元気なマクアリーグの選手に感動
街の風景やランドマークを撮影するという仕事のため、最近は週末になると家族を伴ってオアフ島内の各地を回っています。
この日曜日のことです。ヌウアヌ地区の病院や公園などの撮影を終え、ヌウアヌ通りをダウンタウン方面に向かっていたとき、ホノルル日本国総領事館手前にあるカワナナコア中学校のグラウンドから元気な声が聞こえてきました。
その方向に目をやると、声の主はソフトボール選手にしてはちょっとお年を召した方たちばかり。でも一見しただけで「昔やっていたな」と元リトルリーグの夫をうならせる力強いプレーで、「観ようよ」と意気投合。近くの路上に車を停め、元気な声のするグラウンドに向かいました。
「うまい!」
投げるのも、打つのも、キャッチも。ただ走るのがちょっとスローなのですが、みなさんかなりハイレベルです。
こちらのカワナナコア・プレイグラウンドは「マクレ・ソフトボールリーグ」の練習場として60年以上前から利用されているようです。ちなみに「マクレ」とはハワイ語で「高齢者」のことで、このリーグの選手はみな年齢60歳以上ということです。母の日を除く毎週日曜日に練習しているそうですよ。「母の日以外」というのが、おかしいですね。やんちゃな彼らも、奥さんには頭が上がらないのかな。
見たところ、80代とみられる選手もかなりいらっしゃいます。「セーフ」「いやアウトだ」と本当に楽しそう。ニックネームで呼び合っているのもステキです。「ナイスプレー、ボーイ」って。「ボーイ」です!
邪魔にならないように遠くから望遠レンズで撮影しました。シャッターチャンスばかりで、わずかの間に何十枚も撮ってしまいました。家に帰って画像を眺めていると、温かい幸せな気分になりました。
ユナイテッド・ヘルスファウンデーションが今春に発表した「米国ヘルス・ランキング・シニアレポート」によりますと、ハワイに居住するシニアはミネソタ州に次いで国内では2番目に健康であるということです。
マクアリーグの元野球少年たちを見ていると、その結果も納得できます。
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