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ヒロから車で15分ほどのホノムは、プランテーション産業の繁忙期にはかなり栄えていたといいます。今は昔ながらの建物が10軒ほど並んだ中心地の周辺に、ちらほらと住宅がある小さな町です。有名なアカカフォールズ（アカカ滝）に行く時に通過する場所柄、観光客の姿をよく見かけます。まるでタイムスリップしたかのようにゆっくりと時間が流れ、古い劇場跡や昔の年号が入った建物の続く町並みは、まるで映画のワンシーンのようです。(Aloha Express137号)

写真上：イシゴ・ストア＆ベーカリーとして88年間営業していた建物。

写真左下：盆踊りには大にぎわいのホノム本願寺。

写真右下：ハワイ島東海岸での観光の目玉、アカカフォールズへは車で約15分。

グラス･フロム･ザ･パスト　Glass from the Past

店内に足を一歩踏み入れた途端、まるで別世界に迷い込んだような気分になります。古いガラス製品に惚れ込んだオーナーが、1980年代からゴミ捨て場からガラス製品を集め始め、今では店を開くほどのコレクションに。なかには、100年以上前のものも多数あるそうです。ほかにも、アジアやヨーロッパの移民が持ち込んだガラス瓶などもあります。摩訶不思議な世界を楽しんでみてはいかがでしょう。

写真上：インクの瓶から、薬や化粧品の瓶、ソーダや酒瓶まで、アンティークグラスがぎっしり。

写真左下：日系移民が持ち込んだ薬瓶には、コニシ薬剤の文字があります。大$55（キズあり）、小$85。

写真右下：60年代のイオラニの珍しいシャツ$35もあります。

ミスター･エドズ･ベーカリー　Mr. Ed’s Bakery

88年続いたイシゴ･ストア＆ベーカリーが閉店し、その後を継ぐように2000年にオープンした手作りジャムの店です。オーナーは元教師のエド夫妻です。家族の世話のために妻ジューンさんの故郷ホノムに戻り、近所の人にもらう果物が食べきれずに困った夫のディーンさんが、母が作ったジャムをまねて作りだしたといいます。そんな人気のジャムは、どれもほんのり甘くやさしい味わいです。

写真上：パンや飲み物もあるので軽食の購入もできます。

写真左下：エドおじいちゃんのジャム話は尽きません。味見もお気軽に！

写真右下：一番人気は砂糖控えめのリリコイジャム。値段は共通で1瓶226g入り＄8。

ヒロ･シャークス･コーヒー　Hilo Sharks Coffee

ハワイ島北東のハマクアコーストに、コーヒーとカカオのファームを経営する、トム･シャーキーさんのこだわりコーヒーが評判です。少量ずつ焙煎するので、常に新鮮なコーヒーが味わえます。ノスタルジックなコーヒーショップには、地元で取れる果物や野菜を使ったスムージー、サンドイッチ類も充実しています。オリジナルコーヒー豆は数が限られているので、見かけたら即購入がおすすめです！

写真上：客足が途絶えない店内は、常に活気があります。

写真左下：クランベリー･ウォルナッツ･チキンラップ＄6.50、
アサイーボウルはアーモンドミルク入り、ハリケーンボウル＄11。

写真右下：濃厚なラテの味に納得、小＄3.50。