Honolulu Rail Transit Reveals The Train
予算不足をはじめとする難題に直面しながらも現在工事進行中のホノルル高架鉄道は、オアフ島市民だけでなく旅行者にとっても大きな関心の的。完成の日程や色んなことが気になるところですが、先日オアフ島パールシティにあるHART Rail Operations Center(ハートレイルオペレーションセンター)で鉄道車両第一号が一般公開がされるというので早速取材してきました。今回お披露目された車両のご紹介とホノルル市電について気になる質問にお答えします。建設中の高架鉄道もビデオでご紹介しています！
9月25日(日)にオアフ島パールシティのハートレイルオペレーションセンターで、現在工事が進行中のホノルル高架鉄道の車両が一般公開されました。
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イベントが行われた場所、ハートレイルオペレーションセンターまでは、ハワイ大学リーワード・コミュニティーカレッジからイベント用のシャトルバスで向かいます。トロリーに揺られリーワードから３分ほどで現地に到着。
すごいちゃんと線路が出来ています(笑)！ 背景はノースショア方面のクニア。それでは車両に乗ってみます！
まずは運転席から。この大きな窓からオアフ島の景色を見下ろすことを想像するとワクワクしてきます。
ザ・バスと比べるとやはりスペースが広いですね。4車両に188席が導入され、市バス10台分以上の800人を収容できるそうです。17台の電車がカポレイ-ホノルル間を走る事になります。車両製作は、日立製作所の子会社アンサルドJV社が担当しています。
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市電に関するよくある質問のひとつに、始発と終点の場所があります。始発駅はオアフ島西部イーストカポレイ駅で終点はアラモアナセンター駅となります。予算不足の問題で一時はミドルストリートを終点に、という案も出たようですが、予定通りに貫通して欲しいものです。ホノルル空港駅も出来るので、空港から電車で移動することも可能になり旅行者にとってはかなり便利になりそうですね。
鉄道が貫通すると、始発駅のカポレイに車で約5分の場所にあるコオリナの滞在者もアラモアナまで約20分で行けますね。逆にワイキキから電車に乗りカポレイの街やコオリナを散策するオプションも増えます。
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電車の中では無料Wi-Fiサービスが提供されるみたいですよ。これは便利。
自転車利用者のためのラックもあります。通勤や通学が便利になりますね。さらに、サーフィンボード用のラックもありましたよ。なお、鉄道システムはアメリカ障害者法（ADA)に基づき、すべてがバリアフリーとなります。
ちなみに難題の多い鉄道にかかかる費用ですが、現在は総額＄67億以上だと言われています。
写真はアロハスタジアム駅の完成図です。これでワイキキからスポーツ観戦やスワップミート、パールハーバーへ行くのも便利になりますね。ちなみにそれぞれの駅のデザインは、駅周辺エリアの歴史や文化を表現したものとなるそうです。
それでは、最後に誰もが一番気になっている質問です。市電の運行が開始されるのはいつですか？ プロジェクト担当のハートによりますと、2020年にはカポレイからアロハスタジアムまでの運行が開始、2025年には終点のアラモアナセンターまでが貫通し運行開始の予定です。9年先か、う～ん(汗)。
2030年までには約119,600人が鉄道を利用するであろうと想定されています。「ラッシュアワーは混みこみになるのかな？」とちょっと心配になる筆者でした。
ホノルル鉄道プロジェクトのまとめ記事はこちらをご覧ください。
(2016年10月更新）
◎HART公式ウエブサイト
www.honolulutransit.org
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