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キョーコ

最終ランナーと地元住民の心温まるストーリー

投稿者: キョーコ 更新日:2017年12月14日

Last person to finish marathon makes friends along the way

第45回JALホノルルマラソン

浅田真央さん(中央)

大会記録の更新やフィギュアスケート元世界チャンピオンの浅田真央さんの参加など、今年もまた大いに盛り上がった「JALホノルルマラソン」ですが、16時間23分9秒かけて完走を果たした最終ランナーと、そのサポーターの心温まるストーリーが多く人々の感動を呼んでいます。

レース開始からおよそ11時間後の午後4時、もうランナーの姿もなくなったカラニアナオレ・ハイウェイを自宅に向かって車で走っていたリチャード・キヤブJr.さんは、カワイクイビーチ公園近くを1人で歩く高齢の女性ランナーを見かけました。

自宅に戻ったキヤブさんは「もし彼女がケガでもしたりしたら、悔やんでも悔やみきれない」と、すぐに服を着替えておばあちゃんを探しに向かいました。キヤブさんはワイルペ消防署近くでおばあちゃんを発見。すでに通行人とみられる女性がアシストしてくれていました。

おばあちゃんは埼玉県志木市在住のハヤシアヤコさん(81=漢字表記不明)。キヤブさんによると付き添いは歓迎してくれましたが、途中で断念する気持ちはまったくなかったそうです。フェイスさんという通行人の女性の助けで、少し進んではストレッチをして歩き続けたアヤコおばあちゃん。

2人だったサポーターは徐々に増えていき、ゴールに着くころにはちょっとした応援団ができあがり、声援を送っていたそうです。キヤブさんら5人のサポーターはおばあちゃんの腕をしっかりつかんでゴール直前まで進み、完走の条件となっている「1人でゴール」を守り、アヤコおばあちゃんはゴールラインを越えました。

キヤブさんらサポーターの人たちは、ゴールで待っていたご主人のセキゾウさんとともに記念撮影を行い、アヤコおばあちゃんの健闘を称えました。おばあちゃんは20年前からマラソンをはじめ、ホノルルマラソンは今回が4回目の参加。完走後の地元メディアの取材に対し、「ホノルルの人たちの温かい心に大変感動した」と話しています。12日にはサポーターのみなさんと夕食会を開き、親睦を深めたそうです。

(Honolulu Star-Advertiserより)

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