1999 ワールド・インヴィテーショナル・フラ・フェスティバル

<World Invitational Hula Festival>
11月12日(金)〜14日(日)オアフ島

カルチャー体験記でもすっかりお馴染みのフラ。ハワイの歩き方をご覧のみなさんにはもはや説明不要ですよね。フラの世界では、毎年ハワイ島のヒロで開催されるメリモナーク・フェスティバルを頂点にして数多くのフェスティバル(先月お伝えしたケイキ・フラもそのひとつ)やフラ教室という裾野が広がっているのもこれまたご存じのとおり。その裾野は日本のカルチャー教室レベルにまで及んでいるばかりでなく、アメリカ本土やヨーロッパにまでファンを持つほどの勢いなのです。

黒人のフラ・グループ
11月11、12、13の3日間ワイキキ・シェルを会場に行われたこの大会は、今年で8回目を数える由緒あるイベントで、メリモナークの審査も努める有名なジャッジによる厳しい採点でも有名です。地元ハワイに加えてカリファルニア、ラスベガス、イリノイそして東京などからの参加者による文字どおりインターナショナルな雰囲気のステージを繰り広げました。

興味深かったのは真剣な参加者それぞれにお国柄が色濃く出ていたところ。ハワイの踊り手たちはフラが普段の生活に密着しているせいもあってか本当に自然体で、見ていても心からフラを楽しんでいる様子が伝わってきます。イリノイから来ていた黒人系の人達はちょっぴり照れながら、でものびのびと自分らしさを表現していたように見えました。日本からの参加者も、真剣そのもののステージですが、緊張感の中にも参加者自身が楽しんでいる様子がたっぷりと感じ取れ、観客も美しい調和にうっとり。隣で撮影していたハワイのカメラマンは「ジャパニーズ・ハラオは衣装も踊りもパーフェクト。俺のメイド・イン・ジャパンのカメラみたいだ」と自分のニコンを片手にニコッとしてました。


そして見事、下の写真の日本人ハラオ「Kihene Pua Uluwehi」が総合優勝を射止めたのです! 本場ハワイからのハラオが多数参加する中、外国人ハラオが優勝に輝いたのは、8回目の歴史の中で初めてのこと。日本のフラ熱も趣味の域をはるかに脱し、芸術として世界に通用するレベルになっているのだなあ、とあらためて感動してしまいました。こんなレベルの高い、厳しい審査の大会で並みいる強敵を押さえて優勝だなんて、すごすぎる!

日本からのハラオ「Kihene Pua Uluwehi」は、美しい調和で見事
総合優勝!

太平洋の真ん中の小さな島から生まれた文化「フラ」が世界中に知られ、違った風土、社会の中に溶け込んでいる。そしてハワイに集いそれぞれのフラを披露することは参加者はもちろん、ハワイに住む人達にとってもこれほど誇らしいことはないのです。なお、この大会の模様は日本でもビデオが発売される予定とのことですので、そちらで十分にお楽しみいただけます。詳しい情報は追って「ハワイの歩き方」でご報告いたします。