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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第84回 東インド会社、Hiroko Laity Nishiyamaさん

投稿者: Akiko 更新日:2015年11月04日

Hiroko Laity Nishiyama:East India Company

「東インド会社(East India Company)」と聞くと、世界史の授業を思い出す方も多いのではないでしょうか? エリザベス1世の勅命を受けて誕生した、イギリスの名門貿易会社、東インド会社の商品が、アラモアナセンター内の高級デパート「ニーマン・マーカス」で手に入ることになったと聞き、好奇心をそそられた編集部員たち。「東インド会社ってまだあるんだ! 何を売っているんだろう」と驚きつつニーマン・マーカスのエピキュア(グルメ食品)売り場を訪ね、ロンドンの東インド会社からハワイに出張中のヒロコ・ライティー・ニシヤマさんにお話を伺うことができました。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

しっとりと優雅な物腰が美しく、とても素敵なヒロコさん。ロンドンのConduit通りにある東インド会社の本店のアシスタント・マネージャーです。日本の女性がイギリスの会社で活躍しておられるとは、なんだか嬉しくなりますね。まずは、東インド会社の歴史と沿革について質問してみました。

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ヒロコさん:東インド会社はもともと、1600年にエリザベス1世の勅命により誕生した貿易会社です。当時は海賊などもいましたので、専任の軍隊とともに世界を巡り、各所で貿易活動を行いました。インドや日本、中国などからのお茶をはじめ、チョコレートや塩、ミルクなどの新しい輸入品により、イギリスの人々のライフスタイルは一変したといわれています。イギリスの紅茶を飲む習慣も東インド会社が国王チャールズ2世にお茶を献上したことから始まったものなのです。1874年に一度会社は解散しますが、その後も東インド会社の伝統は継承され、2010年に現オーナーが東インド会社の権利を買い取り、その歴史にちなんだグルメな食品を扱う会社としてロンドンのConduit通りにお店をオープンしたのです。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

なるほど、新しいオーナーのもと、東インド会社の伝統は脈々と引き継がれているわけですね! 現在東インド会社は英国内はもとより、オランダやフランス、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、フィンランドなどのヨーロッパ諸国、クウェートやカタール、アラブ首長国連邦などの中東諸国、アジアやオセアニアでもビジネスを展開し、日本ではデパートの英国フェアなどに出店することもあるそうです。アメリカではホノルル店をはじめ、カリフォルニア、テキサス、ヴァージニア、ジョージア各州のニーマン・マーカス内に出店しています。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

東インド会社の商品は、その長い歴史を感じさせる、上品なパッケージに収められています。扱っている商品は紅茶にコーヒー、キャラメル、チョコレート、ビスケット、コーディアルと呼ばれるシロップ、マスタード、ジャムなど。どれもこれも魅力的で思わず目移りしてしまいそうです。ヒロコさんにおすすめの商品を訪ねてみました。

ヒロコさん:東インド会社は英国伝統の味を大切にしながらも、歴史上、各地との貿易で扱ってきたスパイスなどを加えた、驚きのある新しい味も提案しています。イギリスのお店ではさらに多くの品を扱っていますが、まず一番のおすすめはこちらの紅茶「アールグレイ」ですね。なぜおススメかというと、こちらはネロリオイルで香りを付けているからなのです。本来中国ではアールグレイにはネロリオイルで香りをつけていたのですが、イギリスではネロリオイルが手に入らないため、代替品としてベルガモットで香りをつけるようになったんですね。なので、こちらのアールグレイはオリジナルの味を再現していると言えます。とても柔らかな香りで、お土産としても人気があるんですよ。

他にはお茶と一緒に楽しんでいただけるビスケットも人気ですね。すべてイギリス産の素材を使った手作りなんですよ。たとえばこちらキャラメル&シーソルトのビスケットやチリが入ったチョコレートなど、伝統的な味の中に、過去の貿易で扱った調味料やスパイスを合わせて、新しい味を提案しています。こちらはフリーズドライのラズベリーをベルギー産ミルクチョコレートでくるんだもの。甘すぎず上品な味わいをお楽しみ下さい。コーディアルと呼ばれるフラワーシロップもおすすめですよ。紅茶はもちろんのこと、クラブソーダなどに入れると、ふんわりと素敵な香りが広がります。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

おしゃれですね~。イギリスの人々ってお茶の時間を大切にされているんですね。それではここで、個人的にとっても聞いてみたかった質問を。「ヒロコさん、美味しいお茶の淹れ方を教えて下さい!」

ヒロコさん:お茶には紅茶、緑茶、白茶(はくちゃ)の3種類があるのをご存知ですか? それぞれのお茶ごとに最適な淹れ方があるんです。まず紅茶の場合はティーポットに1人に対しスプーン1杯(2~2.5g)をいれ、100℃のお湯を注ぎます。蒸らす時間は3~4分が良いですね。ティーコージーとよばれるお茶帽子でポットを保温します。緑茶の場合は温度を少し冷まして、80℃のお湯で淹れると一番美味しいんですよ。蒸らす時間は1~2分といったところでしょうか。白茶とは茶葉が少し大きいんです。だからその大きさによって微調整してくださいね。温度は70℃で5~6分かけてゆっくり淹れるといいですよ。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

お茶の淹れ方にも気を配ると、もっともっと素敵なティータイムがすごせそうですよね。そういえば、さっきから気になっていたんですけど、イギリス国旗のユニオンジャックをデザインしたパッケージの紅茶がありますね。これは何か由緒があるものなのでしょうか?

ヒロコさん:実はこちらは、先ほどお話しましたアールグレイと双璧をなす人気の紅茶なんです。ロイヤル・フラッシュ・ブラックティー・キャディといいまして、1954年にエリザベス女王とフィリップ殿下がセイロンを訪ね、自ら植樹された茶葉を起源とする特別なオレンジペコなんですよ。とてもデリケートで滑らかな口当たりで人気があります。パッケージには、エリザベス女王とフィリップ殿下の写真も印刷されているんです。

紅茶好きの方には何よりのプレゼントになりそうですね。

東インド会社のヒロコ・ライティー・ニシヤマさん

それでは、東インド会社の今後の目標などをお教えいただけますか?

ヒロコさん:私たちの会社は今、様々な国にショップを展開しています。アメリカでもニーマン・マーカスで扱っていただけるようになりました。ゆくゆくは紅茶やアフタヌーンティーが楽しめるカフェを開き、私たちの歴史、コネクションが感じられる場所になればと思っています。東インド会社は、人と歴史のコネクションを大切にしております。歴史をポジティブに捉え、次代につなげらる会社と言えるかと思います。

編集部一同、深くうなずいてしまいました。長い歴史に培われ、古いものを大切にし次代へと繋いでいく… 私たちもイギリスに見習って、ハワイならではの歴史をつむいでいくお手伝いが出来れば…と思ったのでした。

東インド会社(イースト・インディア・カンパニー)のウェブサイト(英語)www.theeastindiacompany.com

(2015年10月取材)

ニーマン・マーカス
場所:アラモアナセンター中央海側
電話:(808)951-8887
営業時間:10:00-20:00 (月〜金)、10:00-19:00 (土)、12:00-18:00 (日)
ホームページ(日本語):jp.neimanmarcushawaii.com
日本語公式フェイスブックページ:www.facebook.com/NeimanMarcusHawaiiJP

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