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Eriko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第102回 ミュージシャン&HARA代表 パリ・カアイフエさん(動画付き)

投稿者: Eriko 更新日:2017年05月09日

Pali Ka'aihue

著名人や気になる人々を、ハワイでじっくりインタビューするこのコーナー。今回は、ハワイのグラミー賞にたとえられる音楽大賞「第40回 ナ・ホク・ハノハノ賞」を今月20日に控え、その主催団体であるHARA(ハワイ・アカデミー・オブ・レコーディングアート)の代表でミュージシャンのパリ・カアイフエさんにインタビューしました。40周年という節目の抱負や今年注目のシンガーなど、じっくりお聞きしました。

ハワイで直撃インタビュー 第102回 ハワイ・アカデミー・オブ・レコーディングアート会長のパリ・カアイフエさん 

 

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Myハワイ編集部員(以下Myハワイ):ナ・ホク・ハノハノ賞(以下ナ・ホク)について教えて頂けますか?

パリ・カアイフエさん(以下パリさん):ナ・ホクはHARA(ハワイ・アカデミー・オブ・レコーディングアート)によって創立されました。今年で40年になります。5月20日(土)にハワイコンベンションセンターで開催されます。

ナ・ホクにはとびきり最高のミュージシャンが勢ぞろいします。トラディショナル、コンテンポラリー、スラッキーギター、ウクレレ、レゲエ、ロックなど、27〜29のカテゴリーや違うジャンルの音楽が毎年ノミネートされます。

1978年にKCCN AMラジオ局(ハワイ音楽専門局)のDJクラッシュ・ケアロハが創立しました。2017年5月30日で40才になります。

 

Myハワイ:第40回目を迎えての抱負は?

パリさん:40周年はすごく大きな節目だからビッグだよね。協会に携わる僕たちも色々企画を考えています。どういうものかというと、ハワイアン音楽界の新人アーティストによる曲、これまで活躍してきたアーティストでしばらくぶりに出した新曲、ハワイアン音楽の象徴的なアーティストでハワイのレコード業界に多大な影響を与えた曲とでバランスよく祝うことなんです。

 

Myハワイ:今年の注目のシンガーは?

ビリーさん:新しくノミネートされたアーティストたちかな。まず、ケアウホウ、ハワイアンのカメハメハ高校を卒業したばかりの青年たち3人のグループ。ハワイ語も流暢で、作曲も作詞もするしすでにハワイの大物ミュージシャンたちと共演しているんです。彼らのライブを見るのは特別な感じで、ノスタルジックなんだけどハーモニーはファルセット(音高)も奏でる素晴らしい才能の若者だよ。2人目のジョシュ・タトフィも今年初めてノミネートされた注目株。彼はちょっと特殊で、コンテンポラリーミュージックもできて、伝統的なハワイアンミュージックもできる。さらにはアイランド・レゲエもね。3人目は今年グラミー賞を受賞した歌手のカラニ・ペア

他にもたくさんいるけど、今思い浮かんだのはこの3人かな。あともう1人! コンテンポラリー、ネオ・ソウルR&Bの新人Izik(アイジック)を忘れるとこだった。本当に今年は素晴らしい音楽とミュージシャンが揃っているんです。

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Myハワイ:パリさんにとって一番忘れられないナ・ホクの場面は?

パリさん:僕が受賞したとき(笑)!

いやいや、一番思い出に残るナ・ホクは、ブラザー・イズ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ、以下イズ)が独自で結成したバンドで受賞した年かな。イズが独立する以前所属していた「マカハ・サンズ・オブ・二イハウ」から抜けた直後だったんだけど、受賞のステージから元メンバーの名前をそれぞれ呼び「アイ・ラブ・ユー」と言って彼らに歌を捧げたんだ。途中でマカハ・サンズのメンバーもステージに上がり一緒に歌いだしたんだが、それはもう感動的で…観客も皆泣いていたよ。あれはたくさんの人たちにとって、ナ・ホクの歴史上最も象徴的な瞬間だったかもだね。

 

Myハワイ:ナ・ホク・ハノハノ賞に応募する資格は何ですか?

パリさん:前年度にハワイでCDをリリースした人。例えば、2017年に応募するには、ハワイで2016年1月1日〜12月31日の間に、市販もしくはiTunesなどのデジタルダウンロードを使った販路でCDをリリースした人なら誰でもOKです。

 

Myハワイ:パリさんが代表を勤めておられるHARA(ハラ)のメンバーにはどうしたらなれますか?

パリさん:ハラのメンバーは3段階で構成されているんだ。一番目は、ボーティングメンバー(投票権を持つ議員、レコーディングクレジットがある人)、2番目は、アソシエートメンバー(準会員でメディアやハラの業界の人)。そして、フレンド・オブ・ハラ・メンバー(ハラのミッションやハワイアン音楽をサポートする人たち、一般に誰でもなれる)なんです。

 

Myハワイ:日本人も投票出来ますか?

パリさん:もちろん。日本人のボーティングメンバーもいます。CDを出した人なら大丈夫。インターナショナル・カテゴリー(国際部門)もあるしね。ウクレレ奏者も毎年増えているし、スラッキーギター奏者もいるよね。

Myハワイ:最後に日本のハワイアン音楽ファンにメッセージをお願いします。

パリさん:日本の素晴らしいハワイアン音楽ファンの皆様、いつもサポート本当にありがとうございます。

僕はほぼ毎月仕事で日本へ行くのですが、ハワイのミュージシャンにどこで演奏するのが好きかと聞くと10人中10人が「日本」と答えます。皆さんがいつもアロハの気持ちで温かく迎えてくれ、CDを購入してくれたり、ラジオを聴いてくださり、このような動画も観てくれてとても感謝しています。

ナ・ホクの人気投票「Favorite Entertainer of the Year 2017(お気に入りのミュージシャン)」は誰でも出来るので皆さんもぜひ投票してみてください。ナ・ホクの公式ウェブサイトから出来ます。チケットの販売はすでに始まっています。それじゃ皆さん、5月20日にナ・ホクで会おうね!

ナ・ホク・チケット購入サイト www.nahokuhanohano.org/shop

 

[インタビューを終えて]  いつお会いしても優しくて穏やかなパリさん、現在はナ・ホクの準備で大忙しのようです。ハワイのミュージシャンが大集合するナ・ホク・ハノハノ授賞式では数時間にわたり豪華なエンターテイメントが楽しめます。ゴージャスなドレスを身にまとったフレンドリーなハワイのミュージシャンたちと写真撮影なども出来るのもこのイベントの醍醐味。ハワイ好きなら一度は参加してみたいですね。

メレ・メイの公式ウェブサイトはこちらです。

ナ・ホク公式ウェブサイト www.nahokuhanohano.org

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