ホノルル市庁舎周辺はいま、美しいクリスマスイルミネーションに包まれています。
このイルミネーション、毎年クリスマスツリー周辺の飾りがちょこっと変わる程度で、それほど大きな変化はないのですが…
ただ今年は水道局の前のイルミネーションが、いつもと違っていました。
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アラパイストリートをベレタニア通りで左折すると、すぐ右側に水道局の建物が現れます。毎年この建物の前のイルミネーションは、雨が降って傘が開いて、雨が止んで傘が閉じて…というのと、雨が降って花が咲いて、雨が止んで花がしぼんで…という2パターンが多かったのですが、今年は傘のイルミネーションの下になにやら文字が見えます。
実は昨晩、車で横を通ったときに、「ママ、あれどういう意味だろ?」と娘に訊ねられて気がついたのですが、「マハロ(ありがとう)、シェリル」の文字を目にし、「あのことだ〜」と思わずウルウルきてしまいました。
クリスマスツリー点灯式前日の地元新聞の1面トップ記事に、このシェリルさんのことが書かれていました。
シェリル・スズキさん(61)は今年で勤続32年の水道局職員です。グラフィックデザイナーとして20年以上前から、クリスマスパレードに登場する華やかな水道局のトラックの装飾や、クリスマスデコレーションに携わってきたそうです。
そのシェリルさんですが、今年いっぱいで惜しまれながら引退します。筋肉が徐々に衰えていく病気をわずらい、車いす生活を強いられているため、早期の引退を決意したということです。
シェリルさんはこれまで一度も自らが装飾を手掛けたトラックに乗ったこともなければ、パレードに参加したこともありません。同僚たちがパレードから戻ってきたらすぐに清掃に取りかかれるように、いつもオフィスで待機していたそうです。
今年のクリスマスパレードでは、シェリルさんの労をねぎらい、また感謝の意を込め、同僚たちの強い希望でシェリルさんに初めてトラックに乗ってもらったということです。
水道局前に設置された、雨傘のクリスマスライトの下の「マハロ、シェリル」は、縁の下の力持ちに徹した彼女への、同僚たちからの感謝のメッセージなのです。
マハロ、シェリルさん。長い間本当にお疲れさまでした。
キョーコ said on 2014年12月12日
3家族12人のハワイ旅行、いいですね〜。日本に帰ってからみんなに楽しんでもらおうとバルコニーを飾ったというのがなんともステキです。Happy Holidays!
匿名 said on 2014年12月11日
20数年前2回目のハワイ 義父がどうしても孫たちにハワイのクリスマスを見せてやりたいと言ってくれ3家族12人のグループで初めての雪のない寒くないクリスマスイルミネーションを楽しみました
通りやホテルの飾りつけはもちろんのこと家の周りやバルコニーの飾りつけに感激し
それ以来我が家もマンションのバルコニーから外を歩く皆さんに楽しんでもらえるように飾りつけを始めたのです
そのころの日本では画期的だったんですよ そんなことをなつかしく思い出しました
どうぞ素敵なクリスマスをお迎えください