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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイで家を探すには?」

ハワイで家を探すには? 4

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年09月18日

このコーナーでは、現地在住の「ハワイの歩き方」編集部が集めたハワイ暮らしに役立つ情報をご紹介します。ハワイでの滞在や生活に、もちろん旅行者にも役立つ情報が満載です。

ハワイで家を探すには? 4

前回はハワイの賃貸広告の読み方や物件の見学、見学する際のチェックポイントについてでした。今回は賃貸の申し込み手続き、クレジット・チェック、契約の仕方、そして最終段階の入居についてです。

住む家を決めたら、さっそく申し込み

ハワイの家
ハワイの豪邸は、見ているだけで楽しい

賃貸物件を見比べて、「ぜひここに住みたい!」という物件に出会ったら、すぐにでも契約手続きに入りましょう。モタモタしていると他の人に借りられてしまいます!  心を決めたら、まずしなければいけないのがアプリケーション(申し込み書類)の提出。アプリケーションを出したいと貸主にいうと用紙をくれます。書き込む内容は大体似たり寄ったりなので、あらかじめ必要事項を書き出しておくと便利です。一般的に記入する事項としては、名前、住所、電話番号、誕生日、ソーシャル・セキュリティ番号、雇用関係の情報(会社名、住所、給料、雇用期間など)について過去何件分か記入、学生の場合は学校名や経済的援助者の情報など。それから、賃貸関係(住所、管理人の名前、賃貸期間、退去理由)の情報を過去何件分か記入し、銀行関係(銀行名、口座番号、金額)などを記入します。同居人がいる場合はその人の情報も必要となります。日本から来たばかりの場合は現地の雇用関係がないことが多いと思うのですが、そういう場合は当分働かなくても家賃が十分払えるという証明や、すぐに仕事が見つかるスキルがあることをアピールすると良いかも。大家さんの立場を考えてみて、家賃をしっかり払い、問題を起こさない店子だと分かってもらえる書類を提出しましょう。

懐具合は、クレジット・ヒストリーで判断される?

ハワイの家
ガレージも立派

アプリケーションを提出すると、その内容の審査とその人物のクレジット・チェック(信用審査)、つまりクレジット・ヒストリーの審査が行われます。クレジット・ヒストリーとは「支払い履歴」とでも言いましょうか、その人物のアメリカでの(ココ大事!)ローンだとかクレジット・カード、公共料金等の支払いの記録のことで、ソーシャル・セキュリティ番号で管理されています。このクレジット・ヒストリーはスコア化されていて、何回か支払いが滞るとスコアが下がってしまい、低いスコアだと審査に通らなくなってしまいます。またアメリカに来たばかりでクレジット・ヒストリーがないと、残念ながら相手にしてもらえないことが多いです。日本でいくらゴールドカードを持っていようと、銀行にたくさんお金が入っていようとクレジット・ヒストリーがないと判断のしようがないということ。クレジット・ヒストリーがなくても貸してくれる場合、それに代わって身元保証をしてくれるもの、たとえば勤務先の身元保証のレターや、保証人の情報、家賃の前払いなどが要求されることがあります。ちなみにアプリケーション提出時にクレジット・チェック代(クレジット・ヒストリー照会費用で金額は様々)が請求されることも多々あります。(*クレジット・ヒストリーの作り方、ソーシャル・セキュリティ番号やクレジット・ヒストリーがない場合については後々、特集いたします。)

日本人女性に朗報?
ハワイでは、日本人はきれい好きと思われているので、大家さんに気に入られやすい!?

日本人女性に朗報!? ハワイで人気のある店子とは?
ここでひとつ、ハワイで賃貸物件を探している日本人に朗報。日本人は日本人であるというだけでアドバンテージがあるんです! 特に女子! ハワイでは、日本人は一般的に部屋をきれいに丁寧に使い、家賃の支払いもきちんとするという評判があるので、同じ条件の応募者なら日本人を選ぶという貸主が結構いるそう。同じアジア系でも他国の人たちは料理に香辛料を多く使って部屋ににおいがつく可能性があるということで、貸主にとって貸したい人の第一希望が日本人の女性というのを聞いたことがあります(といいますか、筆者の知り合いは日本人女性にしか貸さないと豪語していました)。

 
賃貸の契約書は、よ〜く読みましょう

椰子の木に囲まれた家
賃貸の契約書にサインする前に内容をよく確認しましょう

入居審査に通り、何人もの応募者の中から選ばれて、晴れて物件を借りる権利ができたら、入居日を指定していよいよ契約です。面倒ですが、契約書はよーーーく読みましょう。見慣れない契約英語は最初は面倒ですが、一度理解してしまえば、どの不動産契約書でも書いてある内容はほとんど同じです。この記事の第一回目にある共益費のことなども契約書に書いてあるのでしっかりチェックしましょう。ここであまり理解しないまま署名してしまうと、後で都合が悪いことが起こっても「契約書に書いてあるでしょ」と言われて泣き寝入りせざるをえなくなってしまいます。また見学時に壊れているものなどがあったら、入居前に直してもらうよう契約前に頼みましょう。すべてを理解して納得したら、指示されている場所に署名やイニシャルを入れて、デポジットと呼ばれる保証金と最初の月の家賃を通常支払います。デポジットの金額は、一般的に一ヶ月の家賃分というところが多いです。スペシャルでデポジット無しだったり、たった$100でOKとかいう広告もたまに見ます。支払いは小切手、または場所によってはマネー・オーダーやバンク・チェック(支払い保証小切手)のみというところもあります。現金で支払うのは避けたほうがいいですが、それしか方法がない場合は(他の方法で支払った場合ももちろんですが)必ず領収証を貰いましょう。

さて、手続きがすべて完了したら引越しです。そんなに大掛かりじゃない引越しなら、こちらの人たちはユーホール(U-haul)などからトラックや引越し機材を借りて自分たちで済ませてしまいます。引越し当日に、大家さん、またはエージェントと賃貸物件で待ち合わせをして鍵をもらい、入居前チェックをするのは日本と同じです。入居前のチェックは、「ウォーク・イン・インスペクション」と呼ばれ、大家さんと一緒に部屋の状態をチェックして書面に記録していくことを指します。もし、どこか壊れていたり汚れていたりした場合には大家さんに直してもらったりきれいにしてもらいます。慎重な人は、そのときに部屋や壊れている部分の写真を撮っておくといいでしょう。あえて修理するほどでない場合、退去するときにあなたが壊したり、汚したりしたのではないということの証明になります。たいていは、入居前チェックのチェック・リストがあって、そこに「現在、部屋のこの部分はこうなっている」という詳しい状態の書き込みをした後に入居人がその書類に署名をして引き渡し終了となります。

貸し倉庫の豆知識

入居してみてから、「思ったよりも借りた場所が狭くて、家に物が入りきらない!」という人には貸し倉庫がお勧めです。最近、ホノルルは貸し倉庫建設ラッシュでたくさんできています。一日で荷物をすべて運べなさそうで心配な人も、引越し前に貸し倉庫を借りて少しずつ運び込み、一時保管して後でゆっくり家に運ぶという手もありますよ。


(2007年9月取材)

この記事が属するカテゴリー: 不動産・賃貸, 暮らし
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