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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第64回 ミュージシャン、パリ・カアイフエさん

投稿者: Akiko 更新日:2013年09月28日

Special Interview: Musician, Pali Kaaihue

オーラあふれる素敵な人々をじっくりインタビューするこのコーナー。今回は初のインストルメンタル・アルバム「All in (オール・イン)」をリリースしたばかりのミュージシャン、パリ・カアイフエさんに、インタビューしました。

ハワイで直撃インタビュー 第64回 ミュージシャン、パリ・カアイフエさん

カリヒのコアロハ・ウクレレで行われた、パリ・カアイフエさんのCDリリースパーティーにお邪魔したとき、笑顔がいっぱいのパリさんの世界をもっともっと知りたくなりました。で、インタビューに快く応じてくださったパリさんは、思ったとおり、優しさあふれる素晴らしい世界を持った方でした。アロハ・スピリットが言葉の合間ににじみ出る、パリさんのインタビューをお楽しみください。(写真:Andrew Agcaoili)

Myハワイ(ハワイ歩き方)編集長明子(以下明子):パリさん、今日はお忙しいところ、時間を作ってくださってどうもありがとうございます。パリさんはハワイのご出身ですか?

パリ・カアイフエさん(以下パリさん)生まれ育ったのはホノルルだけど、オアフ島以外では、高校を卒業してすぐに日本に数年住んでいたんだ。名古屋と岐阜県と三重県にね。

明子:音楽を始めたのはいつですか?

パリさん僕が音楽を始めたのは少し遅かったんだ。それが一番の後悔なんだけど。まずは、高校のときにピアノのレッスンを8回受けたんだけど、最悪だったよ(笑)。その後はドラム、ベース、そしてギターに挑戦したんだ。ウクレレを始めたのは12年ほど前で、それ以来ウクレレが僕にとってお気に入りの楽器なんだ。

明子好きなミュージシャン、影響を受けたミュージシャンはいますか?

パリさん音楽を始めた頃に好きだったバンドが2つあって、1つ目はヴァン・ヘイレンというロックバンドで、彼らのコンサートに行って、エドワード・ヴァン・ヘイレンがギターを弾くのを観てショックを受けたんだ。それで僕もギターを弾きたいと思ったんだけど、家には父親のウクレレしかなくて、それでギターを弾くまねをしていたよ。そして、パフォーマーになりたいと思うようになったきっかけは、ハートというバンドで、彼らのパフォーマンスをMTVやライブコンサートのビデオで観て、「僕もパフォーマーになりたい」って思ったんだ。

明子ハワイアン音楽のどんなところが好きですか?

パリさん僕はロック、ジャズ、フュージョン、ハワイアン、スラッキー、ウクレレなどいろんなジャンルの音楽が好きだけど、僕にとってハワイアン音楽が特別である理由は、言葉だよ。ハワイにはハワイの言葉があって、伝統的なハワイアン音楽も、コンテンポラリーなハワイアン音楽もとてもユニークだと思うんだよね。ハワイ独特の言語で歌を書けるなんて素晴らしいよ。ハワイ語の意味がわからなくても聴いているだけでも言葉の良さが伝わってくるんだ。だからハワイアン音楽のファンは世界中にいるんだよ。カナダ、ロシア、イラク、日本、ヨーロッパなどあちこちにね。ハワイアン音楽は聴く人を特別な気分にさせてくれるんだ。僕にとっては、とてもリラックスできるし、故郷であるハワイを思い出させてくれる、そして、ハワイで育ったことを幸せだと感じさせてくれる音楽だね。

ハワイのミュージシャン、パリ・カアイフエさん

明子パリさんのウクレレに漢字が付いているようですが、特別ないきさつ、意味などがあったら教えてください。

パリさん僕はウクレレ専門店「コアロハ」の忠実なアーティストなんだ。で、コアロハが、自分だけのウクレレをカスタマイズしてくれんだ。多くの人は、コアロハでウクレレのカスタマイズをしてもらうとき、ウクレレの表の部分に自分の名前をいれたがるんだ。それはそれで格好良いと思うんだけど、僕にとっては、自分の体に自分の名前のタトゥーを入れるようなもので、それは僕のスタイルとは違うとずっと思ってたんだ。でも、ずっとこのウクレレの表に何を付けたいか聞かれていたけど、何も思いつかなかったんだよ。ところが、2011年3月11日起こった東北地方での大震災の様子を見て、すぐに決めたんだ。楽器の表に漢字を付けようってね。「希望」、「勇気」、「信仰」、そして「愛」という漢字をね。最初は、複雑な漢字だから、ウクレレのフレットの部分に付けられるかどうか心配だったよ。本来なら木を掘るところを、コアロハの職人であるポール・オカミとグリーズが協力してくれて、輝く文字を付けてくれたんだ。最初は彼らも本当にできるのかわからなかったようだけど、真珠の層を使ってあるから、角度や光の加減によって見える漢字が違うんだ。コアロハの皆さんには本当に感謝しているよ。こんなに素晴らしいウクレレを作ってくれるとは。コアロハのウクレレ・アーティストであることをとても誇りに思います。

明子素晴らしいミュージシャンになるために大切だと思うことはありますか?

パリさん僕は素晴らしいミュージシャンではなくてまだまだ修行中なんだけど、地道に練習することが一番大切だと思うな。自分から弾きたいと思う気持ちも大事だね。あとはオリジナリティーも必要だよね。多くの人がジェイク・シマブクロやトロイ・フェルナンデスのようになりたいと思って弾きたがるように、彼らも素晴らしいし、カレイ・ガミアオのような独自のスタイルを生み出したアーティストもすごいよね。だから、自分のスタイル、自分の音をみつけて、他の人がまだやっていないことをしてみるのも素晴らしいミュージシャンになるためには大切なんじゃないかな。一番重要なことは、自分の音楽や情熱を人とシェアしようという心を持つこと。また、素晴らしい音楽を聴いたり、素晴らしいミュージシャンと一緒に演奏することも、自分自身の腕を上げるためには大事なことだよね。

明子8月にリリースされた新CDアルバム「ALL in (オールイン)」を紹介していただけますか?

パリさんオールインは、ウクレレのインストルメンタルCDなんだ。全7曲で、ウクレレをメイン楽器としてフィーチャーしているよ。音楽業界に入ってからずっと、いつかインストルメンタルCDを作ってみたいと思っていたんだ。たくさんの音楽を聴くようになって、素晴らしいギター奏者やミュージシャンに出会ううちに、その想いが強くなっていったよ。最後にCDを出したのが2008年か2009年だったから、しばらく経ったけど、実はこれが僕にとっては初のソロアルバムで、それがインストルメンタルCDになったってわけさ。このCDのインスピレーションとなったのは、主に、2011年3月11日に東北で起こった大震災なんだ。震災の翌月の4月に被災地に行く機会があり、ハワイのテレビ番組「ドコガTV」の撮影をしたり、避難所の皆さんの前でいろいろな曲を演奏してきました。今回のアルバムにもあるオリジナル曲「Ray of Light (希望の光)」は、被災地の人々に捧げた曲です。このCDの売り上げの半分をチャリティ団体を通して寄付することにしています。彼らの復興の役に立ちたいと思います。これは伝統的なハワイアン音楽のウクレレCDではなくて、ジャズやフュージョン、ロック、フラメンコなどいろんなスタイルを用いているよ。皆さんが想像するウクレレ音楽とは少し違った世界を伝えたいと思って作ったんだ。

明子ハワイで生まれ育ったパリさんにとって、ハワイのどんなところが魅力的だと思いますか?

パリさん何と言っても、ハワイの人々だね。アメリカ本土や海外を旅行する度にそれを実感するよ。スーパーなんかで、隣の人と話をしても、他人と話している感じがしないんだ。きっとその人は自分の知り合いの知り合いだったりしてどこかで繫がっているなんてことはしょっちゅうだよ。人と人との繫がりの強さがハワイの魅力的なところだと思うな。もちろん、ハワイの青い空や綺麗なビーチも魅力的だけど、ハワイに観光に訪れる人たちの中ではハワイの地元の人々の優しさに癒されて帰る人も多いはず。

パリ・カアイフエさん

明子ハワイで一番お気に入りの場所はどこですか?

パリさんお気に入りの場所はいくつかあるけど、ビーチなら、東海岸のサンディ・ビーチを超えてシャーウッド・ビーチに行く手前のところに小さな駐車場と公園があるんだ。その場所の名前はわからないんだけど、そこの砂がとっても細かくて、水が本当にキレイなんだ。ビーチならそこが一番のお気に入りさ。それから、ハワイの島だったら、マウイ島が好きだよ。以前マウイ島で働いていたこともあるんだけど、街とリラックスした文化のバランスがうまく取れた場所だと思うんだ。マウイ島は本当に良いところだよ。

明子お気に入りのレストランを教えて下さい。

パリさんお気に入りのレストランはいっぱいあるよ。僕は大の蟹好きで、僕のお気に入りのレストラン「ウィロウズ」の姉妹店である「カライ・クラブ」は毎日行きたいくらい好きなんだ。カパフルにある「コーナー・キッチン」も毎晩ライブ音楽が流れていて、料理も美味しいし、雰囲気も良くて好きだよ。そして、「ウィローズ」は1944年から営業しているけど、音楽と料理、そしてお酒が一緒に楽しめる場所のひとつでマキキ地区の素晴らしいオアシスだね。寿司なら、「ササブネ」が一番だよ。給料日じゃないと行けないけど、本当に寿司が美味しいんだ。それから最近はフード・トラックも流行っているよね。皆さんにもぜひ試してもらいたいけど、行くとしたら列ができているフード・トラックに行ってみてね。列ができているのは大抵美味しい証拠なんだ。

パリ・カアイフエさん

明子人生のモットーを教えてください。

パリさん新しいCDのタイトル「オールイン」にも意味が込めたんだけど、「何をするにも全力を尽くしてやれ」というのが僕のモットーなんだ。音楽でも、仕事でも、恋愛でも、1001%の力で頑張ろうってね。それだけ頑張っても毎回成功するとは限らないけどね。このモットーは何にでも当てはまるんだけど、とにかく自分ができることは何でもやるべきってことだよ。これは常に心掛けている事で、今も学び中なんだ。

明子日本の読者の方々へメッセージをいただけますか?

パリさん日本のファミリーや友達、そしてまだお会いしたことのない皆さん、アロハ!お元気ですか?ぜひハワイに来てください。ハワイに来たことがある方ならご存知だと思いますが、ハワイはとても素晴らしい場所ですよ。ハワイの文化、音楽、フラなどに対する皆さんのサポートに感謝しています。僕も含め、ミュージシャンやアーーティストは、皆日本でパフォーマンスするのが好きなんだ。僕は日本の紹介をするテレビ番組のホストをやらせていただいていて、年に8回ほど日本に行きますが、毎回初めて行ったときのような気分になります。日本の文化も人も大好きです。僕のことを歓迎してくれてありがとう。どうかお元気で!アロハ!

パリさんのオフィシャルHP:www.pali.net

 

一言一言丁寧に、真剣に答えてくださったパリさん。優しくてあたたかくて、気持ちの大きな素敵な方でした。東日本大震災の被災地復興へのチャリティを続けてくださっているパリさん。本当にありがとうございました!

 

(2013年9月更新)

この記事が属するカテゴリー: カルチャー, ハワイアン音楽, 特集, 芸能・有名人特別取材
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1 response to 第64回 ミュージシャン、パリ・カアイフエさん

  1. 素晴らしいインタビューができました。とても丁寧に答えてくださったPaliさん、お忙しいところ、本当にありがとうございました♪

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