秋はグルメの季節。美味しいものを食べるとき、一緒に楽しみたいのがワインですよね。「でも、ワインの世界は深すぎてなんだか難しそう」なんて思っている方も多いのでは? 実は私もです。…なので、ハワイ歩き方は強力な助っ人を探し出してきました。自称「ワイン・ギーク(ワインおたく)」のStephen(スティーブン)に、ワインの世界への道案内をお願いしちゃいましょう。
秋のグルメ企画、ワイン・ギークのアロハ・ワイン(その3)
Wine Geek’s Aloha Wine
●ワイン・テイスティングの締めくくりとは? アロハ、読者の皆さん、ワイン・ギーク(ワインおたく)ことスティーブンです。 前回はワインの香りと味について説明したけど、楽しんでいただけたかな? ワインの香りや味をあらわすのに、ずいぶんたくさんのジャンルに分かれていて、驚いた人も多いんじゃないかな? 今回はワイン・テイスティングの締めくくりについて説明するからね。 |
●ステップ5、フィニッシュとは? OK、きっともうワインについてはお腹いっぱいだよね。ワインは美味しいよね、でもディナーが食べたいって? そうだね、テイスティングを終えて、グラスを空にするときが来たよ。 グラスを空にしたとき、テイスティングが終わったとき、何かが残るはずなんだ。それは、口の中に残るかすかな味であり、鼻の中に漂う残り香であり、ちょっとした身体的刺激でもあるはずなんだ。これを専門用語では「フィニッシュ」って呼ぶんだ。良いワインであればあるほど、「フィニッシュ」は長く楽しいものなんだ。フィニッシュは余韻とでも言うべきかな? |
●ステップ6、ワイン日誌をつけてみよう! これでおしまい! 最初のワイン・テイスティング経験はどうだった? でもなんで、ワイン・テイスティングが重要なのかわかるかな? それには2つの理由があるんだ。1)経験を積めば積むほど、テイスティングしたワインの味をあらわすのが上手になる。2)ワインの味をあらわすのが上手になればなるほど、自分好みのワインを見つけることが簡単になる。と、いうことなんだよ。 ワインの趣味は主観的なもので、誰もが違った好みを持っているわけだけど、自分好みのワインを飲むためには、的確にワインの味を表現することが大切なんだ。 僕がおすすめするのは、ワイン日誌をつけること。小さなノートやスマートフォンのアプリに、自分が飲んだワインの次の事柄を記録してみて。1)ワインのタイプ(伝統的なワインの場合は原産地、新しいタイプのワインの場合はブドウの種類)、2)原産国、3)ラベル(ワインのラベルには、ワイナリーの名前、ワインの名称が記載されているはず)、4)ヴィンテージ(ボトルに製造年が入っているはず)、5)あなた自身が感じた色と粘度、6)香り、7)味、8)フィニッシュ(余韻)、9)そのワインが好きかどうか。 アロハ、またお会いしましょう。
(2012年9月更新) |
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