■メリーモナークにまつわる忘れられないドラマ
ドラマクイーンは頂けないけど、どうしたって様々なドラマが展開されてしまう、メリーモナーク舞台裏。当日使うはずのレイがないと出場ギリギリまで走り回っていたり、うちのハラウではないけど、クムと喧嘩して当日荷物をまとめて帰ってしまうダンサーがいたり、妊娠が発覚してやはり直前に辞退したり…
どんなに頑張ってもアウアナラインに入れてもらえない事もあります。ソロで踊って上手か下手と言うのは、正直あまり関係ないのです。全体的に一つにまとまれるかの方が、大事なのです。もう一つ今回起こった事件? ですが、日本人フラシスターの一人が結婚をして、グリーンカードの手続き中でした。そしてなんと最終日、アウアナの日にグリーンカードの面接が、重なってしまったのです。相当悩んでいましたが、クムにも相談して彼女はなんと、朝オアフへ帰り、面接を終え、彼と二人ヒロに戻ってくるという手段を取りました。いくらなんでも1年、365日あるうち、メリーモナークのたった3日に当たるとは、なんと間が悪い。でも無事にすべてを追え、ホッとした事でしょう。
さて、メリーモナークは大変な事ばかりではもちろんありません。今回なんとも私を感動させてくれたのが、あるフラブラザー、ランディ君です。彼はハワイの人にしてはおとなしくて、クムですら、 「彼の声は、”Hi,クム”、と帰る時に、”Bye,クム”、しか聞いた事がない」と言うぐらいなんです。いつからハラウにいるのかも良く解らないけど気付いたら、いました。去年の練習にもきちんと参加していましたが、残念ながら去年は選ばれる事はなく、サポーターとしてヒロについていきました。しかしその彼が今年は、カヒコもアウアナにも入っていたのです。アウアナに関しては、堂々と真ん中の2列目に位置し、満面の笑みで踊っていました。テレビ画面を独り占めする事もあり、私はテレビで見ながら感動で、又泣きそうになってしまいました。
運動会で自分の子供の活躍をみる親の気分とでも言うのでしょうか?とにかく、目立たなかった彼が、本当にステキに踊っていたのですから。頑張っている人にはいつか日の目が当たるのだと言う事を彼が身を持って教えてくれたように思います。華やかな舞台であるメリーモナーク、舞台裏には様々なドラマがあります。色んな事を想像しながら見ると、又違った風に見えてくるかもしませんね。さて、最終回のおまけとして先日撮ったお宝画像を載せちゃいます。ママとなった2004年ミスアロハフラのナターシャ。ベイビー&優しいダーリンとのファミリーショットであります。快く撮らせてくれました。では、約1年間、お付き合いくださいまして本当に 「Big Mahalo」です。この場を提供してくださった、ハワイの歩き方の編集の方々、応援してくださった方々。改めて御礼を申し上げます。
又皆さんとフラのお話が出来る日がくる事を祈って、A Hui Hou!!!
(終わり)
(2009年7月更新)
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