第3回ライト・ボート・パレード

<3rd Light Boat Parade> 12月18日 土曜日 (オアフ島)

いよいよクリスマスも間近になり、有名どころのショッピングセンターやホテルから街の小さなショッピングセンターまで、いろいろなところで大なり小なりのクリスマスイベントが開かれてます。そんなクリスマス模様の中から、今回はハワイ・カイで行われた「ライト・ボート・パレード」の様子をお届けします。

ハワイ・カイ地区はワイキキから東にクルマで20分程行ったところにある住宅地で、ハナウマ湾の帰りに丘から見える場所といえば、行ったことのある人にはわかるでしょうか。海水の入り込んだ湾を取り囲むようにしてショッピングセンターや住宅、コンドミニアムが建ち並んだところで、湾に面した家にはそれぞれのボートデッキを付いていたりして、家からそのままボートで海に出れるという、なんとも優雅な家が多く、また海ではジェットスキーやパラセール、ウォータースキー、ウェイクボード等のアクティビティもとても盛んな場所です。

今回のライト・ボート・パレードは、マリンスポーツの基地にもなっているココ・マリーナ・ショッピングセンターから出発して、湾内をぐるりと一回りした後にハワイカイ・ショッピングセンターに向かうというもので、まだ日が沈む前にスタート地点のココ・マリーナ・ショッピングセンターで待っていると、あちこちから続々と参加ボートが集まってきました。それぞれのボートは、この日のためだけに個人やグループでデコレーションしたもので、まだ明るい夕焼けの下で見るとまさに”手作り”といったものが多く、そのツリー大丈夫?倒れない?と心配になるようなものもあります。でも、ボートに乗っている人たちはやる気満々、自信も満々!! 口々に”メリー・クリスマス!!”と叫びながら、何日もかけてこの日のために作ってきた自慢のデコレーションとコスチュームを観客にアピールしています。

また、この日は特別にパレード観覧用のボートも出ていて、大人$3、子供$1といったとってもお手頃な値段で、普段なかなか体験できない運河からの眺めを楽しんでいる家族連れもいっぱいいました。

そしてようやく夜のとばりが訪れる頃、観客の大声援とボートからの嬌声の中パレードがスタートしていきます。正直、先程まで明るいところでボートを見ていた時は、思わずウ〜ンとうなってしまっていたのですが、ライトアップされると、どうしてどうして、なかなかのモノです。ボートをソリに見立てて、舳先の可愛いトナカイがソリを引っ張っているボート、舳先から大きな青い星が流れている流れ星のボート、2000年のミレニアムを祝う、シャンペンとシャンペングラスのボートなど、さすがに東京ディズニーランドのパレードにはデコレーションはかないませんが、なによりも参加型のイベントなので乗っている本人達の盛り上がりはそれ以上かもしれません。

その後パレードは、ココ・マリーナ・ショッピングセンターとハワイ・カイ・ショッピングセンターに挟まれた広い部分を順番に通り過ぎ、湾沿いのボートデッキの並ぶ家々の前を通り過ぎていきます。ボートからはこれらの一軒一軒に向かって、”メリー・クリスマス!!”、”メリ・カリキマカ!!”と声をかけ、またそれぞれの家からもボートに向かって”メリー・クリスマス!!”の声と歓声が飛び交っています。この日はクリスマスの1週間前の週末ということもあって、かなりの家でクリスマスパーティが開かれていたようで、みんなボートデッキや庭、ラナイなどに集まって、盛んに声援をかけています。暖かいのであまりクリスマス気分を感じられないと思われるハワイですが、その中でみんなそれぞれのクリスマス・シーズンの過ごし方を工夫して楽しんでいるようです。

そして約45分かけて湾内を一周した後、ハワイ・カイ・ショッピングセンターに到着し、パレードは終了です。パレードに参加した参加者達はみんな充実した顔で、こころからこのパレードを楽しんだようです。そして、お互いのボートを自慢しながら、もうすでに来年はどんなデコレーションをどうするかを話し合っていました。その楽しそうな顔を見ながら、いつかは私もボートを持って絶対にこのパレードに出るぞと心に誓ったのです。

(1999年取材)