天皇皇后両陛下のご結婚と皇太子奨学金設立50周年を祝う晩餐会開催
Aloha Reception in Honor of the Emperor and Empress of Japan
■日本とハワイの友好を深める夕べ その後、ワシントン・プレースでの、リンダ・リングル知事主催の昼食会にご出席。夜は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのボール・ルームで約1600人が集まり晩餐会が行われました。この晩餐会は、天皇皇后両陛下の結婚50周年と共に、「皇太子明仁親王奨学金」の設立50周年を記念して行われたもの。また、今年はハワイ立州50周年の年にもあたります。皇太子明仁親王奨学金は1959年に天皇皇后両陛下(当時は皇太子殿下と美智子妃殿下)のご結婚を記念して設立され、毎年日本から2人の大学院生をハワイ大学へ、ハワイ大学から2人の大学院生を日本へと送っています。 晩餐会は、2部構成で行われ、第1部はハワイならではの詠唱、ほら貝の響きと共に開幕。天皇陛下はイリマ、皇后陛下はピカケのレイを身に付けてのご入場です。来賓紹介のあと、皇太子明仁親王奨学金のハワード・ハマモト理事会長により、歓迎の挨拶が述べられました。食前の祈りの後はディナー。ハワイの地の食材をふんだんに使ったサラダ、マウイオニオンを添えたフィレ・ミニヨンやタロを添えたマヒマヒを、モロカイ島のスイートポテト・ピューレやハワイ島のマッシュルームと共にトリュフ・ソースでまとめた一皿、マンゴー・ココナッツ・ケーキ、ココナッツマカロンのチョコレートがけ、フレッシュベリーなど、ハワイの味覚を存分に生かした素晴らしいメニューに参加者は舌鼓を打ちました。 第2部では、皇太子奨学金を授与された学生のプレゼンテーションで始まり、その後、フラ・ハラウ・オラナによるフラと、ナラニ・オールズさんによる「ハワイアン・ウェディング・ソング」が披露されました。続いて、皇太子明仁親王奨学金のノブコ・ナグラ・ゼッカさんと、ポリネシアン航海協会のナイノア・トンプソン氏より、皇室のシンボルである菊をデザインしたコア・ウッド製のボウルと、日本への航海を成功させたことで、日本とハワイの友好のシンボルになった双胴のカヌー、「ホクレア号」の模型が贈られました。最後に、天皇陛下による乾杯のあと、晩餐会は大盛況の裡に幕を閉じました。 「日本国内では、なかなか天皇皇后両陛下にお目にかかる機会はありませんが、私の住むハワイで、このような素晴らしい場に同席できたことを非常に嬉しく思います」、「素晴らしい経験をしました。一生に一度の思い出です」など、会場では心から感激した様子の声が多々聞かれました。 今回のハワイご訪問中、両陛下はザ・カハラ・ホテル&リゾートにご滞在されました。本日16日(木)に、両陛下はハワイ島へと向かわれ、マウナケア・ビーチ・ホテルでの昼食会の後、午後3時45分に、コナ空港より専用機で日本へ向かって旅立たれます。 ■関連情報 / ハワイ花図鑑 第4回 レインボー・シャワーツリー(天皇皇后両陛下、ハワイご訪問記念)
|
コメントを残す