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ハワイ歩き方事務局
人気連載「Aunty Ayaのゆるゆる~な海のお話」

第20回 船に住む人々♪ (後編)

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2011年12月02日

ゆるゆる~な海のお話

Aunty Ayaのゆるゆる~な海のお話 第19回 海の船に住む人々♪ (前編)

楽しい事ばかりではない、船のオーナー♪

船に住む人々
船に住む人々

マリーアンのご主人トムは父親の代からのヨットマンで、船の設計図を買い、南太平洋クルーズに出るとお父さんに伝えた時はとても羨ましがられたそうです。トムはコンピューターのプログラマーだったのでヨットの知識に加え機械などにも強く、長期クルーズをするには鬼に金棒。それに引き換えマリーアンの家族は船とは全く無縁。もちろん彼女もトムとのこの長期クルーズに出るまではヨットのヨの字も知らなかったそうです。危険もいっぱい伴うロング・クルージングに両親は大反対したそうですよ。

当時はアメリカドルが高かったこともあり、オーストラリアの造船所に船を発注した2人は家も売り、仕事も辞めて準備万端。でも、船はいっこうに出来上がらなかったそうです。辛抱できず、オーストラリアに移住し、オーダーしてから完成まで2年以上もかかったそうです。毎日、造船所を訪れては「今日はどこまで進むのかな?」って挨拶がわりに言わないと何も始まらなかったそうですよ。「ハワイアンタイム」ならぬ、「オージータイム」ですね(笑)。

船を持つのはとても優雅そうに見えるけど、海水に使っている物を造るのも維持するのも大変。今年は陸にあげて10年間分のお手入れをしました。船を完全に乾かしてから、3週間かけて海水でダメージを受けた船艇に専用の塗料を塗ります。この作業、私も幾度となくしていますが、船艇が錆びないように人間には毒にもなるこの塗料を顔にかからず、吸わないように気をつけながら完全防備でカンカン照りの太陽の下、熱いわ… 上を向いて塗ると首も腕も痛いわ… で拷問に近い感覚を味わいます。この作業が延々と続くのです。「リンダ」にはソーラー設備もついていて、キッチンもバスルームも充実しているので、その点検もマメにしないといけません。ベッドルームが3つもありますが、子供のいない2人は1つ以外は倉庫として使っているそうです。

マリーアンとトムは又、クルージングに行きたくなったら旅に出ると言います。それまでは、気候も良く、太平洋への便も良いハワイにとどまると。ハーバーで夕陽を見ながら、お喋りをするのが今の2人の最大の楽しみといいます。捨てれるものは捨て、シンプルに「夢」を手に入れた2人だからこそ味わえる幸せなのでしょうね♪

(2011年12月更新)

 

ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール
アンティ・アヤ オーストラリアと関西育ち。ボケ担当の関西のオバチャンで~す。2000年に初めてヨットレースのためにハワイに来て、超ワガママで釣りバカのダンナと出会い結婚。現在はハワイの文化にも興味が出てきて、ゆるゆる~とマリンスポーツをしながらコオラウ山脈のふもとの自然に囲まれた野性的な環境でスローライフを楽しんでいます。ライター業以外でもハワイのブランドのノア・ノアのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパ内レインボー・バザール店の新米マネージャーとしても奮闘中。応援よろしゅ~お願いします。

ブログはこちらhttp://auntyaya.hapagirlpikake.com/

アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com

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