ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

ハワイ歩き方事務局
人気連載「犬と一緒にハワイ移住」

第02回 犬連れ国際結婚

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年10月15日

ペット犬と一緒にハワイ移住

ハワイ移住はある日、突然やってきた!? 日本で働く国際派カップルが愛犬を連れてハワイへ引っ越すまでの道のりを公開。ハワイへの引越しから現地での家探しまで詳しく綴ります。海外赴任や国際結婚、ハワイ留学を控えている人も必見です。

犬と一緒にハワイ移住 第2回 犬連れ国際結婚

 

ハワイのビーチで このコラムの主役は、現在ハワイ在住犬のアタシ

結婚しない主義の私が国際結婚に踏み切ったのは?
前回の通り、かなり安易にアメリカへの引越しが決定してしまったのだが、決定してからの道程はそんなに簡単ではないのだった…

話はさかのぼりますが、夫のアンちゃんと私は日本に住んでいる当時、付き合って5年くらい経っていて週末婚みたいな生活をしていたものの、結婚や婚約などの話は一切出ていなかったのだ。これは付き合いだした当初に一度、私が「結婚に興味はない」と宣言していたためらしい。素直に自分の考えとして、「そういう制度に興味がない」ってことを軽〜く言っただけなのだけど… 確かにアメリカ行きがなかったら、まだ結婚してなかっただろうなぁ。そんな事情で、まずそっち方面から片付けて、日本で入籍し、グリーンカード(アメリカ永住)用の移民ビザを取得。 日本での入籍は簡単で結婚届を必要書類と一緒に提出しただけ。ちなみに国際結婚では、結婚しただけでは名前は変わりません(姓の変更届が必要)。面倒だったので、私も日本では旧姓のまんま。アメリカではアンちゃんの姓を使っています。そして戸籍の世帯主は私で、日本国籍がないため夫のアンちゃんは備考欄に記載されています。

犬とハワイ移住 いまどき、犬でもハワイ移住できます

グリーンカード取得は楽じゃない!?
日本での入籍と対照的に、グリーンカード取得の手続きはなかなか面倒だった(日本でのビザ申請の詳細はアメリカ大使館のホームページを参照)。アメリカ大使館にビザ申請をする前には請願書と書類の提出が必要。その中に「扶養宣誓供述書」というのがあって、結婚して外国人がアメリカに住む際に配偶者やその家族などが、嫁(や婿)の経済的スポンサーとなり、「扶養できる」ことを公式な書類で証明しなければならないのです。当時、アンちゃんの収入がアメリカ国内になかったので私の経済的スポンサーになれず、バリバリ現役で活躍しているエンジニアのアンパパ(アンちゃんのパパ)に頼んでスポンサーになってもらって納税記録を送ってもらい、それが受理されてから本格的なビザ申請を開始したのでした。ちなみに、経済的スポンサーは貧困ライン(アメリカ政府が設定する最低限の生活に必要な収入額)からはじき出した金額を支援できるという証明が必要なのだけど、ハワイとアラスカは物価が高いせいかその貧困ラインさえ他の州と比べるとお高いのですよ(詳しくはこちら)。

国際結婚 アメリカ人が外国人と結婚する場合、配偶者の経済的なスポンサーが必要になります

そして、請願書が受理されると本格的にビザ申請開始。必要書類には警察が発行した無犯罪証明書や指定診療所での健康診断などがあり、そのまま日本に住んでいたら二度と見ることはなかったであろう小学生の時の予防接種の記録を引っ張り出したり、当座の生活費保証を証明するためのお金をかき集めたり(アンパパの経済的スポンサーもあったのだけど念のため)… また、グリーンカード取得に必要な健康診断の中にはエイズ検査が入っていて、ちょうどその頃「あなたは彼氏の元カノの元彼を知っていますか?」という感じのエイズ教育コマーシャルがテレビで放映されていたため、いろいろ考えてしまい一人でビビリまくり、実は正式な健康診断の前に市の検査機関でエイズ検査やってきました。 …はい、小心者っす。

そして、アメリカ大使館で行われた最終インタビュー。本当は私一人でも良かったのだけど、結婚に関することなのだから二人で行ったほうが心象がいいだろうということで(偽装結婚と疑われる確率が低くなる?)、アンちゃんと二人で行きました。二人とも心象を良くするためスーツまで着てるところが小心者です。行ってみればほとんどの人がジーンズにシャツといったカジュアルな格好で、私たちだけ「仕事を途中で抜けてきたんですか?」といわれそうな服装。そしてしばらく待った後、インタビュー開始。

アメリカ大使館で面接だ

グリーンカード やっと取得したグリーンカード。グリーンだったのは昔の話。今はピンク色です

審査官: 「結婚までのいきさつを教えて。」
私:「同じ職場で働いていて、付き合うようになって… これこれしかじか…」
審査官: 「ふ〜ん。職場恋愛ね。(と、おもむろに書類を見る) へえ、○○社で働いていたんだ。僕も前この会社にいたんだよ。」
私:「ええ〜! 偶然ですね!」

と、アンちゃん&私が昔働いていた会社の事務所で審査官が過去に働いていたとかで(時期も地区等もまったく違い、面識は一切ありませんが)かなり和やかな雰囲気で面接終了。

約1週間後にはグリーンカード用ビザも受け取り、かなりスムーズにビザ取得。でも立て続けに入籍、配偶者ビザ、グリーンカードと手続きしたせいで、書類に埋もれたような毎日でした。インターネットで見た体験談では、アメリカ国内で手続きするとよく書類をなくされて最初から手続きのやり直しとか(それも年単位で待たされた末に!) 、何ヶ月も待った後に連絡が来ないので問い合わせたら「あなたの順番は過ぎました」といわれるとか、ホラーストーリーが山ほどあるとのこと。最初のグリーンカード取得から2年後に正式な永住権(今のは暫定的なグリーンカード)に切り替えるための手続きがアメリカ国内であるので、今から恐れおののいております、私。 ビザ申請に関してよく見たサイトは、国際結婚情報サイトとしては超有名な「ぱたのうち」や「国際結婚の掲示板」(現在は休止中)などです。 (つづく…)

ペット親バカ日記  ハワイで猫と暮らす人にインタビュー  「僕は犬より、猫派です!」

ミーちゃんと昼寝中。寝違えてしまうのが、悩みの種
飼い主 スコットさん
ハワイ在住暦 5年くらい
ペットのプロフィール ミーちゃん(2才)とニャーくん(5才)、雑種
ひとこと自慢 ミーちゃんは、飼い始めたときに22階のラナイから落ちたとき、21階に見事着陸し、九死に一生を得ました。強い子です(笑)。
困りごと ニャーくんは、ちょっと鬱気味で困っています(笑)。虫とか動くものが部屋に入ってきても無関心。生きがいは、食のみ!
家族の一員だなあ…と思う瞬間は? ミーちゃんはいつも僕の頭の上あたりで寝ています。でも、ときどき寝違えてしまうのが悩みの種。

 
 
 
ラニカイ・ビーチで

アメリカ永住権を意味する「グリーンカード」ですが、実際はグリーンじゃありません。最初は緑だったそうですが。米国人の家族、抽選、雇用、投資などを通して取得可能。軽い気持ちで抽選に応募して当選したものの、当選から数ヶ月以内にアメリカに移住し一定期間をアメリカで暮らすという規定が守れず(日本国内の仕事を辞めたりする必要があるため)辞退する人も結構いるとか。また映画「グリーンカード」で偽装結婚していたカップルがお互いの生活用品のブランドや趣味志向を覚えて面接に備えていたのを見て、本当の面接前に同じことをするカップルが続出。(念のため、私もしました。)「歯磨き粉はアクアフレッシュ、好きなアニメはシンプソンズだね」とか。まったく聞かれませんでしたが。友人の話によると、日本で面接をする場合はどちらかというと、ある程度英語が話せてアメリカで生活と就労がちゃんとできるかをチェックしているっぽい。

 
 

この記事が属するカテゴリー: アロハダイアリー, 暮らし
関連キーワード: 国際結婚, 愛犬, 永住権,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*