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| アロハ・フェスティバル/ロイヤル・ボール | |||
<Aloha Festivals/ Royal Ball>
10月29日(金曜日)
8月の戴冠式を皮切りに、約2か月間にわたってハワイ各地で賑やかに繰り広げられてきた'99アロハ・フェスティバルも、遂に最終章を迎える時が来ました。フィナーレを飾るのは、華麗なる「ロイヤル・ボール/ Royal Ball」。10月最後の金曜日の夜、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジのタパ・ボールルームにおいて盛大に開催されたパーティは、さしずめ王侯貴族たちの大晩餐会といったところでしょうか。
国王の名を冠したパーティは、あくまでもフォーマル。冠を戴くロイヤルコート・メンバーはもちろん、出席者全員、日頃のハワイの人たちからは想像もつかないほど、それはそれは華やかないでたちで登場です。男性はタキシードにブラックタイ、女性はゴージャスなイブニングドレス姿がほとんど。やはりアメリカ人って、キメる時はキメるって感じですよね。けっこう大柄な人が多いから、ロングドレスの着こなしも様になってるし(この場合、身長だけでなくある程度のボリューム感も必要!)、さすが場数踏んで着慣れてますなぁ、皆さん、っていう印象を受けたのです。日本人だとなかなか、ああはいかない
かなって…。時には子どもサイズでも着られてしまう、あまりにコンパクトな自分がちょっぴり悲しい。
さて、正装の近衛兵が立ち並び、着飾った人々で埋められたボールルームのロビーは、パーティのオープニング前から早くもハイソな雰囲気でいっぱい。そして出席者がそれぞれのテーブルを囲み終わった7時きっかりに、いよいよロイヤルボールは始まりました。会場内の全員が起立し見守るなか、美しい弦楽四重奏の調べにのせて、8月の戴冠式以来キング、クイーン、プリンス、プリンセスを務めてきたロイヤルコート・メンバーが厳かに入場してきます。そしてその後に続くのは、アリイ(ハワイ語で王族を意味します。ロイヤルコート・メンバーのことですね。)による、ワルツの披露。出席者を前に、アリイたちがエレガントにワルツを踊る姿は、まさしく優雅な王朝時代が現代に鮮やかに蘇った一瞬でした。
晩餐メニューはハワイのフレッシュな素材をふんだんに取り入れた豪華なフルコースのディナー。マウイのトマトやオニオン、カウアイで獲れたプローン、ビッグアイランドはパーカー牧場産ビーフ、同じくハワイ島のマッシュルーム、新鮮なオナガ、マカダミアナッツ、タロなどバラエティ豊かな食材が料理を彩ります。
食事の後には、ハワイのパーティーには欠かせない華やかなフラダンスや、ベニー・グッドマン・オーケストラによる素晴しい演奏などが盛大に繰り広げられ、紳士・淑女たちの長い夜は、優雅にかつ楽しく更けていったのです。
(1999年取材)