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Eriko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第106回「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督(動画メッセージ付き)

投稿者: Eriko 更新日:2017年11月25日

Taika Waititi: New Zealand Film Director

11月初めに開催されたハワイ国際映画祭(HIFF)のゲストとしてハワイ入りしていた、ニュージーランドのタイカ・ワイティティ監督にインタビューしました。故郷ニュージーランドが舞台の自主制作映画を中心に活躍していたワイティティさん、最近ではマーベルコミック映画「マイティ・ソー バトルロイヤル(原題:Thor: Ragnarok)」を制作しそのユニークさが世界中で絶賛されています。コメディアンや役者としても定評のあるワイティティさんに話題の新作について、映画制作、ハワイのことなどじっくりお聞きしました。

ハワイで直撃インタビュー 第106 回 タイカ・ワイティティ監督にハワイでインタビュー

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Myハワイ:よろしくお願いします。私の英語がわかりにくかったらすみません。

タイカ・ワイティティ監督(以下ワイティティ):大丈夫。僕も日本語ヘタクソだから。

Myハワイ:ワイティティさんの新作「Thor: Ragnarok (邦題:マイティ・ソー バトルロイヤル)」の中で、一番面白いキャラクターを自分が演じているのはなぜですか?

ワイティティ:なぜかっていうと、僕はいつも自分の映画にカメオ出演するんだけど、この役は重要な役じゃなかったから誰もやりたいとは思わなかったんだよね。そんなに興味が沸くような役じゃないからね。だから僕が演じたんだ。そして考えたんだけど、このキャラクターがすごく良い人だったらどうだろうって? だって他のキャラクターは皆最悪だからね。他のキャラを全員恐ろしく酷くしたぶんこの役だけはすごくナイスにしたというわけ。

Myハワイ:コメディドラマのような自主制作映画の監督から、今回ハリウッドの大作にチャレンジして大きな方向転換をされたわけですが、自分の中で何か変化のようなものはありますか?

ワイティティ:変化は特に感じないね。「マイティー・ソー」の制作はすごく楽しかったけど、僕はインディペンデントフィルム(自主制作映画)の制作にまた戻るよ。だって好きだから。それと早く作れるからね。(制作期間が)マイティーソーは2年かかるとすると(自主制作映画は)1年に一本作れるし、2分の一の時間で出来ちゃうからね。しばらくの間小さな映画を作ってまた2~3年したら大作にチャレンジすると思うよ。

Myハワイ:私はワイティティさんの「BOY(ボーイ)」という映画が大好きなんですけど、あのように素敵な映を創作するインスピレーションはどこから生まれたのですか?

ワイティティ:僕が生まれ育った地域のストーリーをすごく伝えたかった、ということかな。だから生まれ故郷の町で撮影して、キャストや人間関係、僕が通った学校、地元のコミュニティなんかを通して、面白いけどきちんと意味がある、家族についてのストーリーを作りたかったんだ。そう僕の家族のストーリーだね。

Myハワイ:今回ハワイ国際映画祭からパシフィク・アイランダー・イン・コミュニケーションズ・トライブライザー賞を受賞されましたね? 監督が生まれ育ったニュージーランドとハワイはどちらも太平洋の島(パシフィックアイランド)なわけですが、共通点や類似点はどんなところですか?

ワイティティ:ハワイとニュージーランド? 文化がよく似ているね。言語もすごく似ている。だからハワイに来ると自分の家みたいに落ち着くんだ。ハワイにはよく来るし、友だちもたくさんいるよ。ハワイは僕が戻ってこれる第2の故郷のような場所だね。

Myハワイ:太平洋諸国の映画についてどう思いますか? 良い点はどんなところ? またどういう点が改善できると思いますか?

ワイティティ:パシフィック地域で作られた映画の良いところは、すごくユニークで世界中のどこを探しても同じようなものがないところ。太平洋の島々で映画製作をしている場所は稀少だし、制作に関わる者もそうたくさんいない。だからそこで映画製作がされることは、僕にとってはすごくエキサイティングなことなんだよ。だって僕たちの文化を世界に共有できるんだからね。特に、制作者がその土地の人だということは重要なポイントだと思う。例えば、フィジー共和国の映画はフィジー人が作るとか、サモア独立国の映画はサモア人、なぜかというと彼らの声を彼らが自分たちで伝えるということが重要だから。僕の映画「ボーイ」をもしアメリカ人で白人の監督が作ったらどうだったかな? 同じようにはならないと思うね。

Myハワイ:映画制作に関わりたいと思っている人々へのアドバイスはありますか?

ワイティティ:素晴らしい教育かな。僕にとっては、現場で作業しているのを見るとか、映画を観るとかだった。そうだね、たくさんの映画を観る事。ひたすら映画を観ることが素晴らしいフィルムスクールそのものだよ。映画のことをすごく学べるからね、カットの仕方だとか、編集のリズム、音楽がどんな風に使われるかとか、何千もの映画があり何千ものストーリーの伝え方があるんだ。だから僕は映画を観れるだけ観て勉強するのさ。

Myハワイ:今もたくさん観ますか?

ワイティティ:うん、今も観るよ、ただ昔みたいには観れないけどね。ちょっと忙しくなりすぎちゃってみる時間がないんだよね(笑)。

Myハワイ:残念ですね(笑)。

Myハワイ:人生のモットーや哲学のようなものはありますか? もしあれば何ですか? 

ワイティティ:特にないよ、ただ誰もがお互い優しくあるべきだとはいつも思っている。僕はナイスな人としか仕事をしないと決めているからね。僕を笑顔にさせてくれる人、エゴ(エゴイズム)がない人ね。僕自身エゴが強いからね、エゴが強い同士だと衝突するだろ? 僕の映画では2つは共存できないからね(笑)。

Myハワイ:ワイティティさんの次のプロジェクトは何ですか?

ワイティティ:僕の次のプロジェクトはストップモーション・アニメーションだよ。例えばだね〜、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密(Kubo and the Two Strings)みたいなスタイルのアニメーション? ストーリーはマイケル・ジャクソンのサルの話なんだよね。すごくエキサイティングだよ、以前の作品とは全く違うからね。今からすごく楽しみでウキウキしている。

Myハワイ:楽しみにしてます。

ワイティティ:ありがとう。

Myハワイ:「マイティー・ソー」に出演された浅野忠信さんについてお聞きしてよいですか? 2年前の映画祭で彼にインタビューさせてもらったのですが、ワイティティさんは今回一緒に仕事をされてどうでしたか? 

ワイティティ:大好きだよ! 彼はイイ奴でフレンドリーだった。それから超ファッショナブルだよね。いつもお洒落しているし。素晴らしい役者でプロフェッショナルだったよ。彼が演じたHogunはそんな大役ではないが最も重要な役どころのひとつなんだ。

Myハワイ:撮影前から浅野さんのことはご存知でした?

ワイティティ:もちろん。彼の映画はたくさん観てたよ。彼のビッグファンで会えるのをすごく楽しみにしていたんだ。

Myハワイ:最後に日本のファンにメッセージを頂けますか?

ワイティティキア オラ(マオリ語でこんにちは)〜。タイカ・ワイティティです。日本のみなさんこんにちは! お元気ですか? 皆さんにハローとビックピースを送るね。ビデオを観てくれているみんなありがとう。それから、「Thor: Ragnarok (マイティ・ソー バトルロイヤル)」を観て下さってありがとうございます。

<インタビューを終えて>好きな作品を作った憧れのワイティティさんに直接お話を聞けて大感激でした。いまや世界的なスターだというのに全く気取りがなく、どの質問にも丁寧に優しく応答をしてくれました。彼の自主制作映画に対する思いも伝わってきて私が想像していた通り、いやそれを超越して素敵な監督さんだな、と改めてファンになりました。映画界の著名人にインタビューするチャンスをくれるハワイ国際映画祭に感謝です。

◎タイカ・ワイティティ監督プロフィール:  映画監督。脚本家、俳優、コメディアンとしても知られる。ニュージーランド北部東海岸の出身。父親はニュージーランド・マオリ、母はユダヤ系。「Two Cars, One Night」で映画監督デビュー。代表作は「Boy」「What We Do in the Shadow」「Hunt for the Wilderpeople」など。ニュージーランドが舞台の自主制作映画を中心に制作活動をしていたが、最新作のマーベル映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」ではハリウッド大作を手がけている。

●第37回ハワイ・インターナショナル・フィルムフェスティバル
会場:リーガル・シアター・ドール・キャナリー18など
期間:2017年11月2日(木)~11月12日(日)
ホームページ(英語):www.hiff.org

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