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Eriko
人気連載「えりこのカレッジ・マム奮闘記・イン・ハワイ」

第12回 2010年スプリング・セメスター開始!(後編)

投稿者: Eriko 更新日:2010年02月19日

カレッジ・マム奮闘記・イン・ハワイ

アロハ、えりこです。アメリカ人の夫と日本で国際結婚後、夫の転勤で日本からハワイへ来てはや17年。ハワイで出産した子どもたちもあっという間に成長して、今年8月から中学生と高校生に! そして私も、子どもたちに負けじと5年前ほど前から大学に通いはじめました。来年卒業を目指して、子育てとライター業の合間に学業に励む苦学生、「カレッジ・マム(母さん)」ことえりこの奮闘記をお楽しみください。

えりこのカレッジ・マム奮闘記・イン・ハワイ 第12回 2010年スプリング・セメスター開始(後編)

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いよいよシニアに突入
でもよくよく考えてみると、私って、今学期からシニア(大学4年目)なんですよね。この調子でちゃんといけると、今年の秋には学士号を取得することができるんだ〜(と自分で感心)。

コミュニティー・カレッジ(2年制大学)から今の学校にトランスファーしたばかりの頃は、「やれやれ、いつ終わるのやら…」と気が遠くなりそうだったけれど、ゴールまであと少しだと思うとがんばろうという気持ちも膨んできます。そういえば、トランスファーした最初のセメスターは、仕事、学校、家族のバランス、また経済的なこともあって、悩んだこともあったっけ。

でも、そんな私が学校を辞めずに続けることができたのには、あるひとつの出来事があったからです。

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悩んだ時期もありました…
その時期の私は、「こんなにストレスを抱えてまで学校に通う価値があるのだろうか?」といつも自分に問い、真剣に学校を辞めようかと考えていました。

そんなある日、大学で英語のチューター(個人指導)をしている学生、黒人女性アキラと知り合いました。アキラのご主人は現役の軍人さんで、彼女にも私と同じ年頃のふたりの息子さんがいました。

ある日論文の作成でアキラに指導してもらっていた際、ふとしたことから彼女と学校やファミリーの話になりました。そう親しくもない私の悩みを真剣に聞いてくれる彼女の優しさに、ストレスの頂点だった私の目からは、思わずたくさんの涙がボロボロとこぼれ落ちてきました。

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励ましの言葉と転機
思い余って泣き出した私にアキラは、「大丈夫よ。貴方の気持ちすごくよくわかるわ。私だって、時々、子どもたちが眠った後、ベッドルームのドアを閉めてひとりきりになったら、涙が止まらないことがあるのよ」。

夫がイラクへ勤務中のアキラは、ひとりで子どもの世話をして、学校でチューターとして働きながら、学業もこなしていました。いつも笑顔で気丈そうにみえる彼女でさえ、思わずフッと気が抜ける瞬間があるのだな、とホッとしたような気持ちになりました。

「大学を辞めようと考えている」という私に、「辞めちゃだめ! 今は長いと感じるかもしれないけど、やってみると意外にすぐなのよ。実際、今の我が家は超ド貧乏だわよ(笑)。でも、今の私たちは学位を取る事がとても大事なのよ」と言って優しくハグしてくれました。当時の私にとって、同じような難関をくぐり抜けてきた彼女の言葉は、誰よりも真実味があり、励ましになりました。アキラは、次のセメスターに学士号を取得し卒業していきました。

現在、彼女は、英語の先生を目指して大学院へ通われているそうです。きっと生徒から慕われる素敵な先生になられることでしょう。

 

ハワイ在住カレッジ・マム、えりこのプロフィール

カレッジ・マム、えりこ オアフ島西部カポレイに夫、2人のティーンの息子、愛犬モモと暮らす。シネマ・オタクな本人とは逆に、夫ジョンはダイバーでアウトドア大好きな海の男。長男スカイは音楽をこよなく愛するギター小僧。また、弟のハンターはビデオ・ゲーム大好きなサッカー少年である。現在ライター業の傍ら、カウンセラーになる日を夢見て、ハワイ大学ウエスト・オアフ校で心理学の学士号を取得中。卒業予定は2010年秋。

カレッジ・マム、えりこへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com

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