Hawaii's must-visit local stores and restaurants
ワイキキには美味しいレストランやショップがたくさん。でもたまにはワイキキを出て「ローカルしか行かない穴場の店に行ってみたい!」と思う人も多いのではないのでしょうか?
■関連記事/人気のアサイーボウル食べ比べ!徹底検証
■関連記事/ハワイの代表的スイーツ、マラサダ徹底比較5選!
そこでMyハワイ編集部では、そんなハワイ通の皆様にぜひ足を延ばして欲しい、ワイキキの外にあるローカル行きつけの美味しいお店の数々をご紹介する連載「行こう!ロコが愛するB級グルメ店」を開始します!
さて、このシリーズ記念すべき第1回目に登場するのは…
ジャジャジャジャーン。
オアフ島中部のローカルタウン、ワイパフにある知る人ぞ知る有名シーフード専門店「タニオカズシーフード&ケータリング(Tanioka’s Seafood&Catering、以下タニオカズ)」です!
地元住民に愛されるシーフード専門店
「ワイパフ」というと何だか遠い気もしますが、観光客がよく通うワイケレも実はワイパフにあります。タニオカズは1978年にワイパフで創業された40年の歴史を持つお店で、現地に住むローカルで知らない人はいないほど。お昼ともなれば、毎日店の外まで続く行列ができる人気店です。
オーナーのメル・タニオカ氏によると、ワイパフには当時新鮮なシーフードの店がなかったこと、そしてオアフ島中部と西部の商業の中心地で交通の便が良かったことからここに店を出すことにしたそうです。
お店は外から見るだけではあまり大きく見えません。確かにお店の面積も狭めなのですが、実は調理場や冷凍庫などがこのビルの後方までずっと続く、総面積1万6,000平方フィート(約1,490平方メートル)の大きなお店なのです。
タニオカズで絶対ゲットすべきは何と言ってもアヒ(マグロ)を使ったポケ(Poke)。このポケを「ポキ」と呼ぶ人もいますが、これは米本土の発音ですので基本的に間違い。ハワイのローカルには「ポケ」と発音しましょう。
アヒポケは毎日漁港で行われる競りで仕入れた新鮮なネタを使い、店内奥のキッチンで作ったものを店頭に出しています。アヒポケの種類にもリム(海草)ポケ、オニオンポケ、醤油ポケ、アラエ(ハワイアンソルト)ポケ、スパイシーアヒポケなど多種。
アヒポケ以外にもタコポケやイミテーションクラブ(つまりカニカマ)ポケ、枝豆ポケ、コリアンスタイル(韓国式)クラム(はまぐり)ポケ、など多くあり、何を買おうか迷ってしまいます。
列は長いものの店員さんも多いので、なるべく早く決定して注文しなければならないのが難点といえば難点でしょう(笑)。
ポケだけで買ってご飯のおかずにする人も多いのですが、ご飯にポケをのせた「ポケボウル(Poke Bowl、ポケ丼)」としても購入可能で、テイクアウトのランチメニューとして大人気です。
ハワイでは通常ポケが「1ポンドあたり●●ドル」と値段表示されています。1ポンドは約453グラムで結構な量に。1人分だったら4分の1、つまり「クオーターポンド(quarter pound)」、2人分だったら2分の1、「ハーフポンド(half a pound)」程度が目安です。日本語では「ポンド」と書きますが、話すときは「パウンド」に近い発音です。
こちらがそのポケ丼。1チョイス(ポケ1種、上)が$8.95、2チョイスだと$11.95です。歯ごたえのいい新鮮なアヒとタマネギのシャリシャリ感が美味! リムと長ネギが和風の風味をプラスしています。
新鮮なアヒを使い絶妙に和えられたポケと白いご飯がぴったりマッチして、う~ん美味…!(しばし無言)。贅沢を言うならばイートインの場所があるといいな、と思ったのですが、テイクアウト専門店なので仕方がありません。
これを頼むときは「1 choice poke bowl with Spicy Ahi poke please(ワン・チョイス・ポケボウル・ウィズ・スパイシー・アヒポケ・プリーズ)」などと言えばOK。ポケの部分は自分の好みのものと変えてくださいね!
ポケだけじゃない! 夕飯のおかずにぴったりお惣菜も
悩ましいことに、タニオカズにはポケだけではなく、コロッケや天ぷら、フライドチキンなどのお惣菜やお弁当、おにぎり、スパムむすび、ルンピア(春巻)なども多数置いてあります。
ついあれもこれも買いたくなってしまうという罪な店ですが、ホノルルのお店に比べると驚きの安さなので、特にコンドミニアムなどに宿泊している場合はおかずとして買うととってもお得感があります。
列に並んでいるときに自分の担当になった店員さんに何が欲しいかを伝え、最後のこのレジで支払いをするシステムです。昼近くなると行列がどんどん長くなるので、店員さんの数も増えていき、カウンターの中だけでも何と10人くらい。テキパキとさばいてくれるので、長く待たされることはありません。
さて、ここでふと気づくのは、カウンター内に何気にイケメンのお兄さんが多いこと(笑)。女性客を集めるための心理的テクかもしれません。
タニオカズ自慢の「ラウラウ」とは!?
タニオカズではポケが一番有名ですが、他のハワイアンフードももちろんあります。カルアピッグ、ご飯またはポイ、ロミサーモン、ハウピア(ココナッツプティング)の「ハワイアンプレート」は$9.95で毎日購入可能ですが、金曜日のみタニオカズ特製のラウラウも購入できます。
普通のラウラウは豚肉や魚、鶏肉などをタロの葉で包み、さらにティの葉で包んで蒸し焼きにしたもの。でもタニオカズのラウラウは一味違って、豚肉をさらにベーコン(これも豚肉!)で包んだという「ベーコン・ラップド・ラウラウ(Bacon Wrapped Laulau)」です。
「えっ、ベーコン…!?」と思うかもしれませんが、食べてみるとまったく違和感はありません。中の豚肉も柔らかく完璧に調理されていて、とっても美味しくぺろりと平らげてしまいました。
前述のようにラウラウプレートは金曜日のみ。本当はラウラウとご飯またはポイ、ロミサーモンとハウピアで$12.95ですが、この日はカルアピッグもプラス。これで$17.95です。
11時にもなると、店内にはお客さんと店員さんがぎっしりで熱気ムンムン。ランチタイムに近くなると列が長くなりますので、10時半頃までに行くのがおすすめです。ちなみに、お店は3時で閉まりますので要注意!
■関連記事/「パイプライン・ベイクショップ&クリーマリー」で究極のマラサダをゲットせよ!」
■関連記事/潜入取材!「ビッグアイランド・キャンディーズ」春のイチオシ商品は…
「ローカル地域のお店を訪れるってどうなの!?」と心配する必要はナシ。オーナーのメルさんは大の親日家。毎年日本に行くことを楽しみにしているそうで、タニオカズでは上の写真のように皆さんとってもフレンドリーです。
車でワイケレやカポレイなどに行く計画があるなら、ぜひワイパフのタニオカズに寄ってみてください。観光地めぐりだけでは味わえない、ハワイの貴重なローカル体験ができるはずです!
◎タニオカズ・シーフード&ケータリング
住所:94-903 Farrington Hwy., Waipahu, HI 96797
電話:(808)671-3779
営業時間:9:00~15:00
休日:祝祭日
ウェブサイト:www.taniokas.com
(※記事内の値段は2018年3月現在のものです。税金は含まれていません)
コメントを残す