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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第91回 ハワイのイベント司会者といえばこの人、Billy Vさん(動画付き)

投稿者: Akiko 更新日:2016年05月20日

Interview vol.91: Billy V

著名人や気になる人々を、ハワイでじっくりインタビューするこのコーナー。今回は、ハワイアン音楽界のグラミー賞とも言われる「ナ・ホク・ハノハノ賞」授賞式をはじめ、最高峰のフラ・コンペティション「メリーモナーク・フェスティバル」や、「ハワイ灯籠流し」、「ミス・ハワイ・ページェント」などの、ハワイの名だたるイベントで司会を務め、テレビやラジオでも活躍中のハワイのお茶の間の顔、Billy Vさんを直撃! アロハ・スピリットあふれるインタビューをお楽しみ下さい。

ハワイで直撃インタビュー 第91回 ハワイのイベント司会者といえばこの人、Billy Vさん 

ハワイをはじめ、日本のハワイ系イベントでも司会を務め、朝のニュース番組でも活躍するBilly V(以下ビリー)さん。ハワイに住んでいると、ビリーさんの美声を聞かない日はないほどです。そのビリーさんに話を聞く機会に恵まれた編集部。さっそくホノルル市内の高台に位置する豪邸を訪ねました。

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Myハワイ編集部員アキラ(以下アキラメン):ビリーさんはじめまして! 今日はよろしくお願いします。ビリーさんが司会者やラジオパーソナリティーへの道を志されたのはいつ頃ですか?

Billy Vさん(以下ビリーさん):最初にこの道に進もうと決めたのは6年生のときだね。6年生のときに政府発行の免許をとって、9年生のときに、最初の仕事を見つけたよ。学校を卒業してずっとこの道一筋。だからラジオの世界では32年のキャリアがあるんだ。

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アキラメン:一番影響を受けた人物は?

ビリーさん:うーん、そうだね、僕のとても良い友人、ホノルル・スカイラークこと、スカイラーク・ロゼッティだね。スカイラークは、40年以上もラジオの世界で活躍してきた女性で、僕の指導者で上司。最初に働いたラジオ局で、プログラムディレクターを務めていたんだ。その後、僕は彼女の下でミュージック・ディレクターになり、彼女がラジオ局を去ったあとは、プログラム・ディレクターになったんだ。彼女は僕にとって、永遠のラジオ界のクム(先生)なんだよ。2人目のラジオ界のクムは、クラッシュ・ケアロハだね。スカイラークとクラッシュ・ケアロハは、どちらもナ・ホク・ハノハノ賞(以下ナ・ホク賞)の立ち上げに関わったんだ。

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アキラメン:ナ・ホク・ハノハノ賞の長い歴史のなかで、忘れられない瞬間はありましたか?

ビリーさん:僕がナ・ホク賞の司会をはじめたばかりの頃だね。ステージにはIZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)が演奏していた。IZは以前、マカハ・サンズ(後のマカハ・サンズ・オブ・ニイハウ)のメンバーだったんだ。でも悲しいことに彼らは途中で分裂してね、それぞれの道を進むことになったんだよ。その時、ナ・ホクのステージではIZが目を瞑って歌っていた。IZが歌っている途中に、元仲間のマカハ・サンズが少しずつステージに近寄ってね。一緒に静かに歌いだしたんだ。

その声を聞いたとたん、IZは目を開けて振り向いた。ステージの上で、仲間と再び一緒になったんだ。何年間の別離のあとにね。IZもマカハ・サンズもそれぞれに有名だったけど、皆は彼らが一緒に演奏している姿が見たかった。だからその夜、彼らが一緒にステージに立っているのを見て、会場の皆が涙したんだ。信じられなかったんだね。「本当に? 彼らはついに仲直りしたの?」って。バンドメンバーの間にトラブルがあって分裂したとされているけど、その夜はただ昔のままの彼らがいたんだよ。一緒に歌ってハグして。歌が終わってコマーシャル休憩になっても、彼らはまだ抱き合っていた。

みんな泣いたね。僕の横にはケアリイ・レイシェルがいたんだけど、号泣していたよ。イズラエル・カマカヴィヴォオレ、ジェローム・ココ、ジョン・ココ、そしてムーン・カウカヒ、彼らが一緒に演奏した最後の瞬間だった。次の年、IZは亡くなったからね。僕にとっては最初のナ・ホク賞の司会で、とても緊張していたのに、こんなすごいことが起こるなんてね。嬉しくて嬉しくて、皆のことが大好きだったから、このまま時間が止まればいいと思ったよ。涙が止まらなかったね。

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アキラメン:素晴らしいお話をありがとうございます。それでは逆に、司会中に面白いアクシデントを経験したことは?

ビリーさん:面白い(?)、うーん、面白いことね~(笑)。面白いかどうかわからないけど、アクシデントはあったよ。ある年はホストではなくてプレゼンターとして、友人のアナウンサー、ランディと一緒に舞台に上ってね。それぞれ封筒を持っていて、僕があるパートを読んで、彼が別のパートを読むという風になっていたんだ。ビデオを見せて、候補者を紹介し、カメラが再び僕たちに戻ってくるという段取りでね。ところが、受賞者の名前を呼ぶときに、ランディが間違った名前を読み上げたんだよ。で、びっくりして彼を見ると、彼が僕を見返して目で訴えてきた。実は最初に間違った名前で呼んでいたのは僕のほうだったんだね。恥ずかしかったね~。あれ以来、必ず封筒はきっちりと事前にチェックするようにしているよ。たいていの人は失敗をすぐ乗り越えると思うんだけど、僕の場合6ヵ月くらいも引きずったよ。これがナ・ホクでのアクシデントだね。面白くはないけど、そこから学ぶことが出来たから、良い経験だったと言えるね。アクシデントはたまに起こるけど、そんなに多くはないよ。

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アキラメン:ナ・ホク賞は歴史を経て、変わってきていると思いますか? もしそうなら、どのように?

ビリーさん:音楽が変わってきているよね。1970年代は、ハワイアン音楽のルネサンス期とでも言うべき時代。カジメロ・ブラザーズやエディ・カマエ、サンズ・オブ・ハワイ、マカハ・サンズ・オブ・ニイハウなどが活躍していた。またカラパナの時代でもあったね。音楽は常に変わり続け、新しいものが生まれて来ている。グルグルと輪のようにね、たまには回帰しつつ進んでいくんだ。1980年代には、レゲエの人気が出始めた。年配の世代は伝統的な音楽を好むけど、若い世代は新しい音に敏感だからね。で1990年代には、ハワイアン音楽とレゲエのミックスが人気を得たんだよ。コンテンポラリーな分野はいつも変化しているね。でも、伝統的なハワイアン音楽は揺ぎなく、同じスタイルを保っている。

1990年代に、ケアリイ・レイシェルが登場したのは、ハワイアン音楽界にとっては画期的な出来事だったよ。新しいスタイルの音作りに取り組んだんだ。彼にはチャントやフラのバックグラウンドがあるから、ハワイアン音楽に新しい方向性を切りひらいたんだね。IZもだね。コンテンポラリーもトラディショナルも歌うことができた。オーバー・ザ・レインボーもね。さらに、ハワイアン音楽はディズニーにも採用されたんだ。常に変化を続けている中で、一つだけ変わらないのは「ハワイ語」だよ。いつもハワイ語があり、ハワイアン・ミュージックがあるんだ。ハワイの人々によるハワイのサウンド。だから、ナ・ホク賞の楽曲は少しずつ変化しているけど、その基盤はずっと同じなんだ。

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アキラメン:ハワイアン音楽を特別なものにしているのは、何だと思いますか?

ビリーさん:ハワイアン音楽を特別なものにしているのは、それが聞く人の記憶や気持ちに直接語りかける音楽だということ。世界各地で、人々はその土地の音楽を楽しんでいるわけだけど、ハワイアン音楽を楽しむ人は、そこに何かしらの記憶を見出すからだと思うよ。たとえば映画を見に行ってハワイアン音楽が使われていたら、それが人々の記憶に残るし、ハワイ以外の人がハワイに来て泊まったホテルでハワイアンが流れていたりルアウに参加したら、それが記憶となるし、たとえば、ハワイに一度も行ったことがないフラダンサーでも、音楽から得た記憶がいつかハワイに行くんだというモチベーションになるし。ハワイアン音楽はありとあらゆる人々の記憶に訴えかける音楽なんだ。青い空、太陽、美しい景色…そしてなによりアロハだね。

アキラメン:ビリーさんにとって、アロハとは?

ビリーさん:僕にとってのアロハとはいくつかあるけど、まず、「どのように僕たちが皆さんをもてなすか」ということ。もてなすのは人だけじゃなくて、ハワイがどのように土地というものを大事にしてきたか、山から海までどのように土地を世話してきたか。そして土地が人々にどのようなものをもたらしてきたか…などね。アロハと言うのはコンビネーションだね。私の父母の家に帰ると、とても心地が良くてアロハを感じるけど、横浜の妻の母親の家に帰っても同じように、アロハを感じるよ。だって、私の義理の母はアロハがいっぱいの人物だから。アロハはハワイにだけあるものじゃないんだよ。どこにだってアロハを連れて行けるんだ。アロハな気持ちをシェアしたらいいんだよ。

アキラメン:ハワイアン音楽を聴いたことのない人に、初めての曲をお勧めするなら?

ビリーさん:うーん。これは難しいなあ。だって良い曲が多すぎてね。そうだなあ、入門編としてお勧めするのは、ケアリイ・レイシェルの曲だね。最初のアルバム、最初の曲がいいね。ハワイ語で歌われているし、伝統的なハワイのチャントも盛り込まれている。”Kawaipunahele”がいいんじゃないかな。ハワイアン音楽の世界に踏み込むのに、最高の一曲だと思うよ。2番目は? ときかれたら、そりゃもう大変だ。大体60枚くらいのアルバムをお勧めしたいから。そうだね。次に聞く曲なら、ハワイ語じゃない曲がいいかも。IZやウィリーK、マイラニ、カペナなどがいいね。

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アキラメン:ビリーさんは日本のハワイ関連イベントの司会などで、よく日本に行かれていますよね。日本についてまずしたいことは?

ビリーさん:まずは何はなくとも義母の家に行くよ! そしてなんといっても「温泉! 温泉好き~っ(日本語で)!」身体にいいからね。温泉までのドライブも楽しいね。ヘルシーな食べ物もいいよね。温泉旅館では夫婦で腰掛けて、あれこれ話したりするな~。最高だね。日本で働くのは好きだね。でも仕事よりも日本を旅行することが好きだね。北海道でスキーをして、横浜や東京ドームで野球を見て、熊本で陶芸をして… もっともっと他の場所にも行きたいな。京都や名古屋、長野の温泉などもいいね。日本は僕にとってナンバー1の場所だね。

アキラメン:今年はお仕事などで日本に行かれますか?

ビリーさん:昨年はHAPA(ハパ)と日本を回ったよ。妻がフラを踊って、僕と息子もパフォーマンスしたんだ。今年はハーラウ・ホイケでMCをするよ。それ以外はバケーション。息子は14才だけど、両親と一緒に日本に行く事を楽しみにしているんだ。旅行が家族の素晴らしい思い出作りになるからってね。親にとってはすごく嬉しいことだよね。

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アキラメン:ビリーさんのモットーをおしえてください。

ビリーさん:僕の妻はフラダンサーで、妻と一緒に良く話していることなんだけど、モットーは「Focus(集中する), Believe(信じる), enjoy(楽しむ)」だね。フラを踊るには集中しないといけないし、楽しまないといけない。僕の仕事でも信じることと楽しむことが必要なんだ。

アキラメン:日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ビリーさん:アロハ, 皆さんにご挨拶ができる事をうれしく思います。ハワイに来るならスケジュールに縛られず、チャンスがあればちょっとリラックスして、何も考えない時間を作ってみて下さい。アラモアナビーチなどで、30分~45分、海にゆっくり浸かるだけでも、すごく価値があることだと思います。チャンスがあればハワイに来て、サンシャインを楽しんで、ハワイの音楽を聴いて、フラを楽しんでみてくださいね。マラマ・ポノ・アロハ・アフイホウ!

[インタビューを終えて]  ハワイのお茶の間の顔とでも言うべきビリーさんにインタビューできることになり、どきどきワクワク、緊張しながらビリーさんのお宅を訪問した編集部員たち。アロハスピリットあふれるビリーさんご夫妻と、可愛い愛犬のチューイーに歓迎を受け、緊張もほぐれ、素敵なひとときを過ごすことができました。編集部の質問に、丁寧かつ真摯に答えてくださったビリーさん。その美声を間近で聞きながら、編集部一同嬉しさに打ち震えました。どうもありがとうございました。

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