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ハワイ歩き方事務局
人気連載「犬と一緒にハワイ移住」

第07回 とりあえず家探し

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2008年03月15日

ペット犬と一緒にハワイ移住

ハワイ移住はある日、突然やってきた!? 日本で働く国際派カップルが愛犬を連れてハワイへ引っ越すまでの道のりを公開。ハワイへの引越しから現地での家探しまで詳しく綴ります。海外赴任や国際結婚、ハワイ留学を控えている人も必見です。

犬と一緒にハワイ移住 第7回 とりあえず家探し

ペット犬とハワイ移住ハワイのビーチでのんびり。

激安4泊6日でハワイ滞在。家探し2日目は…
ハワイへ引っ越す前に(前々回の続き)、まずは4泊6日の激安ツアーでハワイ入りして家を探すことに。ホノルルに到着して2日目は夜型の2人には珍しく朝8時から家探しを開始。近くのスタバでコーヒーとデーニッシュの朝ごはんを調達してから、アメリカ人の夫のアンちゃんは不動産会社に電話をかけまくる。見学予定物件の半分くらいに関しては、不動産屋さんに「ハワイに着いてから連絡してね」と言われていたのだ。そして、当日午前10時にアポを入れた見学地へ出発。

そこはホノルル郊外にあるアパートで、エージェント氏から「鍵を開けておくから10時ごろ勝手に見学して」と言われていたところ(いいのか? そんなことして。誰でも入れちゃうよ!)。行くまでに道に迷って少し遅れてしまったけど、どうせエージェントもいないことだし問題なし。車を止めてアパートに近づくが、「ここもセクション8?」と言った感じの外観。(セクション8が悪いわけではないけど、前回見た物件のせいでかなり印象が悪くなってしまった。)おまけになんか近所の雰囲気が悪い。静かなんだけど、周りの住人からチェックされている感じ。あまり好意的ではない視線を感じる。ハワイは盗難以外の犯罪率が他の州と比べてはるかに少ないことは2人とも知っていたけど、「ここはやばそうだぞ」と感じたら避けるのがベスト、というアメリカの常識に従ってアパート内を見学すらせずに早々とその場を去ったのでした。

そのほかにも3件ほど「うーむ」と唸ってしまうような物件を見学した後(そのうちの1ヶ所は家具付き物件だったのだけど、家具がくさかった(!)ため、アンちゃんにより即却下)いい物件に当たらなさ加減に落胆した2人はどんよりして帰途についたのでした。

ハワイで家探し3日目
ハワイで家探しを始めて3日目は9時頃稼動開始。アンちゃんの電話アポ業務の後、インターネットの最新情報をネットカフェからチェックして出発!

ペット犬とハワイ移住ハワイ大学のキャンパスで

最初の見学はある病院の近くのコンド。コンドでペット可っていうのは(私たちの経験の中では)とんでもなく珍しい。かなり長い間迷って近所をぐるぐる回った後にやっと現地到着。その日はオープンハウスだったらしく、私たち以外にも何組も見学に来ていました。大きいステュディオできれいだし、「いいんじゃない、いいんじゃない♪」。でも、そのコンドのオーナーらしき人が、「犬がいるんだったら、私が一度会ってフレンドリーな犬かチェックしないとだめよ〜!」と言っていたので、家の娘が来るのはかなり先だと説明すると、「それならいいわ」って、がくっ。ただの犬好き? でも、今まで見た物件があまりにも「うーむ」なものだったもので、今考えるとまあ普通のそのコンドが天国のように見えて、早速、賃貸の申込書を提出したのでした。しかし、申込みを提出して車に向かう間にアンちゃんが「ここって、H1(フリーウェイ)にかなり近くない?」と言う。そういえばフリーウェイから聞こえる音が結構うるさい。夜はもっとうるさく聞こえるだろうし、眠りの浅いあんちゃんはこの音は耐えられるだろうか?ということで、2人はまた眉間にしわを寄せて次の見学に向かったのでした。

次に家探しに行った場所は、なんとカイルア

ペット犬とハワイ移住「おいしいものちょうだい!」 とおねだり中

今考えると、「なんと無茶な!」と思うんだけど、このときはペット可ならどこの物件でも見る勢いの2人は躊躇なくカイルアに向かったのでした。まあ、その頃私は埼玉の奥地から片道1時間半以上かけて通勤していたし、過去には事情があってサンディエゴからオレンジカウンティまで片道1時間半車で通ったりもしていたので、「ハワイ大学からカイルアの30分の道のりなんてたいしたことないっしょ」、と軽く受け止めていたのです(渋滞については無視)。アンちゃんもその頃は完全に日本感覚で暮らしていたので、特に変とも思っていなかった様子。カイルアには予定よりかなり早く着いてしまったので、ちょっと寄り道してカイルア・ビーチへ。「わー、気持ちいー!!」。「空いているし、海の色がきれいだし、最高!」と、そこに2匹の犬連れの女の人。「かわいー!」犬と一緒にいないと禁断症状を起こし、すれ違う犬に無意識にくっついていってしまう危険な私。

私:「かわいいですねー」
飼い主:「ありがとう。でもこの子達あんまりフレンドリーじゃないのよね」
私:「なでてもいいですか?」
飼い主:「どうぞ。」
嬉々として手を伸ばす私。ガブッ。
て、手首噛まれた… が、飼い主は気づいていない。
「(ワンちゃんと遊ばせてもらって)ありがとうございました。」とその場を去る。犬に対しては異様に寛容な私。人間だったら文句言ってるぞ…(人間だったらタイソン以外噛まないって。てゆうか、手を出した私が悪い。)

ペット犬とハワイ移住海を見つめてたそがれる2人

また気を取り直して見学へ。その物件の住まい自体は掘っ立て小屋風。物置を作り変えたのかなと言う感じ。でも裏庭が広い。私はそのヤードが気に入って(カイルア・ビーチにも近いし)「ここでもいいかも」と思い始めていたが、アンちゃんの顔色はあまり冴えない。そしてアンちゃんがハワイ大学に通う話をすると、不動産会社のオヤジが「ハワイ大学に通う? なーに馬鹿なこと言ってるんだ! ここは止めたほうがいいよ。もっと近くの物件にしな!」とのたまうではないか。でもペット可物件がなかなか無い、と言う話をすると「だったらとりあえず犬が来る前に2人でどこかに入居しな。それで家賃支払日の数日前に大家さんに直接家賃を払って、それを犬が来るまで何ヶ月か続けるといいよ。本来は犬禁止の場所でも見逃してくれるかもよ」と言うではないか。「その心は?」と聞くと「直接家賃をもらえばそっくりそのまま自分のお金になるだろ(課税対象じゃなくなるってこと)。何回か続けてもらうとそのお金を定期収入としてあてにするようになるから、なくなるくらいなら大家さんも犬のことには目をつぶろうってなるんだよ」。な、何という裏技! てか違法? でも、仮にその方法を試したとしても、ペット可にならない可能性もあるし、万が一うまくいってもそんなふうに法の目をかいくぐって利益を得ようとするタイプの人を相手にすると、後々裏目に出る可能性もあって危険(突然出て行けと言われるとか)だということで遠慮しときました。カイルアでは結局、賃貸の申し込み用紙をもらうだけで、その場を去る。次はワイキキに程近いエリアのアパート。ふーん。カーペットは新しいし、狭いけど一応1ベッドルームだし、ハワイ大学から近いし、なかなか良いのではないか。ラナイがないのが悲しいけど。と、そこでもアプリケーション提出。

ここでハワイでの家探し3日目終了。2箇所で賃貸の申し込みを提出したし、ビーチにも行けたし、とりあえず良かったー。グー(すぐ眠りにつく)。

つづく

ペット親バカ日記  ハワイで犬と暮らす人にインタビュー  「平日は、犬の保育園によく行ってます」
ペット自慢 オアフ島ポートロックで婚約記念の写真撮影をしました(Photo by Frank Amodo)
飼い主 アリン・ナカオカ & ダーシー・シイノキさん
ハワイ在住暦 ハワイ生まれ、ハワイ育ち
ペットのプロフィール ナットー・ビーン(ジャックラッセル、18ヶ月)、背中に3つ丸くて茶色い斑点があって、ご飯の上の納豆がのっているみたいだったので、こう命名。ちなみに、私たちの大好物は納豆。
アクティビティ 犬のお友達とお遊びデートしたり、ビーチに出掛けて潮溜まりで水遊びしたりします。
家族だなあと感じる瞬間は? ナットー・ビーンを家に置いて旅行に出掛けるときは、さみしく感じますね。家族や友達も一緒に遊ぶのを楽しみにしていて、「ナットー・ビーンはどうしてる?」っていつも訊いてきますね。いつも絶妙のタイミングで側にきて、その場の雰囲気を和ませてくれます。外で物音がするときは、必ずチェックして家を守ってくれています。
お散歩コース うちの子は、とにかく外で歩き回るのが好き。何事にも前向きで何にでも夢中になっちゃう性格です。平日は、「オハナ・ドギー・デイケア」という犬の保育園によく行っています。週末は、ダイヤモンドヘッドにある犬用の公園に連れて行きますね。
表彰されたことは? ナットー・ビーンが去年、ハロウィンの仮装大会に出場したときのこと。ハワイ大学の人気フットボール選手、コルト・ブレナンに扮して出たら、「ユニーク賞」のカテゴリーで3位に入賞しました。
ひとこと自慢 ナットー・ビーンは、すっごく頭がいいんですよ。頑張ったときにもらえるスナックも好きですけどね。得意技は、「納豆巻き」と「ハイ・ファイブ」(アメリカの若者が手のひらを合わせてする挨拶)。

このコラム執筆者でハワイ在住のA子さんと主役犬、エンジェルちゃんからの嬉しいプレゼント企画のお知らせです。この「ペット親ばか日記」に出演して下さったハワイ在住のワンちゃんにもれなくエンジェルちゃんの大好物、「かわはぎ」をプレゼントいたします。自薦、他薦を問いませんのでドシドシeditor@hawaii-arukikata.comまでご応募ください。

この記事が属するカテゴリー: アロハダイアリー, 暮らし
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