第2回 パッケージ・ツアーの裏側を読む!
前回の「脱パッケージ・ツアー度チェック」で、とほほの結果に終わり、「やっぱり個人旅行なんて無理よ」と、ため息をつきながらお嘆きのあなた! 大丈夫です。この連載を最後まで読み終えるころには「よし、やってやる!」と鼻息荒く宣言しているに違いありません。一歩踏み込む勇気と知識があれば、個人旅行は決して難しくないのです。
物事にはすべて表と裏があるように、海外旅行も例外ではありません。旅行パンフレットの説明を見て、どう感じるかはひとそれぞれ。 例えば、こんなツアーのパンフレットが目に入ってきたとします。 さて、あなたはどう思いましたか? 申し込みも済ませ、現地に行ってから「こんなはずじゃなかった!」と嘆く前に、下のチェック表でまずは「パッケージ・ツアーの裏側熟知度」を見てみましょう! |
| Q.なぜ、「¥59,800」に一番魅力を感じてはいけないのか? A.いいんです。感じてもいいんです! いいんですが、ちょっと料金の後に注目してみてください。「¥59,800〜」となっているのが分かるでしょう? 「〜」が付いているということは必ずしも59,800円だということではないのです。これはほとんどが月曜日、水曜日など週明けや週の半ばの出発の料金であることが多いですね。仕事を持っているとそうそう長い期間休めませんからみなさん土日に出発したいでしょ? そういう場合、「59,800円だ!」と言って食いつくと高めの料金になってしまうことが多いのでご注意を! Q.なぜ、Aホテルがどこにあるか気にしないといけないのか? A.いいんです。気にしなくていいんです! 気にしなくてもいいのですが、ちょっとこのからくりを見ていくとしましょう。オアフ島の9割のホテルは、世界有数のリゾートとして名高い「ワイキキ」にあります。が! 「ワイキキ」と一言で言っても結構広い! ホテルの場所によっては海から超遠いところにあって、泳ぎ着かれた後、浮き輪やシュノーケリング・セットを持ったまま、ダルダルの状態でエッチラ、ホッチラと歩いてホテルまで帰らなければならないわけです。水着で体も濡れていますから、タクシーやバスなんて絶対乗せてもらえません。そして、遠いのは海だけではありません。レストランやワイキキの中心地にあるDFS(免税店)などのショッピング・エリアからも遠かったり。また、「Aホテルと同等のホテル」になるということも覚悟しておかないとね! 「同等のホテル」とは、グレードが同じくらいのホテルということで、必ずしも部屋の大きさや場所の便利さが保証されるわけではないということも肝に銘じてパッケージ・ツアーを申し込みましょう。 Q.ホテルの「部屋指定不可」とは? A.これは、「〜号室に泊まりたい!」という指定ができないというわけではありませんよ。ご存知でしょうが、念のため。では、一体この「部屋指定不可」とはどういうことなのでしょう? ホテルの部屋は、大きさや眺望などによりカテゴリー分けされています。せっかくハワイに来るんだから、「部屋から海が見たい!」と思う方もいるでしょうね。ところが、「部屋指定不可」の文言が付いているパッケージ・ツアーでは、「海が見える部屋を!」という指定ができません。また、格安のパッケージ・ツアーの場合はほとんどが海から遠い場合が多いので、「海が見たい!」と思っても見えない場合が多いことも頭に入れておきましょう。 では、どういうホテルなら海に近いのか見分けるコツを伝授しましょう。まず、泊まりたいホテルのウェブサイトや旅行代理店のウェブサイト、またはハワイの歩き方のホテル予約ページなどを参照し、そのホテルにある全ての部屋のカテゴリー名を調べます。その中に「オーシャンビュー」があれば海が近いホテルで、「オーシャン・フロント」というカテゴリーがあれば海が目の前のホテルである可能性が高くなります。もし、「オーシャン」が付くカテゴリーが1つもなく、「デラックス」や「スーペリア」などでカテゴリーが分けられている場合、これはビーチから遠いホテルということが多いですね。ホテルも、もし海が部屋から見えるのであればそれを売りにしたいわけですから、カテゴリー名に「オーシャン」と入れてあるはずなんです。でも、それがないということは「海が見えない」ことをあえて言いたくないということでもあるわけです。ただし、全てがこのルールに当てはまるわけではありませんので悪しからず。また、ホテルの部屋のカテゴリーについては、また後ほど、「ホテルを予約する」の時にじっくりとお教えしますので、お楽しみに! Q.航空会社はこだわりを持つべき? A.ハワイだけでなく、よく旅行をするという人は、絶対知っておいた方がいいのがマイルの常識! 一つの航空会社に決めて利用すると、マイルがどんどん溜まって無料でチケットをゲット! マイルについてはこちらをご参照くださいね。 >>ハワイの基礎知識-マイレージ・プログラム Q.なぜ「市内観光やウェルカム・ランチ付き」に喜んじゃだめ? A.格安パッケージ・ツアーに付いている市内観光のルートで、必ずと言っていいほど入っているのがお土産屋。「観光ツアーじゃないの?」そう言いたくなっても、無料のツアーですから何も言えませんね。そして、「ここでしか買えない!」と言われてついつい買ってしまった後に、実は他のお店にもあったなんてことはよくあること。では、ウェルカム・ランチは? 「ただでご飯が食べられるなんて一食分浮いたわ!」と思った方、だまされちゃいけない! こういう場合、旅行会社と提携しているレストランが多く、その中で決まったメニューしか食べられないなんてことも。そうなると、せっかくハワイに来たのに食べたくもないメニューの中から選ばないといけない羽目に… 無料だからいいか? いやいや、ここはハワイ。ハワイは、プレートランチなど安くてもおいしいところが一杯あります。ぜひ自分で開拓して行ってみてくださいね。 ■関連情報 / グルメ、レストラン ■関連情報 / B級グルメ |
| ■パッケージ・ツアー悲喜こもごも話 みなさん、パッケージ・ツアーを申し込む時の注意点、分かりましたか? それでは、次に、パッケージ・ツアー派から個人旅行派に変わった人の理由を見ていきましょう。 1.「うちで買ったチョコレートじゃないと品質が悪くなる!」と言われてチョコレートを強く勧められた! これは、読者Kさんの体験談です。パッケージ・ツアーに参加すると現地についてから説明会に参加しなければなりません。その説明会でお土産やオプショナルツアーを勧められることが多いのですが、Kさんは某旅行会社のスタッフに、「その辺りで買ったチョコレートは、空港のX線検査を通すと品質が落ちるけど、うちのチョコレートは成田で手渡しなので品質が落ちることはない!」と言われて危うく通常の3倍の値段でチョコレートを買ってしまいそうになりました。もちろん、ワイキキのABCストアの店長に現地で買った場合のことを相談したところ、空港で検査を受けてもチョコレートの品質は変わらないことを教えられました。その後、Kさんは説明会に行かなければならないパッケージ・ツアーではなく、個人手配で旅行をするようになったそうです。 2.「ナッツのわさび味はうちだけよ!」と言って通常の料金よりも高い値段で買わされた! ハワイといえば、マカデミア・ナッツ。その中に某メーカーが出している「わさび味のナッツ」があるのですが、それを読者のCさんは「ここでしか買えない!」と言われて、それを鵜呑みにして買ってしまいました。しかし、その後、スーパーやコンビニで同じ商品が安い値段で売られているのを見て大変後悔したそうです。 …とまぁ、いろいろ失敗談は尽きません。パッケージ・ツアーでも良心的なものもありますし、上手に利用すればお得なこともありますが、注意してしすぎることはありませんので、いろいろ調べてから申し込むのがいいですね。 |
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