Moth from Hawaii Facing Extinction
■原因は宿主となる植物の減少
ハワイに生息するフィロドリア属の蛾が、現在絶滅の危機に瀕しています。
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フィロドリア属の蛾は、主にハワイ固有の特定の植物を食料とすることで知られています。しかし、ハワイの植物も外来種の繁殖が原因で、生息数を減らしているため、フィロドリア属の蛾も大きなダメージを受けています。また、土地開発などによる環境の変化も絶滅危機を作り出す要因となっています。
絶滅危惧種リストにはまだ追加されていませんが、フィロドリア属の蛾の生態調査を進めているハワイ大学の昆虫博物館館長ダニエル・ルビノフさんは、「私たちはハワイに生息していた多くの種の蛾を失い続けています。これは宿主となる植物が減ったことが原因でしょう。最悪のケースが、私たちが何を失ったのかさえも分からないことです」と世界に警鐘を鳴らしています。
(NATIONAL GEOGRAPHIC日本版より)
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