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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第48回 ハワイ大学博士課程在学中、ヴィンス岡田さん(前編)

投稿者: Akiko 更新日:2013年03月22日

ハワイは色んな国の人たちが入り混じる多文化でユニークな土地でもあります。そんな中でがんばっている日本人に出会いました! 今回は、ハワイ大学マノア校、社会福祉学部で博士号を目指すヴィンセント・ミツハル岡田さんにインタビューしました。

ハワイで直撃インタビュー 第48回 ハワイ大学博士課程在籍、ヴィンス岡田さん(前編)

 

ハワイ大学博士課程在学中、ヴィンス岡田さん

ヴィンス岡田さんプロフィール: 
ハワイ大学Myron B. Thompson School of Social Work(社会福祉学部)の博士過程に在学中。マノア校イースト・ウエスト・センターのFellow(研究員生)。ハワイ在住歴6年。ロスアンゼルス、ニュージャージー、フロリダのオーランド、タンパ、マイアミも在住経験あり。学業の傍ら ハワイで数々のボランティア活動にも従事。地元の和太鼓チームでも活躍。

編集部: ヴィンスさんは日系何世ですか? 日本語がとてもお上手ですがどうやって勉強されたのですか?

ヴィンス:よく日系人と間違えられるのですが、東京の小金井生まれです。高校も日本の学校を卒業しました。

編集部:そうなんですね? 私としたことがすっかり日系人と思い込んでしまっていました(笑)。 日系人といえば、ヴィンスさんは地元ロコの方々と一緒に和太鼓をされているそうですが、始められたきっかけは何ですか?

ヴィンス:East-West Centerの研究員になってから、ハワイのタロイモ畑だったり、ハワイのカヌーのHokuleʻa号、Kauaʻi島のNamahoe号などのお手伝いをさせていただく機会が増えました。また研究でもアイヌや世界の先住民族の方々をお会いすることが多く、民族の歴史やルーツ、伝統のお話を聞く機会がありました。そこで、「日本のそれってなんなんだろう?」、「自分のルーツは?」と考えるようになりました。また、ロサンゼルスにいた際もそうですし、ここハワイでもそう、南米に行った際にも日系人の方の知り合いがたくさんいます。その方々とおつきあいする中でも、「日本」を考える機会が断然増えました。そのときに、自分も日本人として、「日本」のものをなにかやりたいなと思ったのがきっかけです。

ハワイ大学博士課程在学中、ヴィンス岡田さん

編集部:ハワイではどのグループに所属されているのですか?

ヴィンス:現在は、博士論文を書いているところなので少しお休みをいただいているのですが、Kenny Endo Taiko Ensembleの研究生として所属させてもらっています。先生のケニー遠藤氏は、ロサンゼルス出身の日系2世なのですが、東京の助六太鼓にも所属されていた方です。ケニー先生がTaiko Center of Pacificという太鼓教室を開かれていて、僕も そこのクラスを取りはじめたのがきっかけです。

編集部:どのような行事にどこでパフォーマンスをされるのですか?

ヴィンス:アラモアナセンターでのお正月イベント、桜まつりの女王(チェリー・ブロッサム・クイーン)、結婚式、個人、企業の各種イベントなどのステージに立たせていただくことが多いです。そのほかに、地元の学校などで太鼓を紹介するレクチャー・デモを行うのが主な活動です。僕はまだ研究生ですが、ケニー先生のコンサートステージのアシスタントとして参加することもあります。毎年、ホノルルマラソンの残り1マイル地点での応援で太鼓もしているので、マラソンに参加された方は覚えている方もいるのではないでしょうか。2月にハワイ大学のダンスチームとコラボの太鼓コンサートも行いました。

編集部:今までで1番印象に残ったパフォーマンスは?

ヴィンス:ハワイの歩き方でもご紹介いただいたのですが、2年前に日本から獅子舞、江戸囃子、神楽の第一人者でもいらっしゃる鈴木恭助先生がハワイにいらっしゃいました。リハーサルやパフォーマンスを通して、 鈴木先生の言動から、日本の伝統芸能の奥の深さ、そして 先人たちの伝承の惜しみない努力があってこう引き継がれて来ているんだと実感させられました。鳥肌ものでした。

タロイモ畑で
ホクレア号で航海中
ホクレア号の前で

編集部:太鼓のどんな所に魅力を感じますか?

ヴィンス:太鼓って、体力だけじゃなくて、精神的な部分だったり、感性みたいなものだったりが、すべて必要なんですよね。もちろんテクニックもですが。それら全てのバランスを保つことが最重要だと思います。スピリチャルな部分がすごいあって、太鼓叩いている事自体がすごいヒーリングなんですよね。サーフィンとかヨガに通じるものがあると思いますし、僕が研究している先住民族の人たちのよく言う、すべてが一本線上にあるような広い世界観というか、宇宙観みたいなものを感じさせてくれるところが魅力に思えます。ま、あんまりでかいこと言えるほど、経験も技術もまだまだなのですが。。。

編集部: ヴィンスさんはお仕事以外でもボランティア活動もされているようですが、行われているボランティアにはどのようなものがありますか?

ヴィンス:East-West Centerのつながりからマスター・ナビゲーターのNainoa Thompsonさんとお会いする機会があって、それ以来Polynesian Voyaging Societyのお手伝いを時々させていただいています。Hokuleʻa号とはハワイの伝統航海術を使って航海をするカヌーなのですが、説明をすると長くなるし、正確にお伝え出来るか自信もないので、ぜひググってみてください(笑)。2007年にはハワイから日本にも航海しています。今年からは世界1周の航海をする予定です。また、Hokuleʻa号のカウアイ島クルーたちが今、カウアイ島でカヌーを作っているのですが、数ヶ月に1度ほどカウアイに行って作業のお手伝いしています。知識も経験もないので邪魔にならないように程度ですが。また、ハワイにはハワイアンの人たちが作っている畑が数多くあるのですが、時間があるときにはオアフの西側のマカハやモロカイ島の畑作業のお手伝いにも行っています。それと、今は好きな犬が飼えないので、Hawaii Humane Society(動物愛護協会)のボランティアをたまにしていて、犬の散歩に行っています。

編集部: 中でもビンスさんにとって1番印象的なボランティアは何ですか?

ヴィンス:数年前にHokuleʻa号でモロカイ島からビッグアイランドまでセーリングをさせていただきました。トレーニングもしているわけではないので、素人同然で乗らせていただいたのですが、クルーたちが星の位置をみながら方角を見いだしたり、Kahoolawe島の横を通ったときに涙を流すハワイアンの方たちの姿を間近でみて本当にぐっときました。地上中心で生きてきた自分が、あんなに広い海のなかにでて、地球はまだまだ広いんだなとも思えました。Nainoaの言葉でもあるんですけど「海は世界を隔てるものではなくて、つなげるものなんだ」と実感できました。頭ではわかってることってたくさんあるとは思うんですけど、実際にこう経験することで、世界観がぐっと変わり出したと思います。

(2013年3月更新)

幸せオーラのおすそ分け
ヴィンスさんに初めてお会いしたのは東日本の震災のボランティアをされていた時。日に焼けた笑顔の彼を最初から日系人だと思って疑わなかった私。それもそのはず17で日本を脱出、人生の半分以上をアメリカの色んな場所で過ごしている行動派なのです。海外で自分の道を見つけるやひたすら進み続ける、人種とかではなくて地球人という言葉がぴったりの彼。ハワイの地元や他国の人々との交流もごく自然に、気がつけばいつも世界のどこかを飛び回っているような、まさにフットワークの軽い国際人の代表選手でもあります。日本人としてアジアの代表としての今後の活躍がかなり楽しみですね。

編集部

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