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  • イラク攻撃に伴うハワイの現況


    普段通り賑わうワイキキビーチ(3/20)
    「ハワイの歩き方」では19日(ハワイ時間)に始まった米英軍の「イラク攻撃」に伴い、20日(木)から随時、ワイキキや各ショッピングセンター、ホノルル国際空港、日常生活など、現在のリアルな状況を正確にお伝えします。

    20日現在、一昨年9月11日の同時多発テロ事件の後とは異なり、エアポートでの手荷物検査や警備が厳重になっている以外には、日常的なハワイの風景と何ら変わりはありません。


    カラカウア通りを散策する日本人観光客ら(3/20)
    外務省、在ホノルル日本国総領事館、日本-ハワイ間を飛んでいる各航空会社からのお知らせなども随時アップデートして、お知らせします。どうぞ、ご参考にしてください。また、何か特別な動向などがあれば逐次、お知らせいたします(時間は特記がない限りすべてハワイ時間)。

    外務省 イラクに対する渡航情報(危険情報)の発出
    在ホノルル日本国総領事館 イラクのイスラム導師等によるジハード(聖戦)の呼びかけ(渡航情報)
    現在のハワイ州セキュリティレベル:イエロー

    日本航空システム 当社路線便数計画の一部変更についてUP!
    全日空 ANAグループ便の運航状況について
    ノースウエスト航空 現在のイラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS)に対する特別緩和措置UP!
    ユナイテッド航空 4月からのGO HAWAII 関西版発売開始!!
    中華航空 中東情勢に配慮したヨーロッパ線のルートの変更
    アロハ航空 フライト変更時の料金免除のお知らせ(英語)
    ハワイアン航空 フライト変更料免除のお知らせ(英語)

     >>>4月8日以前はこちらからどうぞ

    特別インタビュー 玉置JALPAK副社長 4/9 10:00


    玉置良吉・JALPAK International Hawaii Inc副社長
    世界有数のリゾート「ワイキキ」に象徴されるように、観光が基幹産業となっているハワイ。その観光業界の最前線で奮闘する玉置良吉・JALPAK International Hawaii Inc副社長は「住んでいる私たちからみれば、現実のハワイは平和で安全。戦争の影響による観光客の減少は確かにありますが、それ以上に、われわれの反省も含め、今後のハワイ観光のあり方を真剣に考えるべき時にきています」と提言。9日(水)、ワイキキで行ったインタビューの詳細は次の通りです。

     -メインランドに比べ、日本からの観光客がかなり減っていますが
     「確かに、戦争の影響は大きいですね。ジャルパックの場合ですと、パッケージツアーのお客様が80%以上で、対前年比でマイナス20〜30%。日本人の特性というか、何もこんな時期に行かなくても、ということでしょうね」

     -よくいわれるテロの危険性については
     「ハワイに住んでいると平和と安全を実感できますね。この事実を言い続けるしかないと思っています。日本のメディアは連日、戦争報道が中心ですが、諸外国のメディアと比べても、すべて横並びのような報道のあり方も問われているように思います。もちろん、メディアが持つ優れた影響力も大事ですが、両刃の剣という側面もあるのではないでしょうか」

     -最近、何か新しい展開はありますか
    「ハワイ州産業経済開発観光局が昨年、日本人のリピーター率は53%と公式に発表しました。つまり、ハワイファンは約80万人もいるということです。これほどリピーターが多いリゾートは世界的にも珍しく、ハワイというのは素晴らしいブランドなのです。そういう人たちに、どう満足してもらえるか。また、残り47%の初めてハワイを訪れた人たちに、どう喜んで頂いて、またハワイに来てもらえるのか、ということをもっと強く意識する必要があると思っています。ジャルパックでは総合的に100%満足してもらえるというコンセプトのもと、滞在中にもっとディープなオプショナルツアーを楽しめるよう、フラならきちんとクムフラ(先生)が基本から教えるようなハワイアンカルチャーをはじめ、自然と触れあうネイチャー&ウォーキング、ウクレレの工場見学、マウナケア山頂&星空観測ツアー、溶岩ウォークなど、五感を使って体験できる新企画『Feel New Hawaii』を、4月1日からスタートさせました」

      -ハワイに求めたいことは
     「これまでにも何度か提案しているのですが、ハワイはもっと内面からの変化を考える時期にきている思っています。私は『ハワイアン・ロマンス』と呼んでいるのですが、ハワイは全米50州の中でも独自の文化や言葉を持っているのに、優れたミュージシャンらに発表の場を設けるなど、十分に活かす場が与えられていません。これは非常に残念なことだと思っています。ラスベガスのような新興リゾートよりハワイは遅れているんだ、ということを自覚し、他から学ぶことも必要ではないかと思います」

     -具体的にはどういったことですか
     「例えば、観光に依存するハワイをテーマパークと見立て、ディズニーランドの担当者の意見を聞いてみるとか、そういうプロの視点からハワイを見つめ直してみることも必要だと思います。また、他のリゾートのように、ハワイの象徴・ダイヤモンドヘッドを夜間一定の時間だけライトアップするとか、ホノルル・マラソンや独立記念日だけでもやってみるとか、ワイキキビーチの砂を増やしたり、治安の良さをアピールするためにホノルル警察と協力して、常時、アロハと短パン姿のビーチポリスがワイキキを自転車で巡回するとか、いろんなアイデアは考えられますね。ハリス市長の尽力でワイキキがこれだけ綺麗になったように、できることはたくさんあると思います」

     -日本のみなさんに何かメッセージを
     「仕事上、世界90カ国以上を訪問しましたが、ハワイのようにこれほど気候の素晴らしいところは、他にはないと思います。ケニアのナイロビが温暖で涼しいという意味では非常に似ていますが、ハワイの気候は神が与えたものだと信じています。多様な人種や文化がミックスする面白いロケーションでもあるし、私もハワイは大好きです。ぜひ、日本のみなさまにハワイの素晴らしさを100%満喫して頂きたいと日夜頑張っています」

    玉置 良吉さん
    略歴
    1953年10月3日生まれ、49才、神戸市出身。1977年にジャルパックに入社し、1年目の翌78年には成田空港が開港。その後、海外研修生としてシンガポールに1年。帰国後、ツアーコンダクターを8年間務めた。社員の研修・養成にも携わり、86年から93年までの7年間はパリ支店勤務。東京本社に戻り、パッケージツアーの企画などを担当したほか、95年から宣伝広報グループ長。2000年から現職。趣味は音楽鑑賞などミュージック全般。妻と二女。

    ジャルパック・アロハステーション
    場所:DFSギャラリア4階
    電話(日本語):923-5555
    営業時間:9:00-22:00
    ホームページ:www.jalpak.co.jp

    (4月9日 20:30)

    特別インタビュー 山岸ダイエー会長 4/8 12:30


    山岸康三・ダイエー(USA)代表取締役会長
    ハワイ住む日本人や日系人にとって、なくてはならないスーパーマーケットの一つが、おなじみの「ダイエー」。「Daiei USA Inc」本社があるカヘカ店のほか、ハワイにはカイルア、パールシティー、ワイパフの4店舗を構え、日本の食材はもちろん、和洋中なら何でも揃う便利なスーパーとして、広くローカルをはじめ、アジア系の人たちやコンドミニアムに宿泊する日本人観光客など、年間約600万人に利用されています。日本との関わりも深いだけに、今回のイラク戦争の影響が気になるところですが、「実は一時は心配しましたが、全く影響はありません」と約1000人の従業員のトップに立つ山岸康三・ダイエー代表取締役会長。8日(火)、カヘカ店で行った山岸会長との一問一答は、次の通りです。

     -日本からの観光客にもよく利用されるようですが、比率はどれくらいでしょうか
     「ワイキキからのアクセスが便利なカヘカ店には、毎日約9000人の買い物客が来られますが、そのうち日本人を含む観光客の利用者は10%くらいでしょう。最近はホテルよりキッチン付きのコンドミニアム利用者が増えるにしたがって、食材を買い求める観光客のお客様が年々増えています。また、ワイキキで買うより安い化粧品やお土産などにも人気がありますね。特に、若い人は高級ホテルより便利なコンドを利用し、余ったお金はしっかりショッピングに回されているようです」

     -イラク攻撃で日本人観光客が大きく減っていますが、何か影響は
     「実はこりゃ、やばいな、と一時は心配していたのですが、いざ戦争が始まってみると、今のところ全く何の影響もありません。ローカルの消費者も心理的に買い控えの傾向が強まるかな? とも危惧したのですが、売上自体は減っていません。これは意外でした。911の時は、私は日本にいたのですが、あの時でさえハワイ店はほとんど影響を受けていなかったようです」

     -テロの危険性など、ハワイにいると感じませんが
      「メインランドから来るアメリカ人に聞くと、本土よりハワイにいる方が安全だそうです。日本人はパールハーバーのイメージとか、心理的にどうしてもハワイ=外国ということで、何かあれば言葉や文化の違いなどから困るだろうと、躊躇するのでしょうね。日本にいると、北朝鮮のミサイルの方がずっと怖い気がしますが」

     -最近、カヘカ店の店内が随分きれいになりましたね
     「約1億円をかけて、昨年12月に改装工事を終えました。営業しながらの工事ですので、大変でしたが、魚売場や野菜コーナーなど、かなり広くてお客様が買いやすいように工夫しました。天井から吊してあるコーナーごとの説明書きなども一新し、かなり明るくて綺麗になったと、お客様にも喜ばれているようです」

     -日本の親会社は一時、1兆8000億円の有利子負債を抱えるなど、厳しい経営再建の途上にありますが、ハワイ店は親会社の孝行息子だそうですね
     「ハワイ4店はおかげさまで黒字続きで、毎年改善できています。個人的には、もう1店舗増やしたいのですが、日本の銀行筋は認めてくれないでしょうね。アラモアナの山側にウォルマートができることだし、今後、約70%は食材で勝負しているダイエーの特色を生かして、肉や野菜、魚、惣菜ならダイエーが一番、といわれるようにしないと。薄切り肉などの技術もウチの売りで、加工技術も付加価値を生むものだから、もっと伸ばさないと。私はフグを売ってみたいんだけど、刺身にできる技術者が今はいないんです」

      -山岸さんはハワイに住まれて通算9年目ですね
     「食文化というのはアートだと考え、日本が一番だと私は思っています。フランスのパリより日本の方が上。たぶん、東京かニューヨークが世界の双璧でしょう。その日本の食文化に少しでも近づけるようにするのが、ハワイのダイエーの使命だと思っています。ダイエーで美味しくて、リーズナブルな価格で買えるようにすること。そうなって、消費者のみなさんに喜んでもらえたら、うれしいですね」

     -ハワイに行こうかどうかと、迷っている日本からの観光客に何かメッセージを
     「ハワイは、やはり究極の楽園だと思います。どうか、日本にいるのと同じように、気楽にハワイに来てもらいたいですね。私はグリーンカードを持っているので、定年後はのんびりハワイで暮らすのが夢です。転勤で私が日本に帰国したときでも、家族はハワイにいました。ハワイに住みながら、日本へ遊びに行くというのが最高の人生ではないか、と思っています」

    山岸 康三さん
    略歴
    1945年9月20日、滋賀県出身、57才。ダイエー入社後は、婦人服の仕入れ業務などに携わった。英国・ロンドンのチェーンストアで1年半ほど修行の後、ダイエー本社のサービス関連本部長などを歴任し、福岡ドームや同ホテルを立ち上げた。1995年にアラモアナ・センターが100%ダイエー資本となった時に、オーナーとしてハワイに赴任(99年に売却)。2001年に帰国し、本社取締役。昨年2月から現職。中内功・前オーナーから言われた「前向きにやった失敗は許される」という趣旨の言葉を座右の銘に、「リスクを恐れず、良いと思ったら何でもやる」が持論。趣味はカリフォルニア・ワインの収集。妻と三女。

    (4月8日 20:00)