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キョーコ
人気連載「ハワイあれこれ興味津々」

その5・知れば知るほど奥深いハワイのウォールアート<前編>

投稿者: キョーコ 更新日:2017年07月25日

What's Happening in Hawaii? Vol.5

ハワイ暮らしが人生の半分を超えてしまったワタクシ。未だ魅力尽きないハワイですが、このシリーズでは「住民の視点」からハワイの旬の話題をはじめ、気になるあれこれをお伝えしてまいります。

■興味津々その5 知れば知るほど奥深いハワイのウォールアート(前編)

ウォールアート(壁画)といえば、オアフ島カカアコ地区が有名です。インスタ映えする撮影スポットとして、連日多くの人たちが訪れています。

最近では、学校のプロジェクトの一環としてキャンパスを囲む壁や、工事現場の仮囲いが美しいウォールアートとして、人々の目を楽しませてくれています。

ホノルル・ダウンタウンにある中学校、セントラル・ミドルスクールでは夏休みを前に、ハワイ出身アーティストのソロモン・イノスさんを招いて、ウォールアート製作プロジェクトを実施しました。

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同プロジェクトはイギリスのエジンバラ大学の協賛で、マーシャル諸島の文化、アイデンティティを再認識してもらうことを目的とし、マーシャル諸島から移住してきた生徒が多いセントラル・ミドルスクールでの実施が決まったということです。

壁画製作を前にイノスさんは同校を訪れ、全校生徒を前にプロジェクトについての説明を行い、「自らのアイデンティティに誇りを持って生きてほしい」と訴えました。

5月13日早朝、イノスさん、生徒やその父兄、教職員が学校に集いました。パリハイウェイ、南ククイストリート沿い、学校の周囲を囲む壁にイノスさんがまず輪郭を描き、参加者が指示に従って色を塗っていきました。

なんと壁画は夕方までに完了したそうです。壁の端には製作に参加した人たちの名前が記されています。

さて、このイノスさんですが、ブレイズデルコンサートホール向かい、目下整備工事中のトーマススクエア広場の周囲に設けられた防護板に“謎の手話”(とワタクシは呼んでいる)を描いた方でもあります。

キング、ワード、ベレタニア、そしてビクトリア通りに囲まれたトーマススクエアは、カメハメハ3世の王国復古に尽力したリチャード・トーマス海軍将官に敬意を表して命名された公園です。

1843年7月31日にハワイ王国復権の儀式が行なわれており、175周年となる2018年7月31日に向けて、ホノルル市では整備計画に取り組んでいます。

防護板に描かれた手話のサイン、(どこがスタートか分かりませんが)ちゃんとメッセージになっているそうです。

「この広場は正をもって邪を正してくれた海軍将官のストーリーそのものである」

防護板はホノルル美術館、そして毎週水曜日にファーマーズマーケットが開催されているブレイズデルセンターの向かいです。散策の際にぜひチェックしてみてください。

さて後編では、 観光客の方もよく利用するマッカリー通りの壁画をご紹介します。

後編に続く…

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■人気連載「ハワイあれこれ興味津々」興味津々その1・ハワイの住宅事情(前編)
■人気連載「ハワイあれこれ興味津々」興味津々その2・ハワイで家を買い替える(売る編)
■人気連載「ハワイあれこれ興味津々」興味津々その3・ハワイの卒業式

 

Koco

キョーコのプロフィール

神奈川県生まれ。1988年からハワイ在住。学生時代に知り合った韓国/日系4世の夫と、40歳目前でやっとこさ授かった娘の3人。大規模な再開発計画が進行中のオアフ島カカアコ地区在住。地元日本語新聞の記者を経て、現在はフリーランスライターとして、ハワイ報知のほか、ハワイアン航空機内誌「ハナホウ」やMyハワイなどでローカル情報やハワイアンカルチャーに関する記事の執筆、翻訳作業に関わる。趣味は読書とカメラと俳句少々。
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