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| センチュリー・ライド<18th annual Century Ride> | |||
9月19日(日曜日)オアフ島ワイキキ
9月も中旬になり、真夏の強い日差しも少しやわらいで、ハワイにスポーツシーズンがやってきました。10月にはハワイ島のアイアンマン・トライアスロン、12月のホノルル・マラソンといったビッグなイベントはもちろん、さまざまなアスリート達の大会が毎週のように開催されます。
さて、そんな季節の幕開けにふさわしい市民レベルの巨大サイクリング集会が、今回紹介するセンチュリー・ライドです。お馴染みのカピオラニ公園をスタート/ゴール地点にして距離別に4つのコースが用意されていて、折り返し地点は25マイルがサンデー・ビーチ、50マイルはカイルア、75マイルがカネオヘ、そして100マイル(約160km)がカアアヴァ。ハワイ・カイからハナウマ湾を廻る海岸沿いのルートを、約2500人のサイクリストが一陣の風となって駆け抜けたのでした。
このイベントのポイントは、レースでなくライド、ということです。つまり自分の経験、脚力、体力、お尻の皮の厚さetcを考えて楽しめる範囲のコースに参加する、というのが趣旨。だからタイムの計測もFINISH LINEのテープも無し。競技じゃないので信号その他交通ルールはキッチリ守る。折り返し地点で証明書を受け取ってきてカピオラニ公園の本部に見せると完走記念のTシャツがもらえるだけというシンプルさなのです。
当日の朝6時。まだ薄暗いカピオラニ公園沿いのカラカウア通りは約2500人という参加者でビッシリ。日本からの参加者もチラホラいましたね。主催者から安全上の注意があったあと、「じゃあそろそろ出発!」みたいなアナウンスで先導のバンがゆっくりとスタート。最後尾の参加者がスタートラインを通過するのに5分以上かかる大混雑。のんびりやってるな、なんて思っていたら、これから受け付け!なんて参加者もあとからあとからやってきて(なにしろ日本語だったら『当日受付』と書いてあるところに英語では『Late Registration』と書いてある)「みんな遅いね。えっもう出発したのふーん」とか平気で言っていたりして、さすがハワイ。
レースじゃなくてライドだからのんびりサイクリング、と思ったら大間違いで、気合い入っている人が多かったんですよ実は。まず自転車。18段変速のMTBタイプを中心に、前後フルサス+カーボン製のホイール装備で数千ドルクラスのマシンもかなり見かけました。全部舗装路なのでサスとかオフロード用の太いタイヤは本当は要らないんですけどね。ウエアはバイク・パンツに派手なシャツ。なんとなくのほほんとしたアマチュアらしい表情を見なければ、ツール・ド・フランスの選手のような人も。もちろんTシャツに短パン、自転車はスポーツオーソリティーのバーゲンで$99!のような参加者も多かったのですが、「スポーツはまずカッコから」はハワイでも基本なのです。
走りもかなり本気。集団がばらけた後は全開で飛ばしている人が目立ちました。ハワイでも普段思いっきり自転車に乗れるところはそんなに無いのが事実。この日だけは長距離を一気に走れる絶好のチャンスなのです。
ペダルを踏みしめ背中を丸めながら「ビューン」というタイヤの音と一緒に走っていく姿は見ているだけでも爽快な気分にさせてくれます。来年は取材じゃなく参加したい!と思ったセンチュリー・ライド、まず自転車と「カッコ」選びから始めなくては。