直前に再度確認のメールを入れておくと良いでしょう。また、行き方は事前に確認した方がベター。住所や行き方は通常ウェブサイトに載っているので、それをプリントアウトするか紙に書いて持参しましょう。また、英語のグーグルやヤフーのマップ専用ページに住所を入力すると車での行き方が分かりやすくマップで表示されますので、これをプリントアウトしておくと便利です。

「ハワイ島のキャプテン･クックでハワイアンのパワースポットから2分の場所にあるバケーション･レンタルに泊まりました！」

A.周辺でできるアクティビティや観光、ビーチでリラックスなど思い思いに楽しんでください。バケーション･レンタルで一戸建てを借りる場合、キッチンには食器や油、必要な調味料などが設置されている場合が多いですが、到着後にあるものと無いものを確認してから食材などの買出しに出た方が間違いないですね。また、あらかじめ付近のスーパーマーケットや観光ポイントの場所などを地図で確かめておくと便利です。

Q.チェックアウトはホテルとどう違うの？
A.支払いも済んでいるので、短期滞在の場合はオーナーに電話を入れるだけで済む場合もあります。鍵を指定の場所に戻す必要がある場合もあるので、わからない場合はチェックイン時に事前にチェックアウト方法や時間を確認しておくといいでしょう。

ただし、バケーション･レンタルに数ヶ月にわたって長期滞在する場合は、ハワイで不動産を賃貸するときと同じように、チェックアウトの際にオーナーが破損がないかチェックする場合もあります。バケーション･レンタルとはいえ、オーナーの個人の不動産を借りているので、家具などを壊してしまった場合は、弁償しなければならない場合もあります。一軒家を長期にわたって借りるということは、それだけの責任もついてくるということですね。

「バケーション･レンタルでは、終るまで待たなくてもいいので、お洗濯もカンタン！」

■バケーション･レンタル基礎用語解説　(例:長期滞在者向けのナプア･ポイント･バケーション･レンタルのホームページより)
例1）　Furnished lanai with grill for outdoor entertaining..
→ ラナイ（バルコニー）には家具とBBQグリルが付いています
例2）　3 separate bedrooms.
→　3つのベッドルームに分かれています
例3）　Ability to sleep up to 6 people.
→ 6人まで寝泊りできます
例4）　Deep soaking Japanese style master Jacuzzi bathtub.
→ 日本式の深い浴槽のジャグジーがあります
例5）　Incredibly convenient to public transportation, TheBus.
→ 公共のバス停から近くて便利です
例6）　$4500 month / Short-Term 1-6 months ($150/day – 1 month minimum) .
→ 1−6ヶ月の短期滞在は月＄4500で、1晩＄150の計算です。最低1ヶ月滞在が必要
例7）　$3500 month / Long-Term 　
→　長期滞在の場合は月＄3500
例8）　Off season, six month, or annual arrangements can be negotiated.　
→ オフシーズン、6ヶ月以上または年間契約は交渉に応じます　※通常オフシーズンは3月中旬〜6月中旬、8月下旬〜12月上旬、1月2日以降など。オンシーズンは6月下旬〜8月上旬、2月上旬〜3月下旬、12月下旬〜1月1日など
例9）　Availability Status/Available starting March 10th, 2007 　
→ 空き状況/2007年3月10日より空いています
例10）　No pets, no smoking in house (on patio ok).
→ ペット厳禁、室内での喫煙はご遠慮ください（中庭での喫煙は可）