20 Popular Local Foods in Hawaii
ALOHA!「ハワイに入らばローカルに従え」ということで、ハワイでは地元住民が日常的に食しているローカルフードを食べてみたいもの。でも、「ローカルフードといってもどれを指すのか分からない」と言う方も多いでしょう。そこで今回はMyハワイ編集部が、ハワイの代表的なローカルフードをピックアップしてご紹介します! さて、あなたは幾つ知ってますか…!?
料理編
ポケ(Poke)
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ローカルフードと言えば、まず思い浮かぶのがこちら「ポケ(Poke)」。「ポキ」と発音する人もいますが、これは米本土式の発音ですので基本的に間違い。ここでハワイ慣れしているか否かがバレてしまうので、ハワイでは「ポケ」と発音しましょう!
上の写真は、ホノルルのモイリイリ地区にある「ヤマズ・フィッシュ・マーケット」のポケです。
◎ヤマズ・フィッシュマーケット
Yama’s Fish Market
場所:2332 Young St., Honolulu, HI 96826
電話:(808)941-9994
営業時間:毎日9:00-17:00
ウェブサイト:www.yamasfishmarket.com/yamashome.html
ポケで最も一般的なのは上の「アヒポケ」、つまりマグロのポケです。店によって味付けが多少違うこともありますが、通常はマグロの切り身にハワイアンソルトや胡麻油、醤油、唐辛子、リム(海草)、タマネギ、長ネギ、ククイナッツなどの材料入れて混ぜます。ちなみに、全部入れればいいというものでもなく、自分の好きな材料を適宜入れて好みの味に仕上げるのがコツ。
アヒだけではなく、イミテーションクラブ(カニカマ)、タコ、エビなどの材料を使ったポケや、ゆでた枝豆をハワイアンソルトや胡麻油、にんにくのみじん切り、唐辛子などと混ぜた「枝豆ポケ」もおすすめ。
ポケボウル(Poke Bowl)
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上のポケから派生したのがこちらポケボウル(ポケ丼)。基本的に、ご飯の上に好きなポケをのせたものを指します。一番人気はやはりマグロのポケをのせた「アヒポケボウル」! 海鮮丼気分で食べられるのでおすすめです。
写真のポケボウルはワイパフにあるシーフード店「タニオカズ・シーフード&ケータリング(Tanioka’s Seafood & Catering)」のものです。
◎タニオカズ・シーフード & ケータリング
Tanioka’s Seafood & Catering
場所:94-903 Farrington Hwy., Waipahu, HI 96797
電話:(808)671-3779
営業時間:9:00-15:00
ウェブサイト:https://taniokas.com
ロコモコ(Loco Moco)
ハワイ島ヒロでお腹が空いた高校生が、当時あった日系人経営のダイナー「リンカーン・グリル(Lincoln Grill)」で、安くて手軽、ボリュームたっぷりな料理を作ってもらったのがロコモコの始まり。ご飯にハンバーグをのせ、グレービーをたっぷりかけて半熟卵をのせたシンプルな料理です。
その後、ハワイ島のプレートランチ店「カフェ100(Cafe 100)」でロコモコが人気メニューとなり、同店のオーナーから1970年代に、戦友だったカパフルの「レインボー・ドライブイン(Rainbow Drive-In)」の初代オーナーにレシピがシェアされ、オアフ島でデビューを果たしたそうです。写真はカリヒにある大人気のプレートランチ店「スゴイ」の正統派ロコモコです。
◎スゴイ ベントウ & ケータリング
Sugoi Bento & Catering
場所:City Square Bldg., 1286 Kalani St., #B-106, HI 96817
電話:(808)841-7984
営業時間:毎日8:00-15:00(感謝祭、クリスマス、元旦休)
ウェブサイト:https://www.sugoihawaii.com
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オリジナルレシピに忠実なスタンダード版のロコモコが今も根強く支持される一方、最近ではハンバーグやグレービー、トッピングに工夫を凝らした、ちょっと贅沢なグルメ版ロコモコも登場するようになりました。
上はワイキキの「ハードロックカフェ・ホノルル(Hard Rock Cafe Honolulu)」のロコモコ。ごはんの上に分厚いアンガス・バーガーパテをのせ、グレービーをたっぷり。その上に半熟目玉焼とカリッと揚げたフライドオニオン、長ネギ、パセリをトッピングした究極のグルメロコモコです!
◎ハードロックカフェ・ホノルル
Hardrock Cafe Honolulu
場所:280 Beachwalk, Honolulu, HI 96815
電話番号:(808)955-7383
営業時間:レストラン 8:00-23:00(金・土曜は24:00まで)
バー11:00-24:00(金・土曜は翌1:00まで)
朝食 8:00-22:30、ライブエンタテイメント 8:30-22:30
ホームページ(英語):https://www.hardrock.com/cafes/honolulu
サイミン(Saimin)
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ローカル版「コンフォート・フード」とも言えるのがこちらのサイミン。砂糖きびプランテーションの時代、日本や中国からの移民がハワイに持ち込んだ麺料理が現在のような形になったと言われています。出汁はエビやビーフがベースになっていることが多く、味はやや薄めでさっぱり。麺は柔らかで手打ちで作っている店が多くあります。
写真のサイミンは、カウアイ島リフエにあるハワイで一、二を争うサイミンの有名店「ハムラ・サイミン・スタンド」の「スペシャル」。ナルトやワンタン、卵、白菜、焼き豚、ハムなどの具がたっぷり。ハムラサイミンでは麺も出汁(エビ味)も手作りです。
ローカルはサイミンのスープに辛子醤油を混ぜる場合が多く、またなぜかハンバーガーと一緒に食べるのが通だとか。ハムラ・サイミンではハンバーガーがなく、串刺しのBBQビーフかチキンを一緒にオーダーし、食後に「リリコイ・シフォン・パイ」をオーダーするのが定番。
カルアピッグ(Kalua Pig)
塩でもんだ豚肉をバナナの葉にくるみ、地中のオーブン(イム)で蒸し焼きにした後、細かく割いた料理がこちらの「カルアピッグ」。写真はカルアピッグは、カパラマにあるハワイアンフード店「ヘレナズ・ハワイアン・フード」のもの。
ハワイアンフードのプレートランチを頼むと必ずと言っていいほど付いてくるほか、ルアウのメニューでもお馴染みの料理で、日本人の口にも良く合うと評判。あつあつのご飯にのせて食べるのも美味!
◎ヘレナズ・ハワイアン・フード
Helena’s Hawaiian Food
場所:1240 North School St.. Honolulu, HI 96817
電話:(808)845-8044
営業時間:火曜~金曜 10:00-19:30
ウェブサイト:https://www.helenashawaiianfood.com
スパムむすび(Spam Musubi)
米本土の会社が作っている缶入りの食品(食肉)スパム。ハワイはその消費量が全米No.1! スパム料理のレシピは数あれど、ハワイで一番用途が多いであろうと推測されるのは、もちろんこの「スパムむすび」です。
長方形に握ったご飯(スパムむすび用の型あり)に焼いたスパムをのせ、海苔を巻いただけの簡単なものですが、ローカルにとってはカジュアルかつ経済的に食べられるランチの定番。上はハワイにも多数店舗があるセブンイレブンの「てりやきスパムむすび」。各店とも海苔の大きさやスパムの焼き加減、味付けなどに違いがあり、最近はアボカドや卵焼き、キムチを挟んだバージョンも見られます。
スクイドルアウ(Squid Luau)
日本人にあまりなじみがないローカルフードといえばこちら、手前右の緑色の料理「スクイドルアウ」。見たことのない人は多分「これ…いったい何!?」と思うはず。
数あるローカルフード中でも、正体不明度では断トツでNo.1に輝くスクイドルアウですが、ローカル住民にはこれを愛する人々が非常に多いようです。タロイモの葉とココナッツミルク、イカまたはタコを混ぜてペースト状にした料理で、見た目は何ですが(笑)、食べてみるとなかなか美味。写真はカネオヘにある「ワイアホレ・ポイ・ファクトリー(Waiahole Poi Factory)」のスクイドルアウです。
ロミサーモン(Lomi Salmon)
ロミとはハワイ語で「揉む」こと。その名の通り、ロミサーモンとは小さく切ったサーモン(鮭)とトマト、タマネギ、長ネギにハワイアンソルトを揉み込んで作る料理です。ルアウでも必ず登場するほか、ハワイアンフードのプレートランチではサイドディッシュとして付いてくることも多いようです。
このまま食べても美味しいですが、塩気が効いているのでご飯にのせたり、ポイに混ぜて食べても美味。写真はヘレナズ・ハワイアン・フードのロミサーモンです。
ポイ(Poi)
タロイモをすりつぶして、粘り気のあるペースト状にしたのがポイ。ハワイアンの主食として古代から食べられている伝統的料理で、今ではハワイアンだけでなく他のローカルも日常的に食べています。写真はロミサーモンと同じくヘレナズのポイです。
酸味があり人により好き嫌いのあるポイですが、慣れてくるとハワイアンフードを食べるときになくてはならないものに感じられてきます。店またはメーカーにより多少風味や粘り気、酸味の度合いに違いがあります。
ロミサーモンやカルアピッグを混ぜて食べる人も多いのですが、ヘレナズによると「ポイは神聖な料理なので、なるべくこれだけで食べて欲しいのが本音」とのことです!
ピピカウラ(Pipikaula)
牛肉(ピピ)にハワイアンソルトを揉みこみ、屋外で天日で干した料理を指す「ピピカウラ」。カウラは「紐」と言う意味だそうです。ビーフジャーキーのように固く作られたバージョンもありますが、本来は外側が乾いていて中は柔らかく仕上がっているものだとか。
こちらヘレナズのピピカウラは甘みのあるタレに漬け込んであり、BBQ感覚で食べられますよ!
ラウラウ(Laulau)
ハワイアンフードの定番「ラウラウ」は、豚肉や魚、鶏肉などを塩で味付けしてタロの葉で包み、さらにティの葉で包んで蒸し焼きにしたもの。ティの葉は食べられませんが、タロの葉は一緒に食べられます。
こちらはまだティの葉に包まれている「タニオカズ・シーフード&ケータリング」のラウラウ。
そして、こちらはティの葉を取ったヘレナズ・ハワイアン・フードのラウラウ。巻かれているタロの葉を中の肉や魚と一緒に食べると美味しいですよ! 編集部員のお気に入りローカルフードです。
チキンロングライス(Chicken Long Rice)
鶏肉と生姜を煮込んで塩で味付けしたスープに春雨を入れて煮込んだ料理「チキンロングライス」は、もともと中国人移民が伝えたものだそうです。さっぱりとしていてスープ感覚で食べられ、ルアウ料理の定番でもあります。ローカルにとっては小さい頃から食べ慣れた家庭の味でもあります。
こちらのチキンロングライスは1950年創業の歴史あるハワイアンフードレストラン「ハイリズ・ハワイアン・フード」のもの。
具に白菜を入れてもよく合います。トッピングとしてネギを散らせば出来上がり!
◎ハイリズ・ハワイアン・フード
Haili’s Hawaiian Foods
場所:760 Palani Ave., Honolulu, HI 96816(パラニとカパフル・アべニュー角)
電話:(808)735-8019
営業時間:火曜~土曜10:00-19:00、日曜10:00-14:00
定休日:月曜
ウェブサイト:https://hailishawaiianfood.com
フリフリチキン(Huli Huli Chicken)
「Huli(フリ」とはハワイ語で「回す」こと。ハワイでドライブしていると、道端によく「Huli Huli Chicken(フリフリチキン)」と書かれた看板を見つけることがありますよね。チャリティーなどの資金集めに使われることの多いこのチキン料理は、回るグリルで照り焼きソースなどを塗りながらまんべんなく焼いたチキンのことを指します。
フリフリチキンはハワイの伝統料理というわけではなく、1950年代に地元の男性がこの方法で調理することを始めて、その後チャリティーの定番料理となったという正真正銘のローカルフードです。現在ではプレートランチ屋さんなどでもメニューを目にすることがあります。
写真はカパフルの「レインボー・ドライブイン」のフリフリチキン。
スイーツ編
ハウピア(Haupia)
ココナッツミルクと、タロイモなどのデンプンやコーンスターチを使って作るプリン状のデザートがハウピア。ぷるぷるした食感と、甘く柔らかなココナッツの味が美味! ケーキやパイのトッピングとして使われることもありますが、このままでも十分美味しいですよ。
写真はヘレナズ・ハワイアン・フードのハウピア。隣にあるタマネギ(スイートオニオン)はハウピアと食べるわけではなく、たまたま同じお皿に置かれただけです(笑)。ちなみにタマネギはアラエというハワイアンソルトをつけて食べます。
マラサダ(Malasada)
ハワイで観光客に最も人気のあるスイーツといえば、もちろんマラサダですよね。ポルトガル移民の子孫がハワイにオープンした店で、同国の伝統的揚げパンを作り始めたのが始まりです。その元祖の店とは、皆さんご存知のカパフルにある「レナーズ・ベーカリー」!
レナーズでは店頭にマラサダは並んでおらず、オーダーした後にキッチンからあつあつの揚げたてを持ってきてくれます。
編集部員のお気に入りは中に何も入れずに砂糖をまぶしただけの「オリジナル」ですが、他にもシナモン・シュガー、甘酸っぱいリヒムイパウダーをまぶしたものや、中にカスタードやドバッシュ(チョコレート)、ハウピアクリームを入れたものも人気。
◎レナーズ・ベーカリー
Leonard’s Bakery
場所:933 Kapahulu Ave., Honolulu, HI 96816
電話:(808)737-5591
営業時間:日曜~木曜5:30-22:00、金・土曜5:30-23:00
ウェブサイト:https://www.leonardshawaii.com
こちらはカリヒにあるローカルに大人気の店「カメハメハ・ベーカリー」の大人気アイテム「ポイ・グレーズド」。タロイモ入りで、中身はきれいな紫色です。表面にかなり砂糖が付いていますが、意外にも甘すぎずに軽く食べられますよ。
◎カメハメハ・ベーカリー
Kamehameha Bakery
場所:1284 Kalani St., Honolulu, HI 96817
電話:(808)845-5831
営業時間:月曜~金曜2:00-16:00、土・日曜3:00-16:00
ウェブサイト:http://www.kamehamehabakeryhi.com
アンダギー(Andagi)
言わずと知れた沖縄の揚げ菓子。正式名は「サーターアンダギー」ですが、ハワイでは「アンダギー」と呼ばれることがほとんど。小さくて丸いドーナッツで、ハワイではお祭りなどの屋台などでもよく見かけます。
アラモアナセンター近くにある日系スーパー、ドン・キホーテ入り口に設置したテントで毎週水曜日のみ営業する「ダ・アンダギー・ガイ(Da Andagi Guy)」では何と4個で$1! 揚げたてあつあつのアンダギーを袋に入れてくれます。外側のサクッとした歯ざわりとほんのり口に広がる甘みがほっとする味です。
ウベ(Ube)
一見ハワイ語のようですが、実はタガログ(フィリピン)語の「ウベ」は、鮮やかな紫色のヤムイモのこと。これをタルトに入れたオアフ島中部ワヒアワの「ウーバー・ファクトリー(Uber Factory)」の「ウベタルト」が今ハワイで大人気。
ワイキキではロイヤル・ハワイアン・センターの「ディーン&デルーカ」でも購入可能です。
◎ディーン&デルーカ・ハワイ
Dean & Deluca Hawaii
ウェブサイト:https://www.deandeluca-hawaii.com
■ロイヤル・ハワイアン・センター店
場所:2233 Kalakaua Ave., B館1階
電話:(808)492-1015
営業時間:毎日7:00-22:00
■ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ店
場所:383 Kalaimoku St.,Honolulu, HI 96815
電話:(808)729-9720
営業時間:毎日7:00-21:00
◎ロイヤル・ハワイアン・センター
Royal Hawaiian Center
場所:2201 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
電話:(808 )922-0588
ウェブサイト(日本語):https://www.royalhawaiiancenter.com
シェイブアイス(Shave Ice)
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日本のカキ氷、ハワイでは「シェイブアイス」と呼ばれています。氷の細かさや食感、フレーバーの種類などが店ごとに異なるので、食べ比べてお気に入りを探してみては? どのシェイブアイス店もシロップの種類や作り方に工夫を凝らしていて、トッピングもアイスクリームやモチ、アズキ、コンデンスミルクなどのから選んで追加できます。
写真はハレイワにある有名なシェイブアイス店「マツモトシェイブアイス」のレインボー・シェイブアイス。量が多いので、2人で分けても十分楽しめますよ!
◎マツモトシェイブアイス
Matsumoto Shave Ice
場所:66-111 Kamehameha Hwy., Suite #605, Haleiwa, HI 96712
電話:(808)637-4827
営業時間:9:00-18:00(感謝祭、クリスマス、元旦休)
ウェブサイト:http://matsumotoshaveice.com
クラックシード
そして最後に登場するのは「クラックシード」。プランテーション時代に中国移民が持ち込み、今の形になったものだそうです。乾燥させた梅やさくらんぼ、レモン、プルーンや、酢漬けしたマンゴーなどの果実に味をつけたものでフレーバーは様々ですが、「リヒムイ(Li Hing Mui)」と呼ばれる甘酸っぱいパウダーで和えたものが特に人気。
日本の駄菓子的存在で、一度食べると病みつきになること請け合い。スーパーやコンビ二にパッケージ入りのものも売られているほか、クラックシード専門店に瓶詰めで売られているタイプもありますので、お試しあれ!
以上、ハワイの住民が日常的に食べているローカルフードの数々をご紹介しました! あなたは幾つ食べたことがありますか? もしまだ食べたことのないものがあったら、次回のハワイ旅行でぜひ試してみてくださいね!
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